月曜日, 3月 9, 2026
ホームスポーツ【夏の高校野球県大会】初日 土浦勢は土浦二が初戦突破

【夏の高校野球県大会】初日 土浦勢は土浦二が初戦突破

2020年夏季茨城県高等学校野球大会が11日開幕。初日は土浦市から3チームが出場した。土浦二は石岡商・潮来・竜ケ崎南・神栖の四校連合と対戦し6回コールド勝ち。18日の2回戦では優勝候補の霞ケ浦とぶつかる。土浦三は麻生に、土浦工は江戸川取手にそれぞれ敗れ、1回戦敗退となった。

逆転から一気に突き放す

【池田充雄】土浦二は2-3と1点ビハインドで迎えた4回表、堀越岳と小松崎拓馬の連打でまずは同点。その後1死満塁とすると、佐藤耕平が救援投手から四球を選んで逆転に成功。5・6回も大量得点で突き放した。小松崎主将は「最初は先発投手の球に合わず、自分たちのペースが出せなかったが、あわてず全員の力でコールドにもっていけた」と、チームの結束力を誇った。

先発の長峰光は初回3被安打で3失点したが、2~5回はテンポのよい投球で2被安打無失点、抑えの佐藤につないだ。「初めての公式戦先発で、最初は思うように腕が振れなかった。打線の援護をもらってからはリラックスし、野手の前に凡打を打たせることができた」と長峰は、大役を無事に終えて安堵の表情。

6回表、堀越がこの日2本目の三塁打を左中間に放つ。堀越はこの日3安打3打点の活躍=同

坂本武司監督は「特別な大会なので3年生を主体にしたが、練習の成果を出してくれた。長峰は5回を無四死球で成長した姿を見せ、打線も打つべき選手が打ち、後半は1年生にも公式戦を経験させることができた」と話し、次戦にも全力で挑む姿勢を見せた。

最終回に意地も及ばず

【池田充雄】「三高の看板を背負って何もせず終われない。最後まであきらめずよく頑張ってくれた」と松浦三喜男監督。0-5で迎えた最終回、土浦三が意地を見せた。先頭から4人が連続出塁し、渡辺の三塁打など3安打で4点をもぎ取り、なおも2死一塁とチャンスをつなぐが、あと1点が届かなかった。最後の打者となった宮城優斗は「ボールだと思って見送った球で三振になり、頭が真っ白になった。自分がしっかり決められなくて悔しい」と涙をぬぐった。

9回表、渡辺が左翼へ適時三塁打を放つ=同

起塚怜主将は「相手の左投手を攻略できず、ミスから失点を重ねてしまった。それでも最後まで諦めず食らいつけたことは、今後にもつながると思う」と振り返り、「開催できるかどうかも危ぶまれたが、同じ学年のみんなでこの大会に臨めてよかった。こういう大変なときだから得られることもある。それを後輩たちにも学んでほしい」と後を託した。

エースが投げ切る

【高橋浩一】土浦工は毎回得点を許し、5回コールド負けを喫した。小林悟樹監督は「練習不足で練習試合も雨で流れ、ぶっつけ本番だったのでミスはある程度覚悟していた。それでも零封ではなく四球をもらいヒットも5本出たので、能力的にはそれなりの結果が出せたと思う」と感慨深げ。一人でマウンドを守ったエースの野島聖良については「上の代がいなかったので1年の秋から主将をやり、いろいろ苦労もあったと思う。投げ込み不足はあったが、思いきり投げてくれた」と評した。

力投した土浦工の主戦・野島=ひたちなか市民

野島は「最後まで投げられて満足した。力は出し切った。夏の大会が中止と分かった時は唇をかんだが、状況を受け入れるしかないと思った。開会式や応援もなかったけれど、こういう形を作ってくれた高野連には本当に感謝している」と振り返った。

チームはコールド負けはしたものの4点を奪い、無得点だった昨年との違いを見せることができた。「バッティングの強化や筋トレの成果もあり、打球に速さや強さが出た」と野島。2年生の市塚航太は「チーム初ヒットを打ててうれしかった。チーム全体で声も出せていたし、来年は守備を高めていきたい」と先を見据えた。

