金曜日, 1月 27, 2023
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滝のほとりで28日に例祭 忘れられかけた筑波山中の神社

筑波山の白滝神社(つくば市臼井)で28日に例祭が行われる。付近には、つくばねの峰より落つる「白滝」があって、かつては観光名所でもあった。今は忘れられかけた山中の神社に、隣接の神社の総代たちが年に一度、清掃と除草を兼ねて集まり、筑波山神社の神官によるお祓いを受ける。 信仰の山、筑波山には古く、修験道(しゅげんどう)の時代から多くの登山道があり、要所要所に神社があった。臼井の飯名(いいな)神社、蔵王神社、沼田の月水石(がっすいせき)神社、さらに廃社となった六所(ろくしょ)神社、蚕影(こかげ)神社などが南麓に点在する。 白滝神社もそのひとつで、祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)、建立年は不明だが、由緒書きによれば「山に迷い込んだ時にこの地に白い鳥が現れ案内をしてくれた」とあり、別名「白鳥神社」と呼ばれていたそうだ。 毎年8月28日に行われる例祭=昨年の開催時(飯名神社総代提供) 毎年8月28日に行われる祭礼は、宮司と飯名神社の総代8人だけの参列で、一般の参加者、見物客はいない。あたりは、巨石と急斜面が多いが、催事の行えるぐらいの空間があり、そこに全員が集まる。足場の悪い小さな神社があり、宮司が五穀豊穣を願い祝詞(のりと)をあげ、一人ひとりが二礼二拍手一礼、参拝をする。 白滝神社は「茨城県神社誌」(県神社庁、1973年)には氏子150戸と記載されるが、一個人に管理が任されていて荒廃し、継続が困難になったため、同じ臼井地区にある飯名神社が奉仕するようになったらしい。

「だるま市」に人出繰り出す 筑波山麓 飯名神社縁日

【相澤冬樹】筑波山麓で「弁天様」と親しまれる飯名神社(つくば市臼井、八木下健司宮司)の縁日が14日、開かれた。旧暦の正月初巳(はつみ)に行われる例祭で、弁財天信仰にちなんだ縁起物のだるま市が立ち、露店商も集まりにぎわう。コロナ禍の今年は事前のPRを控えての開催となったが、行楽日和の日曜日、例年を上回る多くの人出が繰り出した。 コロナ禍、餅まき行わず 神社総代の鮏川良一さんによれば、今季の開催は最後まで悩んだという。県独自の緊急事態宣言に合わせ、筑波山梅まつりの開催延期が続く中、総代会を開き、ようやく決行を決めた。例年のような餅まきは行わず、パック詰めした紅白の餅を250個用意して、1時間ごとに神社拝殿で配る形式とした。それでも総代メンバーが午前5時集合で準備を始めると、6時には最初の参拝者が現れるなど、出足から早かった。「初巳が日曜日と重なるのは久しぶりで、家族連れが目に見えて増えた」。鮏川さんらは参拝の行列が密にならぬよう呼び掛けたり、「銭洗い弁天」の場所を教えたり、混雑整理に追われた。栃木県小山市から来たという上野さん一家は長男、蒼大君(13)の「御朱印集め」に付き添っての参拝。各地の情報を収集してこの日の開催を知ったといい、「やっぱり厄払いしたかった」と話した。山裾の参道には縁日屋台のほかに、筑波みかん、海産物、竹細工などの雑貨、農業用資材などを扱う昔ながらの露店が集まる。境内に立つだるま市は、購入者の求めに応じ、赤いだるまの背に祈願文を書き入れてくれる。話を聞くと「やっぱり、家内安全、商売繁盛が圧倒的だね。疫病退散の注文はまったくない」ということだった。

