日曜日, 7月 3, 2022
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「学用品 用意できるか不安」ひとり親家庭から声相次ぐ 土浦食料配布会

【崎山勝功】コロナ禍で生活に困窮するひとり親家庭や学生などを支援しようと、土浦市内で6日、2回目の食料配布会が開かれた。ひとり親家庭の声を拾った。

市民団体「コロナに負けるな!つちうら食料支援プロジェクト」が同市中村南の三中地区公民館駐車場で開いた。「第2回学生・ひとり親支援 食料・日用品無料配布会」には親子連れなど約50人が集まった。

土浦市内の接客業女性(32)は、小学4年(10)と2歳の男の子(2)を連れて来場し、コメや日用品などを受け取った。コロナ禍による営業自粛の影響で収入が減少した女性は「子どもが4月から新学期を迎えるので、学用品を新たに用意できるか不安」と訴えた。

別の女性(33)は、5年前に感染症の後遺症で働けなくなった。中学1年の男子(13)を筆頭に小学生、保育園児など6人の子どもを抱え、市内の借家で生活保護を受けながら計7人で生活している。子どもたちが成長期のため「食費や光熱費の出費が大変」と話す。女性は運転免許証を持っていないためなかなか就職できないという。

40代後半の介護職員女性は、仕事で腰を痛め昨年から休職している。収入は休職前より約4割減少した。息子(20)と小学6年の娘(12)がおり「娘がいるので、お米や生理用品などの消耗品がもらえて助かった」と話した。

市内の自営業女性(65)は「リラクゼーションの店を経営しているが、(県独自の緊急事態宣言などで)収入がほぼゼロだった」。女性は持続化給付金を申請したが、光熱費など固定費の出費が大きく、減収分を補うには至っていない。

「近所のおばちゃんから(無料配布会の)チラシをもらった」という事務職女性(40)は「収入は減ってない」としながらも、昨年3月から5月の休校期間中は子どもの食費の出費がかかったと言い、「お米や野菜、生理用品をもらえるのがありがたい」と語った。

ボランティアスタッフの1人は「以前から生活に困窮していたひとり親家庭世帯などが、コロナ禍を契機にさらに困窮するようになっている」と解説する。

会場で食料無料配布のボランティアをしていた、つくば国際大学4年の女子学生(23)は、前回の配布会で野菜など食料品を受け取った。女子学生は「自分が(食料を)もらったのを還元していきたいと思った」と、恩を返す気持ちで参加をしたと話した。

配布会を主催する同プロジェクトの長坂法子さん(74)は、前回の参加者から人づてに紹介され来場した人がいる例を挙げ「必要としている人たちがいれば応えていきたい」と、今後も継続して開催できるか検討する考えを示した。

◆14日につくばで「子育て応援フードパントリー」 つくば市内で子育て家庭などを支援する「つくば子ども支援ネット」は、14日午前11時から午後4時までの間、食料品などを無料で配布する「子育て応援フードパントリー」を実施する。事前申し込み制で、配布会場は申込者に連絡する。先着80世帯。申し込み方法は、つくば子ども支援ネットのLINE公式アカウントを友だち追加して、トークで「314」と氏名を送信する。または事務局電話(070-4451-6328)でも受け付けている。詳しくは「つくば子ども支援ネット」公式サイトまで。

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