ホーム スポーツ 県勢は5キロで男女優勝 かすみがうらマラソン2019

県勢は5キロで男女優勝 かすみがうらマラソン2019

【崎山勝功】第29回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソン2019(同実行委員会、土浦市など主催)が14日、土浦市川口の川口運動公園周辺を発着点に行われ、県勢は5キロ一般男子で伊藤裕紀(21)=茨城大学4年=が16分26秒で優勝した。5キロ一般女子も県勢の山本侑果(18)が20分33秒で優勝した。

フルマラソン、10マイル(約16キロ)、5キロの各部門と、かすみがうらウォーキング(約19キロ)などで計2万252人がエントリーし、1万6643人が出走した。

5キロで優勝した伊藤はスタートから3キロまでは独走態勢だったが、4キロから2位の走者と競り合う形になり、4秒差で逃げ切った。「風が強くて途中先頭で(レースを)引っ張ることがあったのでつらかった」と振り返った。

5キロ一般男子で優勝した伊藤裕紀(右)と、5キロ一般女子で優勝した山本侑果=同

フルマラソンは男子・上條が初優勝、女子は藤沢が連覇

フルマラソン一般男子は、初出場の上條記男(35)=埼玉県=が2時間24分26秒でゴール。県勢の瀧谷海斗(21)=流通経済大学4年=は、同じく初出場ながらも2時間26分33秒で3位に食い込んだ。

優勝した上條は「36キロぐらいでこれは勝てるかなと思った」と述べ、今年9月15日にオーストラリアで開かれるシドニーマラソン出場権を手にし「2時間18分を目指したい」と目標を示した。

フルマラソン一般の部男子で優勝した上條記男=同

惜しくも3位だった瀧谷は「30キロからちょっときつかった。後半はペースが落ちちゃった。ベテラン勢に(距離を)離された」と振り返った。瀧谷は同大駅伝部に所属し、箱根駅伝の出場を目指して1カ月に約700キロ走っているという。「ベテランに力負けしてしまった」と反省の弁を述べた。

同女子は藤沢舞(44)=北海道、エクセルAC=が2時間46分39秒で連覇を果たした。連覇を狙っていたという藤沢は「目標は5キロを19分間で刻もうと思ったが、30キロからガクンとペースが落ちた。粘り強く頑張った」と話した。タイムは昨年より遅かったことに不満げだったものの「(コース上の)かすみがうら市内の小学校の桜がきれいだった」と、余裕を見せる一幕もあった。

このほか、かすみがうらウォーキング(約19キロ)も行われ、団体で参加した海老原梢さん(27)=牛久市=は「(仲間と)しゃべりながらで楽しかった。今度はマラソンの方に参加したい」と話した。

有森裕子さんらが伴走 国際盲人マラソン

視覚障害者ランナーたちが健脚を競う「国際盲人マラソン」では、五輪銀メダリストの有森裕子さん(52)、女優兼ヨガインストラクターの松本莉緒さん(36)らが伴走を務めた。

このうち5キロ女子では、松本さんが伴走を務めた招待選手の工藤星奈さん(18)=筑波大付属視覚特別支援学校=が28分39秒で優勝した。

工藤さんは「本当にきつくて(レースを)辞めたいと思ったけど、(松本)莉緒さんが励ましてくれた」と語った。「タイムを30分切ったら(松本さんと)一緒にたこ焼きを食べる約束をした」と言い、「28分で走れたので一緒にたこ焼きを食べたい。本当に(自分を)支えてくれた莉緒さんには感謝しかない」と感謝した。

5キロの部でスタートする伴走ランナーの松本莉緒さん(中央右の女性)と工藤星奈さん=土浦市川口の県道

カンボジアの障害者スポーツ支援呼び掛け

有森さんは、19年連続で伴走ランナーを務めた。今年はフルマラソン女子の鎌松美保子さん(35)=兵庫県=の特別伴走ランナーとして10キロ地点まで伴走した。鎌松さんは4時間14分28秒で2位入賞を果たした。

有森さんが代表理事を務めるNPOハート・オブ・ゴールドは、カンボジアで体育教育支援や障害者スポーツ支援などに取り組んでいる。かみがうらマラソン会場でも同NPOのテントでTシャツなどを販売し支援を呼び掛けた。集まった支援は、カンボジアでの障害者スポーツ支援などに活用されているという。

有森さんは「かすみがうらマラソンに19年来させていただいているが『他の人の役に立つ』と思う方が増えてきてありがたい」と感謝した。有森さんはサインや写真撮影に応じ「こうした機会を大切にしていきたい」と語った。

フルマラソン女子B―2の部で2位入賞した鎌松美保子さん(中央)と、鎌松さんの特別伴走ランナーを務めた有森裕子さん(右)=同

スポンサー

LATEST

新社員寮が土浦に完成 関彰商事 ライフスタイルの変化に対応(上)

