木曜日, 7月 23, 2026
ホームスポーツ【高校野球代替大会】常総 佐々木監督に聞く2 バッティング感覚にズレ

【高校野球代替大会】常総 佐々木監督に聞く2 バッティング感覚にズレ

【伊達康】県高校野球代替大会が11日から始まる。優勝候補筆頭、常総学院の佐々木力監督にインタビューした。2回目はチームの状態について聞いた。

ー現在のチーム状況について伺います。空白期間の影響でバッティング感覚のズレが生じているとのことでしたが、練習試合でもあまり快音は出ていないのでしょうか。

佐々木 もともと今年は守備中心の投手力のチームだったので、冬場にどれだけ打ち込んだりトレーニングをしたり、また春先から生きたボールを打って打線を上げていくかというのが夏へ向けてのテーマだったんですけれども、それができませんでした。

その分、今まさに巻き返しをかけているのですが、感覚が戻ってきている子と戻ってこない子がいる。打順を入れ替えながら、また新戦力も見極めながら夏の代替大会のメンバーを組んでいこうと思います。

ー秋は飯田徹選手が4番を打っていましたが、飯田選手も調子を落としていますか。

佐々木 飯田もちょっとズレがあります。本来、気持ちがぶれるような子ではないのですが、春の大会がないとか、夏の甲子園がないとか、そういうショックを引っ張っていたような感じがします。

また、飯田だけではなくて何人かは大学進学という面で、大学のスカウトさんが県外に出られなくて見に来てもらえませんでした。こちらから行きますといっても「それはできないんだ」と断られる。そういった状況ですから、思う通りの進学先から良い返事をもらえていないということもあります。甲子園もない、進学先もうまく決まらないという状況で、何人かの選手は尾を引いているのではないかなとも思います。

2013年にエースとして甲子園8強入りを果たした飯田晴海投手(現日本製鉄鹿島)の弟・飯田徹が4番に座る=同

Wエースは上々の仕上がり

ー甲子園も地方大会も中止となった中で、茨城県は代替の大会を開催する運びとなりました。大会に向けて練習試合を重ねられていますが、言える範囲で、最近どのチームと練習試合を組んで、内容はどうだったかなど、知りたい高校野球ファンがたくさんいると思うので教えていただけないでしょうか。

佐々木 一昨日(6月27日)の学法石川戦では先発の一條が3回を持たずに6点を取られました。今まで試合を重ねてきて初めてこんなに打たれたもので、非常にショックを受けていましたね。

でも翌日の聖光学院戦ではお互いにベストメンバーで組んで、一條が2連投ということで先発しましたが、6回をピシッと抑えてくれました。

7回から遠藤にスイッチして、遠藤が一、二塁のピンチをつくって1回を持たずに菊地をマウンドに上げたのですが、菊地が抑えて結局完封リレーとなり2対0で勝ちました。

一條はそんなに天狗になるような子ではないのですが、いろいろとプロからも注目されて、新聞や雑誌に取り上げられて進路のことも悩んだようです。

大会直前の今が一番悩む時期だし気持ちが浮つく時です。このタイミングで打たれたのもよかったのかなと思います。聖光学院戦は見違えるような感じで投げてくれました。

最速144キロを誇るプロ注目右腕・一條力真=同

細かい常総野球へと回帰

ー菊地竜雅君と一條力真君をはじめとしたプロ注目投手がおり、今年も常総の戦いぶりが注目されます。チーム全体としてはどのような仕上がり具合になっているでしょうか。

佐々木 練習試合を重ねるたびに良くなってきていると思います。バッティングでもピッチングでも一番大事な粘りが出てきている。

ピッチングであればファウルボールで相手に粘られてもフォアボールを出さない。逆にバッティングであればファウルボールで粘ってフォアボールを取る。そういうのがちょっとずつ増えてきています。

去年のチームのような破壊力のある打線ではないものですから、長打はなかなか望めないので、以前の常総がやっていた細かい野球を少しでも展開できればと思っています。やっぱり3年生ですのでその辺は体に染みついていて、毎試合こちらが求めるプレーが出ています。

ー三輪拓未選手(2年)が秋はショートのレギュラーで大活躍していました。最近は練習試合に出ていないようですが。

佐々木 三輪は今故障しているんですよ。この頃の練習試合はダブルヘッダーだと午前中には3年生のチーム同士で、午後からは1、2年生の秋のチーム同士でという日程で組んでいます。ですから三輪は秋のチームの方でDH(指名打者)やファーストをやっています。やはり秋には中心になってくる選手ですので。当然ベストの状態であれば夏の代替大会でベンチに入ってくるのではないかと思います。

続く

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