金曜日, 1月 22, 2021
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《つくば法律日記》14 時代の変化を楽しむ

【コラム・堀越智也】正月に小学3年生のおいっ子が実家に遊びに来て、乗るだけで腹筋が鍛えられる機械で遊んでいた。古き時代の野球部だった僕は、若いうちから楽して腹筋を鍛えていいのだろうかと、一瞬思った。しかし、僕らの時代にも、つらく苦しい「うさぎ跳び」はやらない方がいいと言われていた。最近は、僕らが教わった腹筋の鍛え方も否定する意見があるらしい。

昔は、正月に親戚の子どもが集まれば、かるたやトランプをしていたが、最近はやらないし、小3のおいっ子も携帯のゲーム機に夢中である。そこで、僕は部屋に閉じこもり、昔は当たり前だったが今は否定されているものを、できる限り思い出してみた。

まず聖徳太子。小学生のころ、絵まで描かされ、あれだけすごい人物だったと教えられたのに、今は、実在しなかったわけではないが、教科書で教えられたように、いろいろなことを成し遂げた事実はないということになっている。1万円札や5千円札になったことも、誤解に基づく結果ということなのだろうか。

歴史つながりで言うと、大河ドラマにこれから出て来る本能寺の変は、僕らが教科書で習った事実とは違うような見解が主張されている。まだ何が真実か明らかになっているわけではないが、教科書には、はっきりと明智光秀が本能寺の変を起こして、織田信長を討った旨の記載がある。光秀に大勢が味方して信長を討ち、その後、豊臣秀吉に大勢が味方して光秀を討つという、昔教わった人間関係がイメージしにくいので、早く真実が明らかにならないかと思っている。

債権法・相続法も大幅改正

今でもたまに話題になる未確認飛行物体(UFO)。昔は、UFOを呼べますという人が現れ、民放テレビのゴールデンタイムにUFOを呼ぶ番組があった。しかも、番組の最後に本当に呼べたかのような場面もあり、今そのような放送をしたらまずいことになるのではないかというくらい、UFOは人気のコンテンツだった。

最近、UFOが取り上げられることが減ったのは、科学が発達し、人間が宇宙に頻繁に行くようになり、さすがにないのではと思われるようになったのだろう。僕も、空を見ている時間が長い天文学者や気象予報士に、UFOを見たと言っている方がほとんどいないと知り、UFOはないのではないかと思ってしまう。

やっと法律の話になりますが、法律も学生時代に習ったものから別のものに移りゆくもので、最近、民法の債権法と相続法が大幅に改正された。成人の年齢も変わることになっている。そして、判例も変更される。古い判例を理由に裁判を起こしたら、大変なことになる。

僕が司法試験の勉強をしていたころに比べ、世の中が変化するスピードはますます速くなっている。そんなことを思い、時代の変化に前向きについていこうと、買いあさった本の山に囲まれ、明智勢に包囲された信長のように、是非に及ばずと思いつつ、今年の計画を立てる令和3年1月。(弁護士)

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