火曜日, 4月 23, 2024
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県フラワーパーク -検索結果

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茨城県フラワーパークのバラ 《ご近所スケッチ》4

【コラム・川浪せつ子】バラの時期がやってきました。毎年、ウキウキ気分。でも今年は様子が違うのです。4月中旬になると「早く咲いてほしいなぁ」と思うのですが、今年は4月半ばに咲いた我が家のバラ。今までと比べると、1カ月も開花が早いのです。 以前は5月半ばでしたが、昨年は連休中に。そして今年は4月中旬に! このようなところにも、温暖化の影響があるのかもしれません。うれしいですが、ちょっと微妙な気持ち。 今回の茨城県フラワーパークは、我が家より少し北の方に位置するので、見ごろはこれからでしょう。ここには何度もスケッチに行っています。このお気に入りの場所を描くのも、4枚目くらい。初めてスケッチに行ったのは、東日本大地震があった2011年3月11日でした。 スケッチを終え、筑波山を越えて帰宅する途中。車がユラユラするので、見晴らし台のパーキングで休憩。そうしたら、知らない男性が車のドアをたたいて、「たいへん! たいへん! 地震だ~!」。それを聞いて、「まぁ、大げさな」。山を下る途中、道路中央に大きな岩、道路のあちこちにヒビ。 「道路公団さん、手抜き? 早く直してほしいわ」。もっと行くと、温泉街。「なんで、従業員の皆さん、建物の外に並んでいるのかな?」 とても疲れたので、東大通りのハンバーガー店で休んでいこうと思ったら、電気がついていません。「あら、ここのお店、閉店してしまったのねぇ」。そして、西大通りを走っていたら、「なんで、民家の屋根、崩れているの?」。事態の大変さを全く理解できませんでした。 そして、コンビニの駐車場に到着。その日就職活動で都内に行っている息子から、「お母さん、大丈夫?」。やっと事態を理解したのでした。 コラム連載開始から13年目入り 話は変わりますが、旧常陽新聞(現NEWSつくば)に連載を始めてから、今年4月で13年目に入ります。東日本大地震のあった次の月からです。そのときの絵は「つくば大池の桜」。大池の横から筑波山を超え、フラワーパークに行き、温泉街経由で帰宅した話を載せました。 フラワーパークの思い出は、山ほどあります。今回は、お花のこと、お店のこと―いろいろ書きたかったのですが、あの地震のことになりました。 12年過ぎても、3.11のことは昨日のことのように思い出します。被害の多さに心がチクチクします。生きていると、悲しいこと、辛いことが多くありすぎます。そんな中、少しでも心が癒されるような絵を描くことができたらと。どうか、皆さんが穏やかに暮らせますように。(イラストレーター)

