金曜日, 3月 29, 2024
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谷島英里子 -検索結果

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2陣営が出席 土浦市長選 立候補予定者説明会

【谷島英里子】任期満了に伴う土浦市長選(11月3日告示、10日投開票)の立候補予定者説明会が27日、同市役所で開かれ、5選を目指して立候補を表明している現職の中川清氏(74)陣営の関係者と、市内の政治団体、周文会代表の相澤保男さん(81)が出席した。取材に対し相澤さんは「周文会で立候補者を募集する」と話した。 同市長選をめぐっては、現職の中川氏が9月議会で一般質問に答えて立候補を表明した=9月11日付。現時点で表明しているのは中川氏ただ1人。 27日の説明会では市選挙管理委員会が、公職選挙法や選挙運動などについて説明した。 事前審査は10月15、16日。市選管によると9月1日現在の18歳以上の有権者数は11万8310人(男性5万8818人、女性5万9492人)で4年前(20歳以上)より約3000人増えた。4年前の投票率は28.42%だった。

「ボランティアするのは自己実現欲求」 筑波学院大 武田直樹講師が講演

【谷島英里子】筑波学院大学(つくば市吾妻)講師の武田直樹さんによる講演会「ボランティアで新たな未来を切り開こう!」が21日、土浦駅前の県県南生涯学習センターで開かれた。国内外のボランティア活動を紹介しながら、米国の心理学者マズローの欲求5段階説を語った。 同センターが主催し、約35人が聞き入った。武田さんは建設会社で働いた後、国際協力NGO日本国際ボランティアセンター(JVC)に所属し、タイのスラムでの青少年育成活動に従事した。さらに日本テレビの24時間テレビチャリティー委員会カンボジア事務所代表を務め、カンボジア農村での保健活動や、パキスタン地震時の日本赤十字活動調査経験を持つ。現在、同大講師で、学生と地域との連携を支援する社会力コーディネーターとして活躍している。 講演会ではまずボランティアの種類について、国際交流、環境保全、伝統文化の継承、子育てサポート、災害支援など多種多様と説明。社会に影響を与えたボランティアとして、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ、難病患者の基金を設立した歌手のマイケル・ジャクソン、国内では松下電器産業(現・パナソニック)の創業者・松下幸之助などを紹介した。 続くグループワークでは「人はなぜボランティアをするのか」をテーマに参加者と話し合った。「困っている人を助けるのは当たり前だと思う」「ボランティア後に感じる達成感や感謝の言葉でうれしくなる」「新しい自分に出会える」といった意見が参加者から出た。 武田さんはこれらをマズローの欲求5段階説の自己実現欲求だと解説し、「ボランティア組織はこれだけの膨大な思いを持っている人全員を満足させないといけない。組織はお金が無い中で、全員の満足度を満たすスキルが求められる。高度なマネージメントだ」と解説し、「ボランティアは高い欲求の一つの塊だ」と話した。 参加者からは、ボランティアする際の言語障害者とのコミュニケーション方法について質問が出たり、災害支援以外のボランティアを知ることができた、などの声が上がった。 武田さんは「ボランティアは一見こじんまりと見えるが、とても奥深く、重要な局面でじわじわと未来を創り上げてきた。世のため、人のため、自分のために美しく生きるのがボランティアと思う」と話していた。 ➡筑波学院大学の関連記事はこちら

土浦四中出身のアンサンブル 10月19日、市内で演奏会

https://youtu.be/vOb8YphR-Co 【谷島英里子】土浦四中出身の元オーケストラメンバーたちが結成した音楽グループ「土浦シニアアンサンブルフェルマータ」が10月19日、土浦駅前の県南生涯学習センターで演奏会を開く。土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」は6日、代表の森ひろみさんをゲストに招いてインタビューした。 現在は講師1人と7人の演奏者で構成するアンサンブル。アコーディオン、フルート、シンセサイザー、木琴、鉄琴、ベース、パーカッションの奏者がおり、森さんはピアノを奏でる。昨年まで4年連続で発表会という形で披露してきたが、来場者から好評の声があり、演奏会に名称を変えた。 演奏曲目は、映画音楽やジャズなどジャンル問わずさまざまな音楽が楽しめる。来場者に一緒に歌ってもらうコーナーも設ける予定だ。 開催が約1カ月後に迫り、メンバーたちは練習に力を入れている。森さんは「演奏中に手拍子をしたり口ずさんだりして楽しんでほしい」と話している。 開演時間は午後1時開場、同30分開演、終演は同4時ごろを予定している。入場無料。 ➡Vチャンネルいばらき・NEWSつくばチャンネルの過去記事はこちら

