《土着通信部》27 「き」と「なま」で違ってくる 生そばの正体
【コラム・相沢冬樹】生を「き」と読むか「なま」と読むかで、生醤油(しょうゆ)の正体は違ってくると解説するテレビ番組があったそうだ。塩以外の調味料を添加しないものを生(き)醤油といい、火入れ(加熱処理)をしないのを生(なま […]
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Read More【コラム・相沢冬樹】2005年の夏、つくば市東部の農村集落、吉瀬(きせ)に、古民家再生に取り組むグループが立ち上がった。Co-民家再生団という。吉瀬在住の根本健一さんの呼び掛けに集まったのは、集落に拠点を置く地域コンサル […]
【コラム・相沢冬樹】なにゆえ90年前にさかのぼる土浦の新聞の話(本コラム23)を持ち出したかというと、2013年8月に廃刊となった日刊紙、常陽新聞のことを調べていたからだ。同紙の前身である「豆日刊土浦」は1948(昭和2 […]
【コラム・相沢冬樹】つくば市—土浦市境に位置する宝篋(ほうきょう)山頂、標高461㍍はつくば市では筑波山(女体山、男体山)に次ぐ3番目の頂き、土浦市にあっては最高地点となる。「この高さが夜景を見るにはちょうどいいんです」 […]
【コラム・相沢冬樹】この話には、2人の新聞記者が登場する。中井川浩(1900-1949)と市村壮雄一(1903-1975)である。中井川は戦前に衆議院議員を務め、戦後は阿見町の霞ヶ浦農科大学(茨城大学農学部の前身)理事長 […]
【コラム・相沢冬樹】十五夜から数えて8日目の10月2日は旧暦23日、土浦市内では城北町の月読神社と小松の三夜様の2カ所で、二十三夜講の縁日が催される。共に午前中、講のメンバーが社殿に集って歓談のときを過ごす。十七夜、十九 […]
【コラム・相沢冬樹】二十三夜に昇る半月を「下弦」と書いたら(7月3日付け「土着通信部」16)、添えた写真に「上弦では」と異議を唱えるものがいた。数学で、円周上の2点を結ぶ線分を「弦」と習うから、半円の直線部が上にある月を […]
【コラム・相沢冬樹】萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花(おみなへし) また藤袴(ふぢばかま) 朝貌(あさがほ)の花(『万葉集』巻八) 順にハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、アサガオで秋の […]
【コラム・相沢冬樹】水車と手仕事でつくる線香は、工業製品とどこがどう違うのか、つい定量的な答えを求めたくなるが、石岡市小幡で駒村清明堂を営む駒村道廣さん(64)の口からは、ほとんど数字の話が聞けなかった。「100%」天然 […]
【コラム・相沢冬樹】筑波山地域ジオパークが認定されたころ、地球科学を専攻する筑波大学の学生に「最近の受験では、理科で地学を選択しやすくなったのか」たずねたことがある。「いいえ難しいっす。地学で受験できる大学は限られている […]
【コラム・相沢冬樹】土用の丑(うし)の20日が近づいて、霞ケ浦産ウナギの近況が気になった。県内の天然ウナギは、福島第1原発事故の影響で2012年4月以降、出荷制限がかかっていたが、16年2月に解除されている。16年度の霞 […]
【コラム・相沢冬樹】三夜下のバス停(土浦市小松3丁目)脇に小さな喫茶店がある。「美味小家」と書いて「うまごや」と読む。家族の競馬好きが高じてのネーミング、地名の小松も気に入っていると女主人のシオタさんはいう。 「だって小 […]
【コラム・相沢冬樹】「蘆荻(ろてき)と真菰(まこも)の間を、汽船が波をたぷたぷと岸に漲(みなぎ)らせて航行していく」(田山花袋『水郷めぐり』1920年) 調べ物で、田山花袋(かたい)の紀行文を読んでいたら、「蘆荻と真菰」 […]
【コラム・相沢冬樹】先月亡くなった知人の葬儀で、故人の好きだったマーラーの交響曲第一番「巨人」を演奏するという弔辞を聞いて、追悼がてら駆けつけた。3日、つくばノバホールで開催の土浦交響楽団「第76回定期演奏会」。新指揮者 […]
【コラム・相沢冬樹】待ちかねたように、県花のバラが一斉に咲き誇る季節となった。12日から営業を開始したつくばローズガーデン(つくば市古来458、藤沢仁子園主)は、ほぼ平年並みの開花状況という。桜前線の到来以降続いていた花 […]