火曜日, 11月 24, 2020
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100人の筑波ジュニアオーケストラ 団員募集から1年 29日、ノバホールで第1回定期演奏会

オーディションで選ばれた、小学1年生から大学生まで約100人が参加する「筑波ジュニアオーケストラ」(団長・藤川雅海筑波銀行頭取)の第1回定期演奏会が10月29日、つくば市吾妻のノバホールで開催される。昨年秋から団員を募集し1年で第1回定期演奏会にこぎつけた。

昨年12月から今年にかけ4回のオーディションを行い、現在小学1年生から高校生まで80人と大学生20人の約100人が所属する。つくば市を中心とした県南地域には個人向けの音楽教室が多く、個々の発表会は多いが横のつながりは少ない。そこで運営委員長で飲食チェーン店を経営する飯泉智弥さん(43)を中心に10人の実行委員が、子どもたちが成長できる場にと設立した。地域で育った子どもたちが将来、ふるさとと感じられる場所にしたいという。

活動の柱は「地域の人々と親への感謝の気持ちを大切にする」「友達をたくさん作り友情を育む」「合奏を通じて成長する」の三つ。プロの音楽家を育てるのではないが音楽好きの人口を増やしたいという。飯泉さんは「音楽人口が多い県南の子どもたちに、スポーツと同様に光を当てたい」と話す。

今年3月26日の入団式を経て4月9日から練習が始まった。毎週日曜日の午前中に2時間30分みっちり練習する。夏休みには3日間の合宿も行った。合宿を機に団員同士の連帯感も生まれ、成長が見られたという。事務局長で地方公務員の大野初美さんは「始めはバラバラだった音も調和するようになり、講師の言うことをすぐ理解できるなど、子どもたちの吸収力は早い」と話した。

つくば市周辺だけではなく、東京や千葉などから参加する子どもたちもいる。埼玉県八潮市からバイオリンで参加している小学4年の安斉涼治さん(9)は「皆と合奏するといろんな音が混じって音色がきれいになる。ゲームをするより合奏する方が楽しい」と笑顔に。母親のアリーシャさんは「送迎は大変だが子どもが楽しいと思うことをやらせたい。このオケに入って鳥肌が立つほど上手になった」とうれしそうだ。

29日は午後2時開演。演奏曲はシベリウスの交響曲「フィンランディア」、バッハ「二つのヴァイオリンのための協奏曲」、パッヘルベル「カノン」、ビゼー「アルルの女第1組曲、第2組曲」。指揮者はNHK交響楽団チェロ奏者で筑波ジュニアオケの音楽アドバイザー、桑田歩さん。入場無料。

問い合わせは同運営委員会(メールアドレスinfo@tjo.jp)。

【記者のひとこと】大学生が入っているとはいえ小中高生が主体なので、そこそこかと高をくくっていた。練習を取材するため会場に入った途端、迫力ある音に驚いた。当日は大学生全員が都合により不参加と聞いて2度驚いた。個人レッスンを受けている子が多いとはいえ、小さい子もいるオケで、この迫力は高評価されて良いと心底思った。(鈴木萬里子)

別室にて「カノン」を練習する。指導は事務局長の大野さん

 

オリジナルTシャツを紹介する運営委員ら。中央が委員長の飯泉さん

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