国内外のアーティストが筑波山麓で制作した作品を展示する「つくば国際アーティスト・イン・レジデンス」が、筑波ふれあいの里(つくば市臼井)で開催中だ。5回目を迎えた今年は、フランス、スペイン、韓国など10カ国14名のアーティストによる個性豊かな作品が野外展示されている。最終日の26日には舞踏家の田仲ハルさんによる舞踏パフォーマンスも開かれる。
つくば市などで文化振興活動に取り組む「つくばアートセンター」が主催。10月下旬に来日したアーティストがつくば市小田の古民家に滞在しながら、筑波山麓の自然やそこで見聞きしたものから受けたインスピレーションを元に制作した作品を展示している。また市内の放課後等デイサービス「アライズたいよう」と「たいようの子」、障害者支援施設「ORION」の3団体がアーティストと合作した作品もある。
筑波山で拾った錆びついたトタン板を木立のようにした作品からは、静かな森の風景が浮かび上がるよう。また川に向けた竹筒からせせらぎの音を聞けるようにした一点や、輪切りにした竹を組み上げて立方体の草庵(そうあん)にしたものなど、個性あふれる作品が目を引きつける。
同展キュレーターの池澤孝さんは「(来場者には)自然とアートの関係性に気づいてほしい」と述べ、つくばアートセンター代表の篠原光子さん(54)は、「これだけ素晴らしいアーティストがいることを一人でも多くの人に知ってほしい。そして芸術が特別なものではなく、生活の中に色や形が自然にある環境をつくっていきたい」と話している。(大志万容子)
◆同展は26日まで。入場無料。最終日のクロージングパフォーマンス「 ― 羊飼いの歌 ― 」は、午後2時から筑波ふれあいの里で。

