【相澤冬樹】G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合が8日からつくば市で始まるのを前に7日、同市内のホテルで歓迎のレセプションが開かれた。大井川和彦知事が歓迎のあいさつ、五十嵐立青市長が乾杯の発声を行い、地酒をはじめとする県産品尽くしのふるまいで、各国代表をもてなした。

歓迎レセプションは午後7時から、同市吾妻のオークラフロンティアホテルつくばで行われた。G20メンバーの国と地域の閣僚はじめ、招待国の首脳、国際機関の代表など約400人が顔をそろえた。大井川知事は「グローバル企業が進出し、世界最先端の研究開発拠点になっている茨城はまた農業が盛んな地域で豊かな食材を用意できた」と歓迎のあいさつ。テーブルには県産レンコンや常陸牛などの料理、イバラキングメロンなどのデザートが並んだ。
各国大臣らが壇上に登っての鏡開きの後、五十嵐市長の発声で乾杯。「あすからの活発な議論を前に今夜はリラックスして交流を」と促した。会場では県内36酒造場から選りすぐりの地酒46銘柄が振る舞われ、歓談の輪が広がった。
9日までつくば国際会議場(同市竹園)をメーンに開かれる貿易・デジタル経済大臣会合は、G20大阪サミット(28、29日に開催)に併せて設定された8つの関係閣僚会合の一つ。自由貿易の推進やIoT、AI等の革新的技術を通じて、経済成長の強化などの取り組みについて議論される予定だ。