屋根の銅板ごっそり盗まれる 筑波山麓 飯名神社

【相澤冬樹】初巳(はつみ)の「だるま市」で知られるつくば市臼井の飯名神社(八木下健司宮司)が、とんだ夜盗の被害に遭った。先月末、神社の本殿、拝殿、社務所の銅板葺(ふ)きの屋根が何者かによって半分近く剥がされているのが見つかった。神社は氏子総代と連名でつくば署に通報、被害届を出し、実況検分を受けた。 被害の一報は2月29日、氏子総代の同所、鮏川修さん(65)に入った。集落のはずれ、筑波山神社方向に上る林道脇に鎮座する同神社を散歩コースにしている住民が屋根に異常を発見した。参道になっている石段の下から見上げる角度からでは分かりにくい位置の屋根の銅板がごっそり、抜き取られるように無くなっていた。回り込むと、拝殿の大屋根のほぼ半分が野地板をさらす状態になっていた。 同神社は、「すそみ」と呼ばれる筑波山麓の集落道路から300メートルほど山に分け入った木立の中に建つ。手前から社務所、拝殿、本殿の並びだが、いずれも目につきにくい位置の屋根が狙われた。薄板の銅板は馳(はぜ)という連結部で留められるよう並べられているが、次々と抜きとるように盗まれていた。 本殿の屋根からは脇にせり出した銅板葺きの屋根材は全面的に剥がされていたが、上部のトタン葺きの屋根材は触れた形跡だけで手つかずに残っていた。銅は現在、1キロ500円程度で取引されるという。 「まさか ひっぺがしていくとは」 実況検分に立ち合った鮏川さんによれば、境内には軽トラック2台分のタイヤ痕が残っていたそうで、4人程度のグループが深夜境内に忍び入ったとみられる。「普段ひと気のないところで、さい銭荒らしの被害はあったが、まさか屋根をひっぺがしていくとは」、巧妙かつ大胆な手口に「あきれるばかりだ」という。つくば署に届け出たものの、足取りなどの手掛かりは一切得られていない。 早急な修理が必要なため、被害額の算定を進めているが、火災に備えた建物共済で盗難保険に入っており、臼井地区に約200軒ある氏子世帯への新たな負担は回避できそうな見通し。鮏川さんは「監視カメラだけは何としても設置したい」と対策を講じる構えでいる。 飯名神社は、創建時期などは不明だが、神の山、筑波山に古くからある社(やしろ)の一つ。祭神は保食神(うけもちのかみ)、市杵嶋姫命(いちきしまひめ)と伝わり、新年の「だるま市」のほか、木彫細工の壮麗な本殿やその裏手にある巨岩、銭洗い弁天で知られる。屋根は1983年の改修で、それまでの茅葺きから銅板に葺き替えられた。

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近代化の主役、鉄道を楽しむ乗りテツ 《遊民通信》57

【コラム・田口哲郎】前略 2022年は鉄道開業150年、日本初の鉄道が新橋―横浜間で営業を開始した記念すべき年でした。鉄道が150周年ということは、日本の近代化も150周年ということになります。もちろん、どのタイミングを近代化のはじまりとするかは、いろいろ意見があると思います。しかし、人びとの生活を実質的に大きく変えたという意味で、鉄道は近代化の象徴と言えるでしょう。 開業以来、鉄道は人びとの生活に影響を与え続けてきました。いや、支配し続けてきました。コロナ禍の前まで、鉄道の特権的地位は揺るぎないものでした。自動車や飛行機があるではないか、と言われるかもしれませんが、車や飛行機の普及は鉄道よりもずっと後です。近代化を先頭切って突き進んだのは鉄道です。 鉄道は人の移動と物流を激増させ、中央集権的な社会をつくりあげました。江戸時代は人びとの社会単位は村でした。今よりずっと小さい村が無数にあり、それを藩がまとめていました。その限られたテリトリーを鉄道はうちこわして、大きな単位でも人びとが生活していける経済圏を成り立たせたのです。 さらに、鉄道は人びとの時間の感覚を近代化しました。むかしは徒歩や馬の速さでまわっていた時が、鉄道の速さで流れます。定時運行とスピードが、人びとの生活を仕切るようになったのです。ようするに、のんびりがセカセカになりました。資本主義経済が人びとの欲望を刺激して、もっと豊かに、よりはやく、より安く、がよしとされる社会の誕生です。 コロナ禍で人間の物理的移動が広い範囲で制限されてはじめて、鉄道の存在意義が問われることになりました。自動車、飛行機だって人や物を乗せて移動するので、電子情報だけをのせる通信網に速さではかないません。