茨城県フラワーパークのバラ 《ご近所スケッチ》4

【コラム・川浪せつ子】バラの時期がやってきました。毎年、ウキウキ気分。でも今年は様子が違うのです。4月中旬になると「早く咲いてほしいなぁ」と思うのですが、今年は4月半ばに咲いた我が家のバラ。今までと比べると、1カ月も開花が早いのです。 以前は5月半ばでしたが、昨年は連休中に。そして今年は4月中旬に! このようなところにも、温暖化の影響があるのかもしれません。うれしいですが、ちょっと微妙な気持ち。 今回の茨城県フラワーパークは、我が家より少し北の方に位置するので、見ごろはこれからでしょう。ここには何度もスケッチに行っています。このお気に入りの場所を描くのも、4枚目くらい。初めてスケッチに行ったのは、東日本大地震があった2011年3月11日でした。 スケッチを終え、筑波山を越えて帰宅する途中。車がユラユラするので、見晴らし台のパーキングで休憩。そうしたら、知らない男性が車のドアをたたいて、「たいへん! たいへん! 地震だ~!」。それを聞いて、「まぁ、大げさな」。山を下る途中、道路中央に大きな岩、道路のあちこちにヒビ。 「道路公団さん、手抜き? 早く直してほしいわ」。もっと行くと、温泉街。「なんで、従業員の皆さん、建物の外に並んでいるのかな?」 とても疲れたので、東大通りのハンバーガー店で休んでいこうと思ったら、電気がついていません。「あら、ここのお店、閉店してしまったのねぇ」。そして、西大通りを走っていたら、「なんで、民家の屋根、崩れているの?」。事態の大変さを全く理解できませんでした。 そして、コンビニの駐車場に到着。その日就職活動で都内に行っている息子から、「お母さん、大丈夫?」。やっと事態を理解したのでした。 コラム連載開始から13年目入り 話は変わりますが、旧常陽新聞(現NEWSつくば)に連載を始めてから、今年4月で13年目に入ります。東日本大地震のあった次の月からです。そのときの絵は「つくば大池の桜」。大池の横から筑波山を超え、フラワーパークに行き、温泉街経由で帰宅した話を載せました。 フラワーパークの思い出は、山ほどあります。今回は、お花のこと、お店のこと―いろいろ書きたかったのですが、あの地震のことになりました。 12年過ぎても、3.11のことは昨日のことのように思い出します。被害の多さに心がチクチクします。生きていると、悲しいこと、辛いことが多くありすぎます。そんな中、少しでも心が癒されるような絵を描くことができたらと。どうか、皆さんが穏やかに暮らせますように。(イラストレーター)

イルミネーションプロ部門全国9位に 県フラワーパーク

【山崎実】今年で5年目を迎える県フラワーパーク(石岡市下青柳)のイルミネーションが、夜景観光コンベンション・ビューロー認定「第7回イルミネーションアワード」のプロフェッショナルパフォーマンス部門で、全国第9位のランクインを果たした。 全国約5542人の夜景鑑賞士(検定の有資格者)を対象に、「実際に行ってみて良かった」国内施設アンケートを行い、得票ポイントでランキングを決定する。フラワーパークが初めてベスト10入りを果たした部門は、専門性、演出性の高い「光の演出」が特に評価の対象になる分野。 「『恋人の聖地』の夜が輝きだす」を今年のテーマに、昨年同様、約100万個のLED電球が、約100メートルの光のトンネル、広大な丘を彩る一面の光、輝くブーケの園(ダリアの園)など、園内が所狭しと飾り付けられている。 フィナーレの来年1月11日から13日までの3日間は、レーザーとイルミネーションの競演が楽しめ、「恋人の聖地にふさわしい大切な人と過ごしたい場所をアピールしていきたい」という。 県フラワーパークは電話0299-42-4111。 ➡県フラワーパークの過去記事はこちら

「見る」から「感じる」へ 34年ぶり全面リニューアル 県フラワーパーク

【山崎実】県フラワーパーク(石岡市下青柳)が、34年ぶりの全面リニューアルに乗り出す。茨城を代表する新たな〝花の観光拠点〟として一新し、観光客の増加と地域経済の活性化を図るのが狙い。 同パークは1985年6月に開園した。約12ヘクタールの園内には800品種・約3万株の県花バラを始め、280品種・1800株のダリアのほか、ボタン約1800株などが四季を通じて咲き競う。この花の公園を囲むように、周囲には約18ヘクタールのふれあいの森が広がり、全体面積は約30ヘクタールに及ぶ。 開園当初は人気も高く、ピーク時の1992年は年間約37万人の来園者があった。その後、各地に同じような施設が出来たことで観光客が分散。現在は17万人程度で横ばい状態が続いている。 V字回復への切り札として県が取り組むのが今回の全面リニューアルだ。コンセプトは、従来の「見る(観賞する)」から「感じる(体験する)」パークへのイメージチェンジ。年内の基本・実施設計を待たずに、施設整備の一部工事に着手する。 具体的には、頂上付近の大温室(フラワードーム)に隣接する展示温室を、体験型のワークショップ施設に改修する。子どもから大人までの来園者が、フラワーアレンジメントや木工細工などを楽しみながら体験できる施設にする。 また来年度は大温室を撤去し、跡地に、花や自然を感じながら本県の味覚を楽しむレストランを新設する。さらに現在は園路から花の植栽花壇には入れない道順となっているが、「感じる」コンセプト実現のため、ローズガーデン改修に取り組み花壇に入れるようにする。 芝生の丘テラスは、家族連れでも長時間過ごすことができるよう、ベンチなどを設置して〝憩いの空間〟を創造するほか、エントランスゲートもデザインの見直しを行う。 全体事業費は約18億円で、再来年度春のリニューアルオープンを目指す。県観光物産課は「パーク全体をリニューアルし、本県の魅力を再発見・再発信する観光拠点として再構築したい」と話している。

