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堤綾子
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堤綾子
つくば
笠間のスカーレット つくばで堤綾子さん回顧展
2020年3月25日
【池田充雄】堤綾子さんの個展「炎とともに、半世紀…Vol.2」が30日まで、つくば市豊里の杜のギャラリー「夢工房」で開催中だ。堤さんは1967年から地域初の女性陶芸家として笠間焼の発展に尽くし、女性陶芸家の道を切り開いてきた。91歳の今も土と炎への熱い思いを抱き続けている。 今展は病気療養中の堤さんに代わり、弟子有志がその業績を伝えるべく開催した、昨年12月の笠間きらら館に続く第2回の回顧展。工房にあった未発表作も含め、花器を中心に茶道具や小品など140点を出品している。 作品は主に穴窯や木炭窯による焼き締め。薪や炭の灰による自然釉と、火の流れが生む自然の色が見どころだ。高萩の蛙目土(がいろめづち)など多様な土を使うが混ぜ物はせず、その土の個性を最大限に生かすという。 直炎式の木炭窯は、堤さんが生涯懸けて研究してきた手法。円形に組んだレンガの中に作品を置き、上から松炭を投げ入れ、強い火力で一気に焼き上げる。穴窯よりも短時間で灰被りの特徴を出せ、きれいな火色やごつごつした岩のような風合いなど、二つとして同じものがない。 穴窯で一度焼いた作品を木炭窯に入れ、上がる炎を耐熱マスクで防ぎながら、鉄棒でつついて表面を加工するなど、さまざまな表現にも挑んできた。「情熱の塊のような人。前へ前へと自分の情熱のままに生き、こういう表現をしたいと思ったら極限まで突き詰め、それが全ての作品に表れている」と、30年来の弟子である高橋協子さんは証言する。 「自然釉扁壺」は緑色の釉がどろりと厚くかかり、木炭窯の特徴がよく出た作品。「自然釉筒花入」は、寝かせて焼くことで釉が横に流れ、表面に埋めた貝殻の塩分が赤い火色を呼んだ、穴窯らしい作品だ。 堤さんは1928年香川県丸亀市生まれ。終戦を朝鮮で迎え、嵐の中を命からがら引き揚げた。「船上から荒れ狂う空を仰ぎ、自分を生かしてくれたなら必ず大成してみせると神に誓ったが、いまだその半分も成し遂げていない」とし、命ある限り表現への情熱を燃やしている。 ◆堤綾子展「炎とともに、半世紀…Vol.2」は3月24日(火)~30日(月)、午前10時30分~午後4時30分。会期中無休。カフェ&ギャラリー夢工房はつくば市豊里の杜2-2-5 。電話090-4676-9623 https://www.youtube.com/watch?v=v_ImRt0LSTs&feature=youtu.be
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Most Read
桜と遠藤周作が教える 日本人の心 《遊民通信》61
コラム
2023年3月23日
【コラム・田口哲郎】前略 東京で桜の開花が宣言され、21日にははや満開。茨城県南の桜も咲き始めましたね。これからがとても楽しみです。毎年、この時期になると街のいたるところで桜が咲きます。満開もすばらしいですが、散りぎわも美しいです。 世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし(この世に桜がなかったならば、春の気分はおだやかだろうに) これは有名な在原業平の歌です。古代から日本人は桜を愛してきました。桜の花の咲き方は日本人の心を表している、なんて言われます。桜を見ながら、何もむずかしく考えなくても湧いてくる素直な感動、これが日本人の心というものなのかな、と思ったりします。 それにしても、日本人の心とはなんでしょうか? それについて深く考えたのは、前回も取り上げました作家の遠藤周作です。
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若手社会学者 清水亮さんが紐解く 阿見・土浦「軍都」とその時代
土浦
2023年3月22日
