日曜日, 1月 17, 2021
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《つくば法律日記》12 スポーツの意義 「体育の日」のこと

【コラム・堀越智也】皆さんは、日ごろスポーツの意義を考えることがあるでしょうか。あるとしたら、どんなときでしょうか。僕の場合、好きなプロ野球のチームが不甲斐(ふがい)なく負けたときに、なんで大の大人がボールを投げたり打ったりする遊びみたいなものを真剣に見て時間を使ってしまうのだろうと、後悔とともに考えます。そして、それを何年も繰り返しています。

ところで、国民の祝日に関する法律の改正により「体育の日」が「スポーツの日」という名前に変わり、しかも今年は10月の第2月曜ではなく、7月24日だったことをご存じでしょうか。僕は知りませんでした。だって、いつも使っているgoogleカレンダーには、7月24日になってはいるけど、「体育の日」と書いてありましたから。

体育の日は、もともと1964年の東京オリンピックの開会式の日にちなんで10月10日でした。それが、国民の祝日に関する法律が改正され、10月の第2月曜になりました。いわゆる「ハッピーマンデー法」というやつです。

そして今回の改正では、体育の日という名前だと学校の授業が連想されるため、老若男女に広く親しまれるようにと「スポーツの日」という名称に変更されました。さらに今年は、東京オリンピック・パラリンピックの開会式が7月24日ということで、例外的に7月24日に移動したのです。

そのため、10月の第2月曜は休みではありません。ご注意ください。また、東京オリンピック・パラリンピックが来年に延期されたので、来年も7月23日がスポーツの日になる予定です。

阪神・大山選手のホームランが見たい

最近の法律は、作られるときも改正されるときも、たいてい目的がはっきり定められます。内閣府の発表によると、今回の名称変更の目的は「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」だそうです。

スポーツの意義は、人それぞれであると思いながらも、それはそれで納得ですが、冒頭に述べたように、僕が好きなチームが不甲斐なく負けても、また応援してしまうスポーツとは何なのか―という疑問に答えられてない気がします。

簡単な打球を何度もエラーして、その数が12球団ワーストになるのを見ている、そんな僕には、近代オリンピックの創始者クーベルタンの「勝つことではなく参加することに意義がある」という言葉も、背中に染みるはずもありません。

それでも、阪神タイガースの大山悠輔選手がホームランをかっ飛ばし、球場に六甲おろしが響き渡ってチームが勝つと、そんなもやもやも吹っ飛び、また見たいと思います。法律では語り切れないスポーツの意義が、そこにある?

つくば秀英高校出身の大山選手がホームラン王になって、この「NEWSつくば」や「ラヂオつくば」に出てもらうことを願う2020年10月。(弁護士)

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