【山崎実】全面建て替え工事が完了した「ジョイフルアスレティッククラブ土浦」(土浦市中村南)が15日、オープンする。
土浦店はつくば科学万博が開催された1985年にオープンした。以来、スポーツコミュニケーションの場として親しまれてきたが、35年の節目を迎え、老朽化が進んだこともあり、全面的に建て替えた。新施設の延床面積は約7400平方メートルで県内最大級。
新施設の主な特徴は、スポーツクラブでは類をみない540平方メートルのアリーナを新設した。プールは子ども用(25メートル、8コース)、大人用(同、6コース)のほか、水中歩行専用のコースを整備。男女とも約30基のシャワー、3種類の浴槽(女性は4種類)を用意した。施設全体を周回できる1周230メートルの室内ウオーキングコースも新設した。


また県内では初出店となる、富士山溶岩石の床プレートから放つ遠赤外線効果と薬石の鉱物ミネラルで脂肪燃料などが期待できるマグマスパスタジオ(店名「J-HOT」土浦店)も同時にオープンする。500台以上の駐車が可能な駐車スペースは。8月に全面オープンの予定。
同店はスポーツ関連のほかにも、現在実施しているカルチャー教室に、9月から英会話教室を開講する予定で、子どもから大人まで幅広い層のコミュニティの場を目指している。
2011年の東日本大震災の際は地域住民に浴室を開放した経験から、7月末には、土浦市と災害時における施設開放協定を締結し、プールやシャワーを提供するなど地域貢献にも力を入れる。
ジョイフルアスレチッククラブ(安達幸生社長)は「コンセプトは『人と人とがつながるクラブ』で、地域の健康づくりとコミュニティの拠点として利用していただきたい」と話している。
