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高校生ボランティアが元気を発信 土浦駅前・県南生涯学習センター

【伊藤悦子】日ごろ高校生ボランティアに、学習と活動の場を提供している茨城県県南生涯学習センター(土浦市大和町)が、withコロナの時代に新基軸を打ち出した。まずはビデオ会議ツールを利用した「ヤングボランティアオンラインセミナー」を開催したところ、従来のボランティア講座を大幅に上回る参加者を集め、弾みをつけて次なる発信に歩を進めている。

同セミナーは8月30日、オンライン開催した。新型コロナの影響から、問い合わせがあっても高校生にボランティア活動の場を提供できない状態で同センターは対応に苦慮。2012年から行ってきた高校生向けに行ってきたボランティア講座の開催も困難になっていた。

今回は、講師に『旅キャリ』代表武田直樹さん、ゲストスピーカーにタイ在住の森本薫子さん、筑波大学学生グループ盆LIVE実行委員会を招いた。オンラインにすることで、タイに住むゲストスピーカーとも中継を繋ぐことができた。参加した高校生は73人。昨年度対面で行った講座の32人を倍以上上回った。企画を担当した同センターの杉浦彰子さんによれば、「オンラインにしたことで守谷市などからも参加があった」そうだ。

講座に参加した生徒たちからは「オンラインセミナーは初めての経験でとても貴重な時間を過ごせた」「興味深い話がたくさん聞けたので、また機会があったら参加したい。ボランティア活動にも参加してみようと思う」などの感想が寄せられているという。

高校生が作るマスクケース介しQ&A

「オンライン講座に参加して話を聞いて面白かっただけでなく、こんなときだからこそできるボランティア活動をしてもらいたい」と杉浦さんは次の手を打つ。「土浦駅から元気発信プロジェクト」の企画だ。

オンライン講座に参加した生徒が、自宅でクリアファイルを使ったマスクケースを1人7、8個ずつ、合計400個を作成する。マスクケースには高校生からのメッセージとQRコードが付いており、読み取ると同センターのサイト、夢を語る高校生と応援する大人の非対面の対話の場「夢追(ゆめつい)Yume-tui」につながるようになっている。

高校生のメッセージとQRコードが付いたマスクケース

サイトには、「高校生から大人への質問」が匿名で掲載されており、読んだ大人も匿名で回答することができる。同センターが大人からの回答をサイトに掲載することで、高校生が読むことができる。直接は会わなくても「高校生は大人に質問をする、大人は質問に答えることができる」という仕組み。

杉浦さんは「会えなくても土浦駅前から元気を発信したい、こういうときでも夢を語り合っていける環境を作りたいと考えた。高校生が自分にロールモデルになりそうな大人を見つける機会にしたい」と意気込む。

マスクケースは駅ビル「プレイアトレ土浦」(同市有明町)3階、ステーションロビーのカフェ「SLOW JET COFFEE Cookie(スロージェットコーヒークッキー)」に9月18日から設置する。「レストランなので、マスクケースがあると便利だと思う。目にしたらぜひ手に取ってQRコードも読み取って欲しい。高校生のメッセージを読んで元気になってもらえたら」と語っている。

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