【伊藤悦子】つくば市吾妻の古書店、ブックセンター・キャンパス(岡田富郎店主)で「双六(すごろく)のいろいろ」が開催されている。ショーケースに展示されているのは、江戸、明治、大正、昭和のすごろくの原本や複製合わせて23点。
すごろく(絵すごろく)は、複数のコマに区切られた紙の上を、さいころを振って出た目の数だけをコマ進めて、上がりを競う遊び。江戸時代の初期から出版されていたといわれている。
すごろくで時代がわかる
展示中の「東海道名所記新板道中双六」は、江戸時代のすごろくで、歌川豊国によって描かれた。日本橋を振り出しに、東海道の名所の絵が描かれたコマを進み、京都が上がりとなっている。
そのほか江戸時代のお伊勢参りの様子がわかる「新板伊勢参宮廻(まわり)双六」や、明治時代の子どもたちの勉強に使われていた「東京小学校教授双六」などが展示されている。
ブックセンター・キャンパスのスタッフは「今まで仕入れて集まってきたすごろくを、お正月のタイミングで皆さんに見ていただきたいと思った。時代ごとの流行りや世相もすごろくから読み取れるので楽しんでほしい」と話した。

すごろくはショーケースに入っているが、申し出れば外に出して間近で見ることもできる。「ショーケースに展示しきれなかったすごろくもあるので、見たいときは気軽に声をかけて」と呼びかけている。
◇「双六のいろいろ」 2021年1月14日までブックセンター・キャンパス(つくば市吾妻3-10-12。営業時間は午前10時~午後4時。火曜日定休。電話:029-851-8100)