第30回機に「ブラインド」に変更 かすみがうらマラソン2020

【谷島英里子】来年の第30回大会に向けた「かすみがうらマラソン」実行委員会が19日、土浦市内で開かれ、来年4月19日開催することを決定した。また、第30回を機に昨年までの名称「国際盲人マラソン」を「国際ブラインドマラソン」に変更し、大会名称を「かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン2020」(土浦市、かすみがうら市など主催)にする。 ブラインドは目が不自由な人という意味。同事務局によると、ブラインドは全盲者だけを指すのではなくWHO(世界保健機関)の定義でも障害の程度の軽いクラスの視覚障害者までを含めた言葉。全国的にもブラインドが使用されているという。 マラソンは土浦市川口運動公園周辺をスタート、かすみがうら市歴史博物館先を中間点とし、川口運動公園のJ:COMフィールド土浦をゴールとする湖岸周回コースで競う。 種目、募集人数、参加費は次の通り。 【かすみがうらマラソン】▽一般の部=フルマラソン1万5000人、7000円▽10マイル6000人、5500円▽5㌔2000人、3500円▽5㌔チーム対抗レース=1万円 【国際ブラインドマラソン】▽フルマラソン=7000円▽10マイル=5500円▽5㌔=3500円(いずれも定員なし) エントリーは先着順で、県民先行エントリーは11月23日から、一般エントリーは12月4日からを予定している。 詳しくは大会ホームページhttps://www.kasumigaura-marathon.jp/ ➡昨年のかすみがうらマラソンの様子はこちら

初の研究室見学ツアーも 24日に霞ケ浦ECOフェスティバル

https://youtu.be/NqJ82W4dy14 【谷島英里子】県霞ケ浦環境科学センター(土浦市沖宿町)で24日、「霞ケ浦ECOフェスティバル2019」が開かれる。同市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」は16日、同センター環境活動推進課の永吉航さんと大森那月さんをゲストに招きインタビューした。 霞ケ浦や環境に関わる工作体験などを通して、水質浄化や環境保全、自然の恵みである生態系サービスに対する意識向上を図り、環境保全のための活動を推進するのが目的。「霞ケ浦水質浄化強調月間」(7月15日~9月1日)のメーンイベントに位置付られる。 内容は、霞ケ浦の水をろ過器を通してきれいな水にする体験や、ペットボトルや廃ガラスを使ったアート作品、魚釣り教室、昆虫の標本作り体験など盛りだくさん。楽しく体験しながら霞ケ浦や環境を学べる。 特におすすめなのが、初開催の「研究室見学ツアー」だ。日ごろ使われている研究室を研究員が案内し、さまざまな機械を見たり、研究物を保管している大型の冷蔵庫の中に立ち入ることができるという。博士になりきって白衣を着用し記念撮影できる場所もある。大森さんによると、周辺市町村の4体のご当地キャラクターの写真撮影会や飲食物産コーナーもあり、1日楽しめるイベントだという。 永吉さんは「夏休み終盤での開催となりますが、ぜひ家族で楽しく学びに来てください」と来場を呼び掛けている。 開催は午前10時~午後3時30分。入場無料。土浦駅東口からセンターへの無料シャトルバスも運行される。問い合わせは同センター(電話:029-828-0960)

