《地域包括ケア》48 後期高齢者に医療・介護連携ノートを
【コラム・室生勝】病院の救急医がいま抱えている問題に、救急医療で危機を脱した患者の身体機能の低下がある。数日間の絶食で咬(か)む・飲み込みの咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)をしないため、あるいは病気の悪化のため、咀嚼・嚥 […]
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Read More【コラム・室生勝】9月14日のコラムで、「24時間、往診と看取りをするのが在支診(在宅療養支援診療所)の設置基準にあり、できるだけ対応すべきである」と書いたが、「看取りの対応」は入っていないとサロンで指摘された。厚労省の […]
【コラム・室生勝】かかりつけ診療所医は、病院専門医のいる病院が緊急時に入院を引き受けてくれれば、安心して在宅医療ができる。在宅療養支援診療所(在支診)の施設基準にも、24時間対応、訪問看護師との連携、看取りなどとともに、 […]
【コラム・室生勝】在宅医療が必要となる主な原因は、内閣府の2016年調査によると、男性で脳血管疾患(脳卒中)が23.0%、女性で認知症が20.5%と最も多く、ついで男性では認知症15.2%、女性では転倒・骨折15.2%、 […]
【コラム・室生勝】毎週開くサロンに月2回以上参加する人たち34人のうち、30人が後期高齢者である。30人中、22人が診療所医師あるいは病院専門医の「かかりつけ医」を持っているが、在宅医療をしてくれるかかりつけ医は12人し […]
【コラム・室生勝】高齢者サロンの参加者たちは、「もしバナゲーム」(8月24日掲載コラム参照)をやることで、自分たちが望む在宅医療や看(み)取りに関心を持つようになった。在宅医療をしてくれる「かかりつけ医」を探す人、終末期 […]
【コラム・室生勝】前回(8月10日)、前々回(7月27日)取り上げた「もしバナゲーム」では、最後に各自が手元のカード5枚中、最も重要な3枚を選び、選んだ理由を話し、それぞれの考え方を学び合う。その中で、「家で最期を迎える […]
【コラム・室生勝】私たちのサロンでは桑名市のテキストを使って、ACP(もしものときのために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療・ケアチームと話し合い、共有する取り組み)の勉強をしたが、そのようなときに自 […]
【コラム・室生勝】人生会議(ACP)とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのこと―と、厚労省は説明している。このチームは、主治医 […]
【コラム・室生勝】私が開いている高齢者サロンには後期高齢者が多く参加するので、介護予防だけでなく終末期の話もする。今月は「終末期の医療・ケアについての意思表明書(リビング・ウィル)」について架空例を参考に勉強した。 それ […]
【コラム・室生勝】今回のコラムの写真「南生協よってって横町」は名古屋市の南医療生活協同組合の複合型サ―ビス付き高齢者住宅(サ高住)である。伊勢湾台風(1959年)のとき救援活動にあたった医師たちと地域住民が中心になって創 […]
【コラム・室生勝】前々回のコラムで「2035年には団塊世代が80歳以上の死亡平均年齢となり、多死時代を迎える。つくば市でも看取りの場としての病院や施設は足りなくなり、在宅看取りが増えるであろう」と書いた。 看取りは臨終の […]
【コラム・室生勝】2010年に高齢化率が21%を超え、超高齢社会に突入した。その次に来る「多死社会」は2012年から始まっていると言われており、その年、国立社会保障・人口問題研究所が年間の死亡者が最も多くなるのは2040 […]
【コラム・室生勝】前回の家族の看(み)取りについてのコラムは言葉足らずであった。家族だけで看取る場合は、呼吸の完全停止の確認を時間をかけて行い、それを死亡時刻とする。医師は深夜の臨終に立ち会わなくてもよく、出来るだけ早く […]
【コラム・室生勝】前回、看(み)取りは患者の臨終に立ち会う意味と書いたが、厳密に言えば、あと数週間ないし数カ月のうちに死亡すると予期される終末期の患者の心身の苦痛を和らげ、最期までその人の尊厳ある生活を支えることである。 […]