いばらきフラワーパーク 《日本一の湖のほとりにある街の話》10

【コラム・若田部哲】茨城県の花「バラ」をメーンとするテーマパークとして、長年地域に愛されてきた「茨城県フラワーパーク」。同園は2021年4月、「見る」から「感じる」をコンセプトに、「いばらきフラワーパーク」としてリニューアルオープンしました。 園の設計・運営を手掛けるのは、都内を中心に洗練されたお花を提供する「青山フラワーマーケット」を運営する「株式会社パーク・コーポレーション」。今回は同園広報の潮田さんに、リニューアル後の見どころをご紹介いただきました。 まず挙げられたのが「地域とのつながり」。エントランスに大胆に積み上げられた大きな石は、地元の石職人が切り出した筑波石の石積みです。さらに最初に出迎えてくれるバラは、園の所在地「八郷」にちなみ、フランス語で「八」をあらわす「ユイット」、「郷」を意味する「カンパーニュ」に日本語の「結い」という言葉を組み合わせた、同園のための新品種「ユイット・カンパーニュ」。 レストランでは茨城県・八郷の食材をふんだんに用いたメニューが楽しめるなど、バラを中心とするコンセプトを引き継ぎつつ、地域文化を洗練した形で散りばめたものとなっています。 そして、種々の工夫により体で「感じる」フラワーパークが広がっています。中心となるバラ園は、360度バラの香りに包まれる「バラのトンネル」にはじまり、「バラテラス」や「色別バラ」といった目を楽しませるエリアのほか、「香りのバラ」として様々な香りを楽しめるエリアなど900品種も。 見るだけでなくバラを用いたスイーツなど、味覚でも楽しめるうえ、バラなど季節の植物の蒸留体験といった体験プログラムなど、まさに五感で感じられるコンテンツが展開されています。 八郷の風土を丸ごと楽しめる施設 もちろん、バラだけでなく四季を通じて折々の花々が楽しめるようになっており、4月の今は関東でも有数、100万本のシャガの群落が咲き誇ります。白いかれんな花が、森の中の小道を埋める清々しい美しさは格別。その他の季節も、季節ごとの美しい花やイルミネーションが園内を飾ります。 そして、「100の体験」アクティビティとして、「バラ摘み体験」「季節のボタニカルリースづくり」「季節の花々のポストカードづくり」「パークヨガ」など、花とロケーションを生かし、季節にあわせた様々なアクティビティが用意されています。こうした取り組みにより、リニューアル前と比較してお客様の滞在時間が大きく伸びたそうです。 さらに、リニューアルに合わせ整備された宿泊施設「花やさと山」では、コテージやグランピングなどで気軽に自然と触れ合うことが可能。日中に花を楽しんだら、夜は都会では味わえない満天の星空に出会えます。また、宿泊者だけの特別な体験として、花が最も美しい開園前の早朝の園内を散策することができる、スペシャルな特典も! 22人ものガーデナーが丹精込めて育てる折々の季節の花々と、八郷の風土を丸ごと楽しめる同施設。爽やかな散策が楽しいこれからの季節に、ぜひ足をお運びください。一回では味わいつくせない、四季折々の美しさを体感するために、年間パスポートの購入がおススメです!