【戦後74年の夏】3 遺品の日章旗還る 比で戦死のつくば市笈川さん

【谷島英里子】1945年3月9日、フィリピン・ルソン島で戦死した26歳の兵士が身に付けていた日章旗が2016年、つくば市の娘のもとに還ってきた。終戦から71年が経っていた。笈川美起子さん(75)は当時、母のお腹にいたため父の顔を写真でしか知らない。「70年以上も経ってとても驚いた。本当に、本当に家に帰りたかったのだと思う」と美起子さんは今も目頭を熱くする。 米の日章旗返還活動通じ 太平洋戦争の激戦地、ルソン島クラーク地区で戦死した父は、笈川清次郎さん。1920年生まれの秋田県出身。志願兵で、谷田部海軍航空隊で訓練を受け、戦地に赴いた。 戻ってきた日章旗は、カルフォルニア州在住の米国人男性が、元海兵隊員の父から譲り受け、保管していた。男性はテレビ番組で遺族への日章旗返還活動を行う団体「OBON」を知り、返還を依頼したという。日本遺族会、秋田県・茨城県遺族会、つくば市などを通じて笈川さんのものと判明した。墨で「祈 武運長久 笈川清次郎君」という激励の言葉が力強く書かれ、秋田の近隣住民とみられる名前が40人ほど記されている。また、2、3カ所小さな穴が開いているだけで、笈川さんが大切に身に付けていたことをうかがわせる。 母親が亡くなったのは返還の数年前だった。母からは生前、出征前の父が「美起子」と名付けていったという話は伝え聞いた。ほかに、美起子さんが父を感じることができたのは、兵隊姿の写真ぐらいしかなかった。会ったことはないし、もちろんお骨もない。周囲の人から、父は戦地で足を撃たれて死んだと聞いていた。寄せ書きの日章旗を目にすると父が必死で戦った思いを感じ、「とても悔しかったと思うし、やっと家に帰ってこられてよかった」と感慨深く語る。現在、日章旗は仏壇に納めて、毎日線香をあげているという。 美起子さんは戦後、母や親戚に大切に育てられた。衛生状況の悪化で伝染した頭のシラミには苦労したが、家では野菜をたくさん作っていたため食べ物には困らなかったという。テレビなどで戦時中の様子を見ると父を重ねてしまう。「戦争が二度とない世界で安心していきたい。日章旗を大切にし、次世代につなげていきたい」と話した。 ➡【戦後74年の夏】2はこちら

【戦後74年】「戦争が起きないよう願う」 土浦の野田信次さん(90)博物館で体験語る

【谷島英里子】土浦市立博物館(同市中央1丁目)で7日、「戦争体験のお話をきく会」が開かれた。1945年3月10日の東京大空襲で凄惨(せいさん)な体験をした市内在住の野田信次さん(90)が講話し「過去の教訓を学ばぬものは再び同じ過ちを繰り返す。今後(戦争が)起きないように願っている」と力強く語った。 野田さんは現在の東京都墨田区に生まれ、旧制中等教育学校のころ空襲に遭った。焼夷(しょうい)弾で一面火の海で逃げ場がなくなり、自宅も燃えてしまった。食糧のコメを防空壕に入れ、火に追われながら父親らと風上に走って隅田公園に避難した。そこには火の粉が浅草からも飛んできており、避難してきた人たちと叱咤(しった)激励して消火にあたったと生き延びた当時を振り返った。 この辺りでは「熱さで隅田川に飛び込む人、電柱につかまりながらセミのような状態で焼死した人、死体がゴロゴロ転がっていた」と悲惨な光景を話した。野田さんはその後何日か過ぎてから汽車で両親の実家がある土浦に疎開した。試験に合格し、土浦海軍航空隊の適性部(土浦市大岩田)に従事したという。 会場には国民服や当時の写真などが展示され、参加した30人を超える市民らは平和への思いを新たにした。戦時中、土浦に疎開していたという参加者の森玲子さん(84)=牛久市在住=は「戦争は心も体も食べ物も全てを失う。何が何でも戦争だけは食い止めないといけない」と話していた。

高校生、街なかでアピール 土浦キララまつりに10校集結

【谷島英里子】土浦市内にあるすべての高校(土浦特別支援学校を含む10校)が集結するイベント「学祭TSUCHIURA2019」が3日、土浦キララまつり会場内の土浦駅西口うらら大屋根広場などで開催された。部活動の披露や各校の特色を示したパネル展、ビブリオバトルがあり、多くの来場者が訪れて高校に関心を持つ機会となった。 昨年から始まり、内容を拡充して2回目の開催。メーンとなった部活動紹介は、特設ステージ上で、土浦二高書道部の書道パフォーマンスのオープニングから始まり、各校の鉄道研究サークル、剣道、バドミントン部などが日ごろの活動の様子を実演してみせた。パネル展示では、各校のブースが並び、直接生徒が学校の歴史や年間行事などを来場者した中学生らに説明していた。 5校対決のビブリオバトル、土浦工の狩谷さん優勝 本を紹介し、どの本が一番読みたくなるかを投票で競う書評合戦「ビブリオバトル」には、土浦二、常総学院、土浦工、土浦日大、土浦湖北の5校の代表が出場し、本の魅力をアピールした。「私の好きな本」をテーマに、5分間の制限時間のなかで熱弁をふるい、質疑応答を経て投票で優勝者を決める。 ラブストーリーの「君は月夜に光り輝く」(佐野徹夜著)、ミステリーの「スガリさんの感想文はいつだって斜め上」(平田駒著)など幅広く、若者らしい選択の書籍が並ぶなか、「夜と霧」(ヴィクトール・E・フランクル著)を紹介した土浦工3年狩谷燎亮さん(18)が優勝をさらった。第2次世界大戦中ナチスによって強制収容所に送られた体験を書いた1946年の文学作品で、一般参加者36人による投票で17票を獲得した。狩谷さんは「難しい本だったが、人生について考えたところがあったのだと思う。自分にとっての生きる意味について深く考えるきっかけになってほしい」と話していた。  

