つくば市消防本部は15日、職場で現金を盗んだとして、主事の男性消防士(19)を停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性からは退職願が出され、同日付けで退職したという。
同消防総務課によると、男性は昨年7月から9月ごろにかけて、同市研究学園、市消防本部内で、他の複数の職員の机の引き出しやロッカーの中に入れてあった現金を盗んだとされる。現金は個人の所持金で総額で数万円という。
昨年9月ごろ、職員から相談があり発覚した。本人は盗んだことを認めているという。
植木利男消防長は「消防本部内において窃盗事件が発生したことは市民の信頼を損ない、深くお詫びします。事態を重大に受け止め、今後は再発防止に向け職員の指導を徹底します」などとするコメントを発表した。