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私学の授業料無償化の波紋《竹林亭日乗》38

【片岡英明】2026年度から、私立高校生に年間45万8200円の就学支援金が支給される。これに伴い、授業料は月約3万8000円軽減される。入学金や施設費などの支出もまだあり、無償には遠く、今後の課題もあるが、私学への入学者が増えると予想される。しかし実際のところ、私学では入学者確保に危機感が高まっている。そこで今回は、授業料軽減が入試に与える波紋について考えたい。 中学卒業者600人減、県立志願者1300人減 今年の県内中学卒業者が昨年比637人減の2万4555人になった中、全日制県立高の志願数は昨年より1344人減った。なぜ、卒業生減を超える受験者減が生まれたのか? 私学の推薦枠が24校で3300人と昨年より500人増えたので、県立減少分の多くが私学推薦に移ったともいえる。一方で、私学一般入試は1000人減となった。 このほか私学一般入試での単願入学や、併願合格から単願への切り替えも、私学入学者増に寄与しているようだ。ここまでは、就学支援初年度の動きとして想像できる。 では、今年の県立高入試はどうか。県立高84校1分校の志願状況を見て、多くの人が驚いた。定員を超えたのは進学校を中心に37校(昨年は50校)で、多くが定員割れだった。それに伴い、不合格者数は1016人(昨年比715人減)で、合格発表後の私学への入学手続数減が予想され、私学関係者の間に激震が走っている。 私学入試での推薦500人増と一般1000人減から、受験者や保護者が早めに安心できる高校の合格を確保したいとの希望も見える。就学支援金の初年度に、私学の推薦増と県立高の志願者減、それに伴う県立発表後の私学への手続き減という、3つの波が生まれた。 そのため、県にとって県立高の「魅力アップ」が重要課題になり、一方で私学は授業料が安くなった初年度の推薦増がこれからも続く学校にしなければならないと、公立も私立も魅力向上の必要性を感じる事態となった。 県立高の定員割れをどう見るか? 毎年、いくつかの県立高を訪問し、その高校の魅力と伸びる可能性を感じてきたので、今年の定員割れは残念である。私学への就学支援金初年度の定員割れは、受験生たちの「もっと学校の魅力を教えて」という叫びと考えたい。 公私の授業料格差が小さくなった今、進学実績やスポーツだけでない、生徒の日常の学び・青春・進路などの魅力を、地域と連携しながら伝える公私の学校づくりが必要になった。教職員一人ひとりが、我がこととして学校の魅力を語る時代になった。魅力ある学校づくりのために、学校改革に精を出していたころの読書ノートからの抜き書きを下に紹介し、現場教師を励ましたい。 「良い物はその良さが知られなければならない。知られてこそ良い物が良いものとして生きる」(「男たちの経営」城山三郎著、角川文庫)、「新しくできた競合店にお客を取られるということは、競合店ができる前からそういうところがあったからに他ならない」(「商売の原点」鈴木敏文著、講談社)。(元高校教師、つくば市の小中学生の高校進学を考える会代表)

店頭など44カ所にミモザ飾る セキショウグループ 8日は国際女性デー

3月8日は国際女性デー。関彰商事(本社・筑西市・つくば市、関正樹社長)は6日から、同社オフィスのほか、グループ企業のガソリンスタンド、自動車販売店など県内外44カ所のオフィスや店舗に、黄色いミモザを使ったフラワーアレンジメントを飾っている。 国際女性デーは「ミモザの日」とも呼ばれることから、さらなるジェンダー平等の社会実現を願い、国際女性デーに合わせて実施する。2021年から毎年飾っており、今年で6年目になる。 同つくば本社総務部総務課の斉藤弘美主任は「ミモザはイタリアでは女性への感謝を表現する花とされている。国際女性デーに合わせてミモザを社員の目につくところに置くことで、感謝だけでなく、男性社員と女性社員双方が日頃支え合って業務が成り立っていると思うので、そういうものをミモザを通して感じていただけたら。関係性が良くなることで男性社員も女性社員も働きやすい関係が整えられて、事業がうまく回って進めていけるきっかけになれば」と語る。 同広報部広報課の石井雅也さんは「各拠点44カ所にミモザを飾ってあることが、社員同士だけでなく、社員とお客様の会話のきっかけとなり、『どうしてミモザなんですか』などの会話から、女性活躍に関する理解が深まるきっかけになったらすばらしいことだと思う」と話している。 国際女性デーの8日にはミモザを飾ってある店舗で女性の来店客を対象に、ガソリンスタンドでは花の種、自動車販売店ではミニハンドクリームを先着順でプレゼントするという。 同社は、採用、労働時間、多様なキャリアコース、管理職比率など女性活躍の取り組みが優良だとして、2016年に厚労省から「えるぼし」の三ツ星認定を受けている。同社の女性役員は現在3人(昨年は2人)、管理職は23人(同21人)。 国際女性デーは、国連が定めた女性の社会参加を願う日で、イタリアではミモザの日と呼ばれ、女性に感謝を込め、幸福の象徴であるミモザが贈られている。