【鈴木宏子】土浦の冬の風物詩「水郷桜イルミネーション」が16日夕方、霞ケ浦湖畔の同市大岩田、霞ケ浦総合公園風車前広場で点灯した。高さ25メートル、直径20メートルのオランダ風車が光で彩られ、花火、ハス田、帆引き船、桜など土浦の風物が計約24万5000球のLEDで浮かび上がった。
今年で8年目。市民と企業有志でつくる「水郷桜イルミネーション推進委員会」が毎年実施している。今年は新たに、色合いが刻々と変化する1000輪のバラのアーチが風車南側にお目見えした。
同日午後5時から点灯式が催され、同推進委の広瀬英敏共同代表は「今年で8年目となるが、土浦自慢の地域資源をモチーフに湖畔を彩る水郷桜イルミネーションは、いまや土浦の冬の風物詩として定着している。霞ケ浦総合公園がより魅力的になり足を運んでいただければ」とあいさつした。
点灯のスイッチが押されると、詰め掛けた大勢の市民から「すごい」「きれい」などの歓声が次々に上がった。
点灯式前に催された、声優でいばらき大使の安達勇人さんのライブを見に、笠間市から長女と2人で訪れたパート窪田真由美さん(60)は「子供たちが小さい頃、風車を見に来て以来25年ぶりに来た。イルミネーションがこんなすごいとは思わなかった。来てよかった。感動」などと話し、光のアートに見入っていた。

同イルミネーションは来年2月16日まで点灯する。点灯時間は午後5時~9時。事業費は同推進委の協賛金約505万円と市の補助約640万円の計1145万円。
21日からは「土浦ウインターフェスティバル」が催され、土浦駅西口周辺や東口でもイルミネーションが点灯するれる。同フェスは来年1月31日まで。