ベトさんの弟ドクさん迎え 美地さん出身地の土浦で平和コンサート

【谷島英里子】土浦市出身の歌手、美地さんの「美地平和を語り継ぐコンサート」が12日、土浦駅前の県県南学習センター多目的ホールで開催される。インターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」は2日、美地さんを招いてインタビューした。 美地さんは、障害者施設や児童相談所一時保護所の保育士として福祉に携わり38年。1993年のデビューから「愛と平和を歌う引き受けシンガー」として世界を舞台に活動している。 コンサートでは、スペシャルゲストで、ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響とみられる結合双生児として生まれた「ベトちゃんドクちゃん」の弟グエン・ドクさんが登場する。美地さんが世界各地でコンサートを行うなか知人の紹介でドクさんと出会い、「世界の子どもたちの未来のために力を尽くそう」と誓いあい、実現した。ドクさんは「ベトナム戦争と僕、世界の平和を願って」をテーマに講演するほか、2007年に死去した兄のドクさんへの思いを綴った曲「いつも僕の中に」を披露する。 美地さんはこの被害を伝える平和の祈りうた「世界中のお母さんたちへ」(作詞作曲・宮沢勝之)などを披露、同市在住の栗栖恵子さんによる戦争体験の話も聞く。美地さんは「土浦でドクさんをお迎えして平和への思いを一つにする日。ぜひ音楽を聞いてください」と来場を呼びかけている。 ◆コンサートは12日午後1時30分~4時。チケット(税込み)は一般3000円、中・高校生1000円、小学生・幼児無料、ベトナム人・障害者手帳持参で半額。手話通訳とスクリーンに字幕が出る。チケットの購入は美地企画(電話090・8495・2423)まで。ホームページはこちら

つくば駅前にアイスと雲のタペストリー 「涼」をテーマにデザインコンペ

【谷島英里子】関東甲信地方が梅雨明けした29日、つくば駅前のつくばクレオスクエアMOG1階にあるプラザ・パフォーマンス・ギャラリーは、涼感たっぷりの大型タペストリーで彩られた。筑波学院大学とつくば都市交通センターが主催する「空間デザインコンペティション」の授賞式が行われ、市民投票などで選ばれた優秀作品のタペストリー展示が始まった。 コンペは同大学メディアデザインコース3年生がデザイン教育の実践的な取り組みのため、2015年から行われ、つくばセンター地区のにぎわいにつなげている。今回も初めに学生の21作品がパネルで展示され、一般市民が投票。その後審査員らが優秀賞を、鈴木栞那さんの「カラフルアイス」とリ・ハクさんの「雲」に決めた。 「カラフルアイス」は、イチゴやレモンなどのフルーツアイスをみずみずしく色鮮やかにデザイン。特に子どもに楽しんでもらおうと、アイスの棒に「あたり」「はずれ」の仕掛けをした。 「雲」は、目を閉じて草原で風を感じる少女を描き、少女が着るスカートと青空の雲を合わせた。作者は「少女が涼しそうに感じている顔の表情をじっくりと見てほしい」という。 プラザ・パフォーマンス・ギャラリーの吹き抜け空間には、テーブルといすが設置され、ゆっくり鑑賞することができる。会期は9月30日まで、前半(鈴木栞那さん)と後半(リ・ハクさん)に分けて1作品ずつ展示される。 審査員長を務めたつくば都市交通センターの茂木貴志理事長は「つくばの夏の始まりにふさわしい作品で、とても涼やか。多くの人に立ち寄ってほしい」と話していた。

