【高橋浩一】第73回秋季関東高校野球県大会決勝が4日、ひたちなか市民球場で行われ、鹿島学園が常総学院を4-3で下し初優勝を果たした。鹿島は延長11回、船田流斗が左中間にサヨナラ2ベースを放ち試合を決めた。
常総は今年7月、島田直也監督が就任し、3連覇を目指したが成らなかった。ただし決勝に進出したことから、関東大会出場は決まっている。
決勝で常総は3点を追う3回、相手エラーを足掛かりに攻め、満塁とした。4番青木良弘がセンターへ2点タイムリーを放ち、2-3と1点差に迫った。7回には2死から3連打で3-3の同点とした。
しかし以後は鹿島の薮野哲也投手に抑えられ、得点に結びつけることができなかった。延長に入り、11回2死後、連打を浴び、力尽きた。
常総学院の島田監督は「全体的に守備、走塁のミスが多過ぎた。僕の指導不足だった」と悔しがった。関東大会は、打撃は悪くないが、守備、走塁の状況判断ができていないのが課題と話した。
田邉広大主将は「昨日の試合で藤代に勝って関東大会出場が決まったので、油断が出てしまって気持ちが緩んでしまった。関東大会ではセンバツ出場を目指し1戦1戦勝ち抜いていきたい」と話した。