大河人気やまず、常時販売へ 「常陸の不死鳥」小田氏居城の御城印

何度負けても再起する。その生き様が「常陸の不死鳥」とも称される戦国武将、小田氏政とその居城小田城をあしらった御城印の常時販売が28日から、小田城歴史ひろば案内所(つくば市小田)で始まる。小田氏の始祖、八田知家がNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のなかで取り上げられた昨年、同所で期間限定で販売されていた。県内外から訪れる「大河ファン」の声も販売再開を後押しした。 近年、神社や寺院による「御朱印」がブームとなる中で、土浦城などでも販売される「御城印」が人気を博している。小田城跡への来場者から多数寄せたれた「御朱印販売」の要望の声からつくば市は、昨年10月15日から11月20日にかけて日曜、祝日などに御城印を試験的に販売した。その後も各地から問い合わせが相次いだ。 小田の魅力知る機会に 案内所入り口には、来館時に撮影された俳優・市原隼人さんの写真が置かれている 御城印が販売されるのは、1987年まで土浦と岩瀬をむすんだ旧筑波鉄道小田駅跡にできた「小田城歴史ひろば案内所」。サイクリングコース「つくば霞ケ浦りんりんロード」の休憩所にもなっている。田園風景の中に残されたかつてのプラットフォームに、筑波山に向かう観光客や土地の産物、花崗(かこう)岩などを運び賑わった往時の面影が浮かぶ。

つくばシルクロード 《映画探偵団》60

【コラム・冠木新市】映画史に燦然(さんぜん)と輝く『マッドマックス』シリーズ。来年には、第5作『マッドマックス ザ・ウエイストランド』が公開される。 第1作『マッドマックス』(1979)はオ一ストラリア映画として低予算で製作され、世界中で大ヒットした。その当時、私はポスターのイラストがチ一プだったため、警官と暴走族が争う、ただのカ一アクション映画かと思い見なかった。 ところが、第2作『マッドマックス2』(1981)を見て仰天する。核戦争後の石油不足の近未来が舞台で、元警官マックスと暴走族ヒューマンガス一味とのガソリンをめぐる戦いが斬新に描かれていたからだ。近未来なのに古代神話を思わせる不思議な作りで、なぜか懐かしい思いにとらわれた。この感じはどこかで体験したことがある。それが映画PR用の新聞記事で謎が解けた。 映画プロデューサー・ケネディ、脚本家・ヘイズ、悪役を演じたウェルズが子ども時代に夢中になった日本のテレビ番組があった。タイトルは『SAMURAI』。1960年代に、日本の少年たちに忍者ブー厶を起こしたテレビ時代劇『隠密剣士』である。公儀隠密・秋草新太郎と忍者との戦い。『マッドマックス』には忍者の要素が入っていたわけだ( 監督ジョ一ジ・ミラーは無声映画バスター・キートン作品をイメージ) 。 第3作『マッドマックス サンダードーム』(1985)では、マックスが、女ボスの支配する物々交換バ一タータウンと伝説の救世主を待ちこがれる少年少女たちの世界に巻き込まれる。映画はどんどん昔の文化へと戻っていく。

大雪注意報明けて快晴 筑波山に雪景色

この冬一番の非常に強い寒気の影響で、24日夜、茨城県全域に大雪注意報が発令された。水戸市で7センチの積雪を観測する(水戸地方気象台)などし、つくば市でも夕方から夜にかけて雪が降ったが、一夜明けて25日は朝から快晴となり、この冬はじめて白い筑波山が姿を現した。 筑波山の初冠雪は昨年12月6日(同日付)だったが、当日は雲がかかっていて、ほとんど見えなかった。大雪注意報は24日深夜には解除され、25日午前10時現在、県内には強風注意報が出されている。 関東地方に雪を降らすのは、南岸低気圧に寒気が入り込んだ時で、その影響から日中でも気温が上がらない。気象庁によるつくば市(舘野)の25日の最低気温はマイナス4.2度(午前5時)。午前10時になっても気温は氷点下だった。 26日の朝はさらに厳しい冷え込みとなる見込みで、日本気象協会の予報では、つくば市、土浦市とも最低気温マイナス6度となっている。