募集期間を延長 つくば観光大使 8月7日まで

【谷島英里子】つくば観光コンベンション協会(会長・五十嵐立青市長)は、つくば市の魅力を発信する「第14代つくば観光大使」3人の募集期間を8月7日まで延長する。当初7月22日までとしていた。一定数の応募はあったものの、さらに広く多くの人に関心を持ってほしいと延長する。 観光大使6人のうち半数の3人を募集する。活動は県内外のイベントや行事に出席し、魅力や観光をPRすること。主に11月のつくばマラソン、2~3月の筑波山梅まつり、5月のつくばフェスティバル、8月のまつりつくばのほか、県外での観光キャンペーン、メディア出演などを行う。筑波山登山や梅まつりでの振り袖業務もある。 任期は9月1日から2021年8月31日までの2年間。毎年、半数の3人ずつが交代する。活動時には謝礼が出る。応募条件は①18歳(高校生不可)から40歳までの明るく健康な男女②観光行事にボランティア精神をもって積極的に取り組むとともに、つくば市の魅力をPRできる人③任期中、つくば観光コンベンション協会の指定した日(年間約20日程度※土日祝、平日かかわらず)に必ず従事できる人など。 同協会担当者の武田和孝さんは「つくば好きな人にとって、自分でつくばをPRできるチャンスです。ぜひ大使にチャレンジしてください」と呼び掛けている。 応募は同協会ホームページから観光大使応募用紙をダウンロードして必要事項を記入し郵送する(8月7日必着)。問い合わせは同協会(電話029‐869‐8333)まで。

文化と観光で平和の種まきを 20日、つくばでスリランカを紹介

https://youtu.be/NJ7vqjWfk7A 【谷島英里子】つくば市吾妻のBiViつくば2階交流サロンで20日、外国人が自国の文化や歴史を紹介する「世界お茶のみ話」が開かれる。土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」は19日、第32回の講師を務める、スリランカ出身のニルマール・ペレラさん(41)をゲストに招いてインタビューした。 「世界お茶のみ話」はつくば市国際交流協会主催。毎月第3土曜日に各国の講師が自国を紹介しながら、自国のお茶を振る舞うのが特徴で、参加者全員で語り合う。今回は紅茶の国スリランカのミルクティーが登場する。 ペレラさんは、宝石の町として名高い町ラトナプラで生まれた。子どものころからスリランカを走る日本車やテレビドラマを目にしていて、叔父が日本の大学で教授になったことから、日本にあこがれがあった。2005年に来日し、東京都内の日本語学校を経て、龍ケ崎市にある流通経済大学国際観光学科を卒業。その後、旅行業を手がけるセイロン興業を立ち上げた。現在はつくば市に妻と子ども2人の4人で暮らしている。ボランティア活動にも積極的で、東日本大震災の際にはスリランカ大使館の職員とともに、仙台などに行き3日間、がれきの掃除や炊き出しを行ったという。 旅行業も順調だったとき、痛ましいニュースが入ってきた。4月にスリランカで発生した連続爆弾テロ。258人が犠牲となった。ペレラさんは、「スリランカは30年間ほど内戦状態にあったが、それ以来10年は平和が続いていた。内戦やテロのことを忘れかけていた。世界中から観光客が訪れ、観光ランキングも上位だった。本当に大変なこと」。今回、日本人や他国の人にスリランカの話をたくさんしたい。「『文化と観光で平和の種まき』という気持ちで仕事をしているので、世界お茶のみ話がそれのきっかけになれば」と話している。 会場では妻のナディーシャさんによるスリランカ舞踊も披露もある。時間は午後3時45分~午後5時15分。参加無料。

