土曜日, 5月 15, 2021
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桜の開花と宇宙天気キャスタ 《食う寝る宇宙》83

【コラム・玉置晋】今年はコロナ禍だったこともあり、お花見は犬の「べんぞうさん」とのお散歩で終わってしまいました。茨城県では3月下旬に満開となり、4月上旬には葉桜になっております。最近の桜の開花は随分早くないですか? 僕が小学校に入学した時(1985年4月)の思い出は、入学式では桜はつぼみ、数日後に教室から見た校庭の満開の桜があまりにきれいで、よく覚えています。

気象庁のデータベースから茨城県水戸市の桜開花日グラフを作成しました。

僕が小学校に入学した1985年、水戸市の桜の開花日は4月7日でした。水戸市の小学校の入学式は4月6~8日となりますので、入学式の桜はつぼみだったという僕の記憶は確からしいことがわかりました。

また、年により開花日にはバラつきがあって、僕の一つ上の学年(1984年入学)は4月20日が開花日で、一つ下の学年(1986年入学)は4月10日が開花日でした。もしかしたら、入学年によって入学式の思い出の風景が異なるのかもしれませんね。

次に大きな特徴として、1990年代以降の桜の開花日は3月に多くなっていることがわかります。茨城県の小学校に入学された、現在35歳以下の方の入学式の思い出は緑の若葉なのではないでしょうか。

月や火星から開花便りが届く?

テレビで桜の開花情報を伝えているのは気象キャスタです。開花情報と気象には密接な関係があり、季節の変化など、総合的な気象状況の推移を把握するのに、桜をはじめとした「生物季節観測」が気象庁により行われてきました。

僕が所属しているABLab宇宙天気プロジェクトでは、「宇宙天気キャスタ」の育成について検討しています。まずは、現在すでに気象キャスタとして活躍している方が、地上天気から宇宙の天気まで解説することを想定しています。2025年の太陽活動極大期に向けて、宇宙天気キャスタが生まれていくことでしょう。

そして将来、月や火星から開花の便りが届くことを期待しています。(宇宙天気防災研究者)

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