【池田充雄】第101回全国高校野球選手権茨城大会は7日目の13日、J:COMスタジアム土浦の第1試合で、大会2連覇中の土浦日大が登場。茨城キリスト教学園と対戦し、10-1で7回コールド勝ちを収めた。
土浦日大は1回表、1番・鶴見恵大が左前打で出塁し、盗塁で無死二塁とすると、2番・大和田廉太の中越え二塁打で1点を先制。2回にも6番・高根知也が左前打で出塁し、8番・本田光河の左翼アーチで2点を追加。その後も順調に得点を重ねて7回にコールド成立。茨城キリストは6回に投手の代わりばなをとらえて1点を返すにとどまった。
2回にツーランを放った本田は「まっすぐで追い込まれて、変化球でくると読んでスライダーをはじき返した。バットの先かと思ったら風に乗ってくれた」と振り返る。この日は3安打3打点の活躍で、4打席目は気負ってしまい3塁ゴロに終わったが「ランナーを進められ、次につなげるバッティングができた」と意に介さず。
本田は昨秋は4番を打ったが調子を落とし、スタメンを外れた時期もあった。「自分は長打が持ち味。それをテーマにしてこの夏に向かってきた。試合に出られず悔しい思いをした時も、夏は自分が引っ張るんだと、冬の間に何千本とバットを振り込んできた。練習量には自信がある」
投手は荒井勇人、中川竜哉、山崎祐翔の3人でつないだ。先発はエースの荒井。左のサイドスローで、早いテンポと早いステップで投げ、打者にタイミングを取らせない。リズムで流れを引き寄せる投げ方だ。
「今年は昨年のような絶対的な選手はいないが、クレバーなチームで、みんなでつなぐことができ、足もある。今日の試合で夏大会の雰囲気が分かり、調子も上がってきているので、次も気を抜かず自分たちの野球をしたい」と荒井は抱負を述べた。

13日土浦、つくば勢の他の試合結果
▷つくば秀英6―2下妻一