つくば市の翻訳家が出版費募集 自閉症の高校生描いた米国小説

【谷島英里子】発達障害の子どもを育てる、つくば市在住の翻訳家・林真紀さん(42)が、発達障害の一つ、自閉症スペクトラム障害の高校生の成長を描いた米国の小説「Kids Like Us(キッズ・ライク・アス)」(ヒラリー・レイル著、2017年)を翻訳し、日本語版として出版したいと、クラウドファンディングで支援を募っている。 小説は、思春期を迎えた自閉症スペクトラム障害の男子高校生が主人公で、特別支援学校から普通高校へ通うことになり、友人ができたり恋に落ちたりして「普通とは何か?」と葛藤するストーリー。 林さんも主人公と同じ自閉症スペクトラム障害の9歳の長男を育てる。その傍ら、発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」のライターとして活躍、発達障害に関わるコラムを連載してきた。子育て中の保護者の集まりで頻繁に耳にするのが「この子たちの思春期はどんな感じなのでしょうか」といった悩み。いろいろな人の希望になるような、でも、リアルな書籍を探したが、マニュアル本や幼少期にスポットを当てた話、そして悲観的な話ばかり。その後も探し続けて3年目、ようやく見つけたのが米国で発行された「Kids Like Us」だった。 林さん自身、子どもが幼いころは将来の不安ばかりが先に立ち、親子共々休む暇なく、言語療法、作業療法、音楽療法、運動療育などに通わせた。ある日、子どもに「僕、疲れた。ママといるときはもっとゆっくりしたい」「自分が『できない子』だと思うのはもう嫌」と言われたことが立ち止まるきっかけになったそうだ。 「自分は一体何をやっているのだろう、子どもの将来のためにはどうすることが良かったのか、我が子にどうなってもらうことを目指していたのか、その答えが見えないままに子育てをすることは本当に辛いことだった」と振り返る。現在は、日ごろから子どもに「頑張ったらいいことがある」という意識付けをし、行動力を身に付けさせているという。 発達障害の子どもの教育環境は、幼児期には病院や療育施設でさまざまな療育が準備され、学校に入ると学習支援があり、親子共々忙しい日々を送る家庭が多い。しかし、その先の思春期以降のビジョンが空白になっているという。「恋をしたり、友情を築いたり、将来の夢について考えを巡らせたり、そんな思春期の子どもたちの毎日を、発達障害の子どもたちがどのように迎え、感じていくのか。保護者は、それが見えてこない不安を抱えながら、とにかく幼少期の療育と支援に奔走せざるを得ない」と林さん。 こうした発達障害の子どもを育てる周囲の保護者たちの声が、この本の翻訳を後押ししたという。 同書の読みどころについて、主人公だけでなく家族や周囲の人たちの葛藤も生々しく描かれて共感する部分も多い。「普通とは何か?」を主人公が自分なりの解を見出していき、その解答には「爽快感や希望を感じられた」。読み終わった後、「私は私のままで、我が子は我が子のままでいい」と思うことができ、「この子と親子でいられてよかった」と感じられるはずと語る。 2020年春の出版を目指す クラウドファンディングを活用した翻訳出版プロジェクトを数多く立ち上げるサウザンブックス社(東京都渋谷区)に運営を委ねた。購読希望者を事前に募り、プロジェクト成立後、版権購入費や翻訳費、印刷・製本費などに充てて出版していく。 出資額の目標は230万円。募集期限は9月9日。2020年春の出版を目指している。 クラウドファンディン募集を6月に始めて1カ月が経った。驚いたのがLGBTや精神障害者からの反応があること。林さんは「生きづらさを感じている人にも伝わる。普遍的な本なのかもしれない」と手ごたえを感じている。 クラウドファンディング募集のページ⇒http://thousandsofbooks.jp/project/kidslikeus/

土浦市内10高校が集結 「学祭」今年は8月3日

【谷島英里子】土浦市内にあるすべての高校(10校)が集結するイベント「学祭TSUCHIURA2019」が今年は8月3日に開催されることが決まった。市、市教育委員会が主催して昨年11月に初めて開かれ約2000人が来場した。今年は土浦キララまつり(8月3、4日)や学校説明会の開催時期に合わせ、より多くの来場者を狙う。 学祭は小中学生に向け土浦での高校生活のイメージ向上を図るとともに、市民や高校OB・OGの愛着心を喚起するのが目的。土浦は県内で水戸に次ぎ高校が多く、毎日約9000人が市内に通学しているという。会場はJR土浦駅西口周辺のうらら大屋根広場やアルカス土浦などで行う。 参加するのは県立土浦一、土浦二、土浦三、土浦工業、土浦湖北、土浦特別支援。私立は土浦日大、土浦日大中等教育、常総学院、つくば国際大高校。 11日には各校代表生徒で組織された企画検討会議のメンバーが記者会見を開き、企画内容を説明した。昨年に引き続き、目玉となるステージを使った部活動紹介のほか、本の魅力を紹介し合う学校対抗ビブリオバトル、絵画や書の作品展示などをする。新たに、会場4カ所を巡るスタンプラリーを開催し、模擬店を出店するという。 企画検討会議では他校とのつながりを高めたり、近隣の小中学生に各校の特色を知ってもらいたいとこれまで5回の打ち合わせを行ってきた。生徒たちは学祭の良さを「学校説明会は1日に1校しか行く時間がないが、学祭なら1日に10校も見られる」「いろいろな部活動を地域の方にも見ていただける」などと語った。 ポスターは、小中学生を意識した可愛らしく元気なデザインで、お祭りをイメージさせようと、つちまるに法被を着せ、各校の校章を入れた。生徒が案を出して市内在住のイラストレーター、ふるやまなつみさんが制作した。 土浦工業3年の狩谷燎亮さん(18)は「明るく元気でさわやかなイベントなので老若男女が楽しめる。ぜひご来場ください」と呼びかけている。

