木曜日, 3月 30, 2023
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土浦で国内最高峰レース 11、12日 シクロクロス全日本大会

自転車のまち土浦で11、12日、荒れ地を走る自転車競技、シクロクロスの国内最高峰レース「第27回全日本自転車競技選手権大会シクロクロス」(日本自転車競技連盟主催)が開催される。会場はりんりんポート土浦および川口運動公園周辺特設コース。ハイレベルな戦いを目の前で観戦できるまたとない機会だ。 全日本選手権はその年の王者を決める大会。特に男子エリート部門はランキング100位までの選手しか参加できない、選りすぐりの強者たちによる祭典だ。優勝者には日本一の称号およびナショナルチャンピオンジャージが贈られ、競技者なら誰もが袖を通すことを夢見る。今大会の優勝者(男女エリート・U23)は来年1月、米国アーカンサス州で開催される世界選手権大会出場への道が開け、世界への登竜門にもなっている。 シクロクロスはオフロードのコースを走るヨーロッパ発祥のスポーツ。周回コースを使い、1レースが30~60分と短いためテレビ中継にも適しており、欧米では人気が高い。 茨城では過去9季連続でシクロクロス大会が開かれてきたが、全日本選手権の誘致は今回が初めて。「特に土浦はつくば霞ケ浦りんりんロードを擁し、自転車をキーワードに地域情報を全国に発信しているなどの素地があり、地域のバックアップ体制も充実している。コロナ禍で不安もあったが、選手は活躍の場を求めているし、未来を目指す若者のためにも必要な大会。困難な時代だからこそ、僕たちで受け入れようと決心した」と、大会を主管する茨城シクロクロスつくば事務局長の影山善明さん。 「全日本が首都圏で開催されること自体初めて。地方でも大都市でもない、東京への玄関口である土浦だからこそ、みんなが来やすく見やすい大会ができる。駅から徒歩5分という好立地も素晴らしい」とも話す。 今大会の見どころとして、男子エリート部門は織田聖(埼玉、弱虫ペダルサイクリングチーム)、沢田時(滋賀、チームブリヂストンサイクリング)、小坂光(栃木、宇都宮ブリッツェン)の各選手による三つどもえの戦いが予想されている。沢田は前年度チャンピオン、小坂も過去の優勝経験者。織田は昨季までU23カテゴリーで活躍、夏はスイスのロードレース大会に出場しながら国内でも多くのレースで優勝を果たしてきた。ステップアップのためにも今季はぜひタイトルが欲しいところだ。

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音楽家たちに発表の場を つくばのカフェで演奏会

カフェやレストランなどを使って音楽家が発表する場をつくりたいと、つくば市内で飲食店を経営する飯泉智弥さん(49)が音頭をとり、同市竹園の商業施設、ヨークベニマルタウン内のエヌズ カフェ(N's Café)で20日、家族連れや関係者を招いたミニコンサートが開かれた。 飯泉さんは2017年に、小学1年生から大学生までの「筑波ジュニアオーケストラ」の立ち上げに尽力した(2017年10月27日)。21年にはつくば駅前の商業施設トナリエつくばスクエア・クレオに地元の音楽愛好家たちのためストリートピアノ「つくぴあ」を設置した。 その後、ストリートピアノの利用者たちの間から、定期的な音楽会をやってみようという声が上がったという。 飯泉さんは、どんな形で開催できるか、まずは試しにやってみようと、自らがオーナーとなっているカフェをプレ・イベントの開催会場とした。 店内のどの場所で演奏するか探りながら、当日はカフェの中央にステージを作った。来店客は、テーブルに座って食事をしながら音楽を聞く形になった。

3回目の桜《短いおはなし》13

【ノベル・伊東葎花】 早春の公園。青空に映える満開の桜。 私は公園のベンチに座って、砂遊びをする息子を見ていた。 「見事に咲きましたなあ」 隣に座る老人が話しかけてきた。 老人は、息子を見ながら言った。

数センチの隆起や沈下を面で可視化 「地殻変動の地図」公開

国土地理院 人工衛星データを解析 国土地理院(つくば市北郷)は28日、日本全国の大地の動きを可視化する「地殻変動の地図」を公開した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運用する陸域観測技術衛星2号「だいち2号」の観測データ8年分を用いて作成された変動分布図で、地形のわずかな隆起や沈下を彩色によって分かりやすくとらえられるようにした。 公開された全国地殻変動分布図は「地理院地図/GSI Maps」により一般にも簡単にアクセスし閲覧できる。 地殻変動分布は「だいち2号」の合成開口レーダー、SAR(Synthetic Aperture Radar)技術によって得られた。人工衛星から地表に向けて電波を照射し、戻ってきた電波を受信し、往復にかかる時間により地表までの距離を面的に観測するセンサーの一種。人工衛星では、地球を周回しながら同一地点に異なる方向から電波を2回、照射し観測することで、大きな開口を持ったアンテナと同様な解像度を得る。 微小な地形の変化を正確に読み取るには、統計的処理のために大量のデータが求められた。2014年8月から8年以上の観測データを得て、時系列解析を行った。国土地理院宇宙測地課、佐藤雄大課長によれば、衛星からの撮影は約1500回に及び、画像枚数にして6400枚のデータを得たという。

仕様書不備で落札決定取り消し つくば市

つくば市が3日に開札を実施した同市佐地区と上菅間地区2カ所にある生活排水路浄化施設の維持管理業務の一般競争入札で、同市は28日、業務委託の仕様書の中で、汚泥の処分方法を「産業廃棄物として処分する」など明記すべきところを明記していなかったとして、落札者の決定を取り消し、入札を不調にしたと発表した。 市環境保全課によると業務委託の内容は、2カ所の浄化施設を今年4月から来年3月までの1年間、維持管理点検し、汚泥を清掃し処理するなどの業務で、2月10日に一般競争入札が告示された。予定価格は約276万円で、3者が入札に参加。今月3日に開札が行われ、落札業者が決定していたが、28日までに仕様書の記載内容に不備が確認されたとして、落札者の決定を取り消す。 今後の対応について同課は、入札業者に事情を説明すると共に、4月以降の業務について、数カ月間は随意契約とし、その間に入札の準備を進めて、改めて入札を実施するとしている。 再発防止策として、仕様書を作成する際は複数名により記載内容の確認を徹底し、適正な仕様書を作成することで再発防止に努めますとしている。