《土着通信部》35 つくばの三日月神社、朏神社、疣神社巡り
【コラム・相澤冬樹】二十三夜の月待のことを書いたら、つくば市吉瀬にある朏(みかづき)神社の縁者から「三日月信仰のことも調べてくれ」と頼まれた。古来、月の出を待ってお月見をする行事は十五夜、十六夜、十九夜、二十二夜、二十三 […]
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Read More【コラム・相澤冬樹】土浦から石岡や茨城空港方面へ車を走らすとき、かすみがうら市新治の間道をよく利用する。大きな養豚場があるせいか、寒い季節になるとカラスの群れが次第に大きくなって数百羽の大集団を形成している。 やはりここ […]
【相澤冬樹】高知県などに大雨をもたらし、日本海へ抜けた台風18号は3日、温帯低気圧に変わったというニュースをラジオで聞きながら、僕は筑波山から土浦に戻る車中にあった。国道125号の沿道には常陸秋そばの白い花が一面に咲き誇 […]
【コラム・相澤冬樹】まきを背負いながら本を読んで歩く姿に見覚えはないだろうか? 二宮金次郎像。尊徳の名でご存じかもしれない。その人物像をめぐっては時代時代で評価が様変わりしたが、金次郎像も時の世相をさまざまに映してきた。 […]
【コラム・相澤冬樹】G20貿易・デジタル経済相会合の会場となったつくば国際会議場には、本会議場や記者会見場の背景に、舞台の書き割りよろしく筑波山が描かれていた。男体山の方が高く、長く筑波と付き合ってきたものには違和感ある […]
【コラム・相澤冬樹】五月(さつき)晴れは五月雨(さみだれ)の晴れ間のこと。入梅後、旧暦五月(6月)に入ってから使う表現だ――と誤用をたしなめる。校閲仕事の習い性で、テレビのレポーターらが5月の行楽日和を「五月晴れ」という […]
【コラム・相沢冬樹】4月1日は筑波山神社の春の御座替(おざがわり)祭、昨年は11月1日の秋の御座替を前に宮司の解任騒ぎが広がる中での開催となったが、今回はどうか。本稿を書いている時点で、辞任した宮司の後任は決まっていない […]
【コラム・相澤冬樹】三夜様(二十三夜尊)で、ご祭神の月読命(ツクヨミノミコト)は男神か女神か、尋ねるものがいる。記紀では性別どころか月読の記述自体、ほとんどない。古事記では伊邪那岐(イザナギ)命が黄泉国から逃げ帰ってみそ […]
【コラム・相沢冬樹】生を「き」と読むか「なま」と読むかで、生醤油(しょうゆ)の正体は違ってくると解説するテレビ番組があったそうだ。塩以外の調味料を添加しないものを生(き)醤油といい、火入れ(加熱処理)をしないのを生(なま […]
【コラム・相沢冬樹】2005年の夏、つくば市東部の農村集落、吉瀬(きせ)に、古民家再生に取り組むグループが立ち上がった。Co-民家再生団という。吉瀬在住の根本健一さんの呼び掛けに集まったのは、集落に拠点を置く地域コンサル […]
【コラム・相沢冬樹】なにゆえ90年前にさかのぼる土浦の新聞の話(本コラム23)を持ち出したかというと、2013年8月に廃刊となった日刊紙、常陽新聞のことを調べていたからだ。同紙の前身である「豆日刊土浦」は1948(昭和2 […]
【コラム・相沢冬樹】つくば市—土浦市境に位置する宝篋(ほうきょう)山頂、標高461㍍はつくば市では筑波山(女体山、男体山)に次ぐ3番目の頂き、土浦市にあっては最高地点となる。「この高さが夜景を見るにはちょうどいいんです」 […]
【コラム・相沢冬樹】この話には、2人の新聞記者が登場する。中井川浩(1900-1949)と市村壮雄一(1903-1975)である。中井川は戦前に衆議院議員を務め、戦後は阿見町の霞ヶ浦農科大学(茨城大学農学部の前身)理事長 […]
【コラム・相沢冬樹】十五夜から数えて8日目の10月2日は旧暦23日、土浦市内では城北町の月読神社と小松の三夜様の2カ所で、二十三夜講の縁日が催される。共に午前中、講のメンバーが社殿に集って歓談のときを過ごす。十七夜、十九 […]
【コラム・相沢冬樹】二十三夜に昇る半月を「下弦」と書いたら(7月3日付け「土着通信部」16)、添えた写真に「上弦では」と異議を唱えるものがいた。数学で、円周上の2点を結ぶ線分を「弦」と習うから、半円の直線部が上にある月を […]