お店でお店に学ぶ土浦まちゼミ 8月9日まで65講座

https://youtu.be/rFhfDX6aK5k 【谷島英里子】商店主らが講師となり、プロならでは専門知識や情報、コツを無料で教える「第4回土浦まちゼミ」が土浦市内の店舗で開かれている。同市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」は5日、ゼミに参加しているファミリーライフクラモチの柴田隆治さんを招いてインタビューした。 まちゼミは「きれい」「つくる」「たべる」「健康」「まなぶ」「キッズ」の6つのテーマで65講座あり、各商店の持ち味を生かした講座を開く。今年で4回目を迎えた。 ファミリーライフクラモチは生命保険の代理店で、同市永国に店を構える。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ社員4人が講師となり、▽相続税~お金の終活▽共働き夫婦のライフプラン▽未来年表づくりとお金の貯め方▽保険見直しのポイント―の4講座を開く。 柴田さんは「まちゼミは無料の講座で店の雰囲気を知ることができる絶好の機会。こんな店があったのかという発見にもなるので、ぜひ参加してください」と話した。 問い合わせはファミリーライフクラモチ(電話0120・123・065)、土浦まちゼミについては土浦商工会議所(電話029・822・0391)。

フックン船長、LINEスタンプに登場 全40種つくば市が販売

【谷島英里子】つくば市のイメージキャラクター「フックン船長」のLINEスタンプが1日、登場した。市は市民らに活用してもらうことで地元への愛着度向上や内外にキャラクターの周知を図る。 フックン船長は、市の特徴「自然(フクロウ)」と「科学(ロボット・宇宙飛行士)」をモチーフにした宇宙飛行士型ふくろうロボットで、宇宙飛行を夢見ているキャラクター。筑波研究学園都市建設の閣議了解50周年を記念して、2014年に誕生した。 スタンプは全40種1セットで120円(税込み)。日常でよく使う言葉に、フックン船長の口癖である、「~フク!」を付けた、「いいね!フク」「おつかれさまフク。」「がんばってフク!」など。ほかに、筑波山やロケットのイラスト、通勤・通学する人たちやつくばを離れた人たちが、つくばに戻る際に使うフレーズ「つくばっく」なども取り入れた。スタンプの収入は市の事業に広く役立てる。 デザインを担当した市広報戦略課の中林まどか主事は「LINEスタンプをきっかけに、つくばに興味を持ち、好きになっていただけたら」と話す。ダウンロードはLINE STORE クリエイターズスタンプから「フックン船長」で検索する。

天童発「赤い宝石」土浦着 22、23日にサクランボ販売のフェア開催

【谷島英里子】土浦市と観光物産協定を結ぶ山形県天童市は22、23日に土浦市内3カ所で「天童フェア」を開き、生産量日本一の同県産サクランボ「佐藤錦」を販売する。 サクランボが日本に伝わったのは明治初期で、各地で栽培が試みられたが、ほとんどが失敗、霜害や台風被害の比較的少ない山形県の内陸部だけが「成果」をあげたという。佐藤錦は同県内で交配育成された品種で、「赤い宝石」とも呼ばれ、見た目がきれいな鮮紅色で光沢がある。果肉はジューシーで、さわやかな酸味と強い甘みが特徴だ。 天童フェアでの販売価格(税込み)は、フードパック1パック(200グラム)600円、2パック1100円、1キロバラ箱入り4700円。宝石箱のように手作業で箱詰めされたパッケージ(3500円)も用意される。 ほかに漬物やお菓子、くだものの缶ジュースなど特産品が並ぶ。一部会場ではサクランボシロップのかき氷を販売する。 山形県東部に位置する天童市は、江戸時代末期に市内の8村が旧土浦藩領だったことなどが縁で、土浦市と相互交流協定を結んだ。天童フェアの問い合わせは土浦市観光協会(電話029-824-2810)まで。 天童フェアの日程と会場は次の通り。 ◆土浦まちかど蔵(中央1丁目)=22日午前10時~午後5時、23日午前10時~午後2時 サクランボ、漬物、お菓子、山形の玉こんにゃく実演販売 ◆小町の館(小野)=22日午前10時~午後3時、23日午前10時~午後2時 サクランボ、漬物、お菓子、山形の玉こんにゃく実演販売 ◆J:COMスタジアム土浦(川口2丁目)=22日午前10時~午後3時 山形の玉こんにゃく実演販売、サクランボシロップのかき氷(天候不良の場合中止の場合あり)