『「軍都」を生きる 霞ケ浦の生活史1919-1968』(岩波書店)は、社会学者の清水亮さん(31)が地道な資料調査やインタビューを積み重ね、戦前から戦後を描き出した新刊。予科練(海軍飛行予科練習生)につながる海軍航空隊があった阿見、航空隊からの来客で栄えた土浦の人々が、基地や軍人たちとどう関わりながら生活したか、さらに戦後なぜ自衛隊駐屯地を誘致したのかを紐解く。 等身大の人々の目線で歴史研究 土浦市の開業医で作家の佐賀純一さん、阿見町の郷土史家である赤堀好夫さんらが取材し聞き書きした記録や地元紙、常陽新聞の記事などの資料も多数引用され、当時の人々の声を拾い集めた生活史となっている。豊富な写真を交え、日常の中で起きたさまざまな出来事を取り上げながら、「軍都」が抱えていた問題や葛藤についても分析している。 清水さんは「俯瞰(ふかん)する歴史学とは一風違って等身大の人々の目線で、下から見上げる歴史を書きたかった。自分の解釈は出さず、事実を重ねて書いた。戦争は重たくて悲惨なテーマと思っている人、歴史に関心がない人にこそ読んでもらいたい。日常生活の中の等身大の歴史に触れてほしい」と話す。
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(仮)のまま30回目の同人誌即売会 26日に土浦市亀城プラザ
土浦
2023年3月21日
同人誌即売会の第30回「亀城祭(仮)」が26日、土浦市中央の亀城プラザで開かれる。漫画やアニメの愛好者たちが集う交流イベントだが、仮称を思わすネーミングのまま、イベントは30回目を迎え、春に萌え(もえ)る。 亀城祭(仮)は漫画やアニメの愛好者たちが、読んだり見たりするのに飽き足らず、創作活動を始め、出来上がった作品を同じ趣味を持つ同士で売り買いする同人誌の即売・交流会。東京ビッグサイトなどを会場に大規模なイベントが開かれているが、地方でも同様に小規模な同人誌即売会が行われており、土浦では亀城祭(仮)がそれにあたる。 主催はコスモグループ。土浦市在住の女性会社員、三条深海さん(ペンネーム)が代表を務める。元々趣味で漫画を描くなどの活動をしていたが、県内で互いの作品を見せ合うなどして交流をする場を作っていきたいと同じ趣味の仲間に声を掛け、同市内で即売会「コミックネット」を開いたのが始まりという。 亀城プラザの大会議室や石岡市民会館を借りて、40小間程度の小規模な同人誌即売会を開催したが、会場が手狭になったため、2007年以降、亀城プラザ1階フロアを借り切る現在のスタイルになり、春と秋の年2回のペースで開催してきた。コロナ禍で20年の春、秋、21年の秋は中止となったが、参加意欲は衰えず、22年の2回の開催をこなし、今春第30回の節目を迎える。 この間ずっとタイトルから(仮)の字を外さずにきた。三条さんは、「イベントとしての発展への期待を込めて、今は(仮)である、という意味でつけている。また亀城祭という地域のお祭りがあるので、それとの区別のため名称を工夫した」そうだ。 イベントの参加者は毎回、延べ200人ぐらい。今回は出展者として50を超すサークルが参加する。1階フロアに約60台の机を並べて売り場とし、出展者の販売物が展示される。創作物は一次制作(自分で創作したオリジナル作品)、二次創作(元々あった作品に自分なりに手を加えたもの)がある。漫画やアニメだけでなく、手作りのアクセサリーや写真集などを扱う売り場もある。
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磯崎新さんの思考をめぐる 「作品」つくばセンタービルで追悼シンポジウム
つくば
2023年3月20日
建築家、磯崎新さんの業績を振り返るシンポジウムが19日、つくばセンタービル(つくば市吾妻)のノバホールで開かれた。つくば市民が中心となる「追悼 磯崎新つくば実行委員会」(委員長・鵜沢隆筑波大名誉教授)が主催した。同ビルをはじめ、水戸芸術館などを手掛け、昨年12月に91歳で亡くなった磯崎さんをしのんで、県内外から約350人が訪れた。会場では、磯崎さんの「思考」をめぐってパネリストの白熱した議論が繰り広げられた。 来場者を迎える磯崎新さんの写真=ノバホールロビーに 登壇したのは、磯崎さんのアトリエ勤務を経て、建築分野で多数の受賞経験を持つ法政大学名誉教授の渡辺真理さん、横浜国立大名誉教授の北山恒さん、神奈川大学教授の曽我部昌史さん、2010年ベネチア・ビエンナーレ建築展で金獅子賞を受賞した若手建築家、石上純也さんの4人。登壇者それぞれが磯崎さんとの想い出を振り返ることから始まった。 「広島の廃墟」にルーツ 「ノバホールの入り口の壁と天井のパターンを手がけた」という渡辺さんは、1980年から95年にかけて磯崎新アトリエに勤務し、センタービル建築にも携わった。入社当時、磯崎さんは「街の全てをデザインする意気込みで取り組んでいた」と振り返る。
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