日曜日, 7月 3, 2022
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江崎賞に有機半導体の染谷東大教授 つくば賞は物材機構の廣崎フェロー

【相澤冬樹】ナノサイエンスとナノテクノロジー分野の研究で世界的な業績を挙げた国内研究者を顕彰する第16回江崎玲於奈賞の選考会が23日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれ、東京大学大学院教授の染谷隆夫さん(50)に決定した。県内において顕著な研究成果を収めた研究者を対象にした第30回つくば賞は物質・材料研究機構フェロー、廣崎尚登さん(64)に授与されることになった。授賞式は11月13日、同会議場で開かれ、両氏にそれぞれ1000万円と500万円の副賞などが贈られる。

染谷さんは、伸縮性と生体親和性をもつ有機半導体の新領域を開拓した。人の皮膚に貼っても違和感がないほど薄くやわらかいプラスチックフィルムの上に、センサーや太陽電池などのエレクトロニクスを実現するナノ技術。医療やスポーツなど多くの産業分野への応用につながる業績が評価された。

廣崎さんは白色LED用蛍光体の開発でサイアロン材料(ケイ素をベースにアルミニウム、酸素、窒素を合成したセラミックス)に着目、優れた発光特性を得てLED液晶ディスプレイの普及を加速させる原動力となった。

両賞は県科学技術振興財団とつくばサイエンス・アカデミーが主催し、県などが共催する。江崎玲於奈賞は関係学会や研究機関等から推薦のあった業績について、江崎さんはじめ、ノーベル賞受賞者の白川英樹さん、野依良治さん、小林誠さん、同市在住の元宇宙飛行士、毛利衛さんらが選考する。今回は12件の推薦があった。

つくば賞は、県内の大学、官民の研究所など108機関へ推薦を依頼し、書面審査と予備審査会を経て、23日の委員会でつくば奨励賞と共に選出された。江崎さんほか、筑波大学の永田恭介学長らが選考に当たった。

選考会に臨む江崎玲於奈委員長(左)ら=つくば市竹園のつくば国際会議場

つくば奨励賞受賞者と研究テーマは次の通り。(敬称略)

◆つくば奨励賞(実用化研究部門)島村清史(52)、ガルシア・ビジョラ・エルカルナシオン・アントニア(47)=以上、物質・材料研究機構 船木秋晴(36)フジクラ「レーザー加工機用の優れたファラデー回転子の開発と実用化」

◆つくば奨励賞(若手研究者部門)林洋平(38)理化学研究所「難病患者特異的iPS細胞を用いた革新的治療法の創出」

陽性確認者数(公表日ベース)の推移

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