つくばの歴史や文化、楽しく学んで 「秀峰筑波かるた」完成

【谷島英里子】つくば市北部の小中学校9校の統合による市立秀峰筑波義務教育学校(つくば市北条)の開校(2018年4月)を記念した「秀峰筑波かるた」が、このほど完成した。学校区の歴史や文化を楽しく学べる内容で、生徒や保護者、地域住人など約3000人が協力した。 制作を呼びかけたのは、同校のPTA役員を務めていた柿崎優子さん(47)。旧作岡小閉校の際も記念かるたを作った経験があった。「かるたはシンプルなゲームで誰でも楽しめる」と、多くの賛同により、義務教育学校の開校記念事業としてPTA役員を中心に制作委員会が発足した。 かるたの箱は染色家の柿崎さんが自らデザイン。「あ」から「ん」までの46種類あり、読み札は同校5年生が考え、美術部員が絵札を描き、札の裏側には解説分も加えられた。札には地域の特産品や伝統行事、歴史上の人物、方言が盛り込まれた。例えば、「矢中の杜(もり) 昭和感じる文化遺産」「乱世の世 何度も挑んだ小田氏治」といった文化や歴史にちなんだものや「空高く そびえるバナナ筑波山」など標高877メートルを語呂で学べるユニークな作もあった。 全部で110セットを制作。今後は地域などでかるた大会を開催する考えという。17日には同校で贈呈式が行われた。柿崎さんは「かるたは全て地元ネタなので楽しく笑いあいながらできる。3世代で競い合う姿も見てみたいですね」と話している。 希望者には貸し出しを行う。問い合わせは柿崎さん(メールpuninoie@alpha.ocn.ne.jp)まで。

神立駅周辺でドリンクラリー 35店舗が特別メニュー

https://youtu.be/eBCPmnsbfko 【谷島英里子】土浦市のJR神立駅周辺の飲食店を、お得なチケットで食べ歩き・飲み歩きできるイベント「囲(い)酒屋神立ドリンクラリー」が16日まで開催されている。14日、土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」に、参加店の一つ、I-N kitchen店長のバスネット・クル・バハドウルさんを招いてインタビューした。 ドリンクラリーは神立商工振興会が同駅周辺と同地区の活性化、新規顧客の開拓につなげようと企画し、7回目の開催。35店舗が参加している。飲酒できない人や女性でも気軽に楽しめるよう、ランチ営業の店もある。 参加するには3枚つづりで2400円のチケットを事前に参加店で購入する。各店工夫を凝らし、「本マグロの鉄火巻+煮物+アルコール」「常陸牛のローストビーフ+ドリンク各種」など、チケット1枚で料理1品と飲み物1杯がお得に楽しめる。利用者の中から抽選で30人に、参加店で使える3000円分の食事券のプレゼントもある。 参加店の一つ、カレー・インド料理のI-N kitchenは、バターチキンカレーやタンドリーチキンのセットを提供している。カレーの辛さを選ぶことができ、日本人客が9割の人気店という。バスネットさんは「イベントを機会に店を知っていただけるようになればうれしい。ぜひラリーを楽しんでください」と話している。 参加店舗やマップなどの詳細は、駅周辺の情報サイト「神立手帖」(http://kandatsu.org/)で。 ➡Vチャンネルいばらき「NEWSつくばチャンネル」の過去記事はこちら

令和に響け 土浦で伝統の「刻の太鼓」

【谷島英里子】「時の記念日」の10日、土浦市中央1丁目の亀城公園内にある土浦城櫓門(やぐらもん)=県指定文化財=で、江戸時代に時刻を知らせた「刻(とき)の太鼓」を保存会が響かせた。12日までの3日間、午前6時と午後6時の2回打ち鳴らす。 江戸時代、櫓門の楼上では、午前6時と午後6時に太鼓を打って、城下に時刻を知らせていた。使用された太鼓=市文化財=は胴内に書かれた墨書から1770年に制作されたと分かっているという。 土浦の刻の太鼓は1872年ごろに途絶えたが、市制60周年を記念し、有志らが2000年に復活させた。07年に刻の太鼓保存会が設立され、現在は10~80代の42人が所属している。 保存会は午前6時になると、はっぴ姿で2人1組になり、ばちを太鼓に打ち付けて「ドーン」と約20分間威勢よく響かせた。保存会の須田義之会長は「令和元年、新たな気持ちで伝統を引き継いでいきたい」と話していた。

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