【池田充雄】総合商社の関彰商事(本社筑西市・つくば市、関正樹社長)が、新しい社員寮「至誠館」を土浦市真鍋4丁目に完成させ、1日から本格稼働が始まった。 社員寮の場所は旧国道6号沿い、県立土浦一高の北側。かつては国道125号入口と呼ばれた丁字路の前だ。同社系列のガソリンスタンドの奥に以前の寮があったが、それらをまとめて取り壊し、敷地を広げて建て直した。旧寮から移った入居者からは「新しくきれいになって気持ちいい。駐車場も広くなって通勤に便利になった」と喜ばれている。 建物の概容は、延床面積約1500平方メートル、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造の2階建て。男子寮21室、女子寮7室、女性家族寮2室という内訳だ。内外装ともコンクリート打ち放しのモダンなデザイン。1階南側は全面ガラス張りで開放感があり、2階部分は外装のルーバーがシャープな印象を高め、個室のプライバシーを守りつつ採光も確保している。 家族寮以外はいずれも1人用のワンルーム。男子寮はベッドとトイレ付き、浴室は共用だがライフスタイルの変化に対応し、大浴場ではなくシャワー4基とユニットバス3基になった。ランドリーには大型の洗濯機と乾燥機が3台ずつ置かれ、利用時間の短縮も図れそうだ。女子寮では全室にキッチンとユニットバスを完備した。 室内の様子 希望者には朝食と夕食の賄い付き。残業や遅番勤務でも食堂に自分のご飯があるのは独身者にはありがたい。寮母の平岡牧子さんは「前の寮より人数は増えるけれど、10人前でも20人前でも手間は一緒」と頼もしい。物価上昇でやりくりには苦労するが、若い人にも野菜をしっかり摂ってもらえる献立を心掛けているという。

「市の理解得ながら進める」日本財団 つくばに軽症者病床9000床整備 新型コロナ

【鈴木宏子】新型コロナウイルスの感染拡大による医療崩壊を防ぐため、日本財団(東京都港区、笹川陽平会長)は3日、つくば市南原2番地、つくば研究所跡地に軽症者向け病床約9000床を整備すると発表した。 発表に対し、つくば市の五十嵐立青市長は3日夜「市には事前連絡や調整は一切なかった。市にとって極めて大きな影響のある発表内容で、情報収集を進める」などのコメントを市ホームぺージで発表した。これに対し同財団経営企画広報部は「ご理解をいただけるよう説明していきたい。つくば市を始め、厚労省や関係機関の理解を得ながら進めていきたい」としている。 東京・船の科学館は4月末開設 軽症者向け病床は、東京都品川区の船の科学館とつくば市の2カ所に計約1万200床整備する。船の科学館は約1200床で4月末から受け入れを開始する。つくばは7月末に開設する予定。 同財団によると東京の船の科学館には、約1万2200平方メートルの敷地内に大型テント9張とコンテナハウスなどを整備する。ほかに、2020東京パラリンピックに向け日本代表選手がトレーニングするために18年に建設された体育館「パラアリーナ」約2000平方メートルにも病床を整備する。4月末から受け入れ開始できるようすぐに整備に着手し、テントは順次、建設していく。 つくば研究所跡地約5万7000平方メートルには、現在、角水槽棟や回流水槽棟などの研究施設などがある。まず現在ある建物を解体などして、7月末から軽症者の受け入れが開始できるようにする。今後の具体的な解体や整備のスケジュールは今後検討するという。

レンコン黒皮病、徐々に拡大 県が対策へ本腰

【山崎実】レンコンの商品性を損なう黒皮病が全国的に発生し、生産量日本一を誇る県内でも徐々に被害が拡大していることから、県は生産者団体などと協力し実態調査に着手した。 黒皮病は、レンコンネモグリセンチュウ(線虫)によって引き起こされ、被害を受けたレンコンは肌に黒い小斑点が発生する。全体的にやや黄変し、一節目(頭)の肥大が悪くなり、形状が三角形に変形してしまう。品質維持の大敵で線虫駆除が重要になる。 既に県は、農機具の洗浄や健全な種バスの使用、農薬としての石灰窒素の施用、収穫後の残さの除去など総合防除法をまとめ、2017年以降、講習会などを通して生産者に指導を行ってきた。 しかし、被害の程度が地域やほ場によって異なるほか、具体的な防除対策の判断を生産者個々の対応に任せてきたため、実効性に疑問符が付き、県も本腰を入れて黒皮症対策に取り組む。 具体的には、レンコン産地での発生状況を正確に把握するため、生産面積の大きい土浦市やかすみがうら市などで生産者団体と調査に着手した。今後、3年以内を目途に他の市町村にも拡大していく方針で、その結果を地図に落とすなどして可視化する。被害程度の大きい地区は直接、個別指導を行うなど、重点的に防除対策を実施していく。 また収穫後の残さ処理についても、集団的・組織的な堆肥化の取り組みなど、出来るだけ早くほ場から持ち出して処理する方策を検討するとしている。

つくばの高齢者施設でさらに3人が感染 新型コロナ

つくば市内で新型コロナウイルスの感染が確認された同市北条、介護老人保健施設アレーテルつくば(運営・恵仁会)の40代女性職員の濃厚接触者について、県は3日、さらに施設入所者3人の感染が判明したと発表した。同施設での感染者は計13人になる。 3人は、いずれもつくば市に住む90代の女性2人と80代の女性1人。3人とも症状はないという。 3日は入所者68人、通所者20人と職員26人の計114人についてPCR検査を実施した。111人は陰性だった。県はさらに濃厚接触者の調査を進めている。 ➡新型コロナウイルスの関連記事はこちら
おすすめ