オダギ秀




《好人余聞》1 「ノーチラス」

夏休みの暑い日。小学生だったボクは、亀城公園近くの、堀端にあったお船松という大きな松の木の傍でちょっと休んだ。公園の横には、高い石塀で囲われた拘置所があった。その近くを通るのは、子どものボクにはちょっと怖かった。だからそ […]