金曜日, 5月 14, 2021
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Jリーグへ5選手 筑波大蹴球部 

【池田充雄】つくば市天王台の筑波大学で26日、同大蹴球部から来季Jリーグのクラブへ進む各選手の合同記者会見が開かれた。内定が決まった5人のうち、インフルエンザで欠席した小笠原佳祐選手を除く4人が、プロサッカー選手としての目標や意気込みなどを語った。

卓越したテクニックでトップ下を務めた西澤健太選手は、ジュニアユースとユースの6年間を過ごした清水エスパルス(J1)でプロデビューが決まった。下部組織から大学経由でトップチームに入るのは、同クラブでは初めての例だそうだ。入団コメントでは「大学を経たからこそできることがあるという姿を、後輩たちに示すのが自分の役割だと思っている」と語っている。

精度の高いキックが武器の西澤選手。「運動量の部分が課題なので、鍛えてステップアップしたい」=全日本大学選手権準々決勝(12月17日、柏の葉公園総合競技場)より

センターバックの鈴木大誠選手とボランチの鈴木徳真選手は共にJ2の徳島ヴォルティスに内定。大学の同期で同じプロチームに進む希有な例だ。高校では徳真選手が前橋育英、大誠選手が星稜の主将同士で選手権の決勝を戦った仲でもある。「進路について相談したことはなく、それぞれにベストの選択をした結果。だが人生に大事な刺激を与えてくれる仲間であり、安心感や心の支えにもなっていると思う」(大誠選手)と互いを認め合う。

鈴木大誠選手は「ゴールを守るため大事な場所、必要な場所にいられることが自分の一番の長所」という(左)、鈴木徳真選手はフィジカルの弱さを克服するとともに、長所であるゲームメークのうまさを磨いてきた=同

FC岐阜(J2)へ進むのは、左右のサイドバックおよびサイドハーフもこなすユーティリティープレーヤーの会津雄生選手。「クラブではどこでも求められるポジションで、自分なりのいいプレーをしていきたい」と話す。運動量が豊富でボール扱いにも長けるテクニカルな選手であり、岐阜はしっかりとボールを保持し、ショートパスをつなぎながらプレーを組み立てていくスタイルなので、相性の良さを感じているという。

会津選手は柏レイソルU-18出身。「日立台でクラブやサポーターの皆さんに成長した姿を見せたい」と話す=同

来季J3で戦うロアッソ熊本に内定したのが小笠原佳祐選手。全日本大学選抜の経験もあるDFだが、今季は主将としてチームの得点力不足に悩み、自らFWへのポジション変更を願い出た。「東福岡高校ではFWとしても活躍したが、4年のいまそれをやることで、DFとしての評価は下がるかもしれない。それでもチームが勝つためと決断し、実際に点も決めてくれた。感謝しかない」と小井土正亮監督。なお、熊本ではDFとして獲得されている。

DFとしての小笠原選手は足元の技術や集中力、クレバーさなどが評価されている=同

小井土監督は各選手について「自分の強みや弱みを知り、上へ行くために何が足りないかを考えて努力してきた選手ばかり。考え方も一人一人違い、すり合わせるのにひと苦労だが、方向性が合ったときは大きな力を発揮してきた。プロの世界でも周りとぶつかりながら、成長を続けていってほしい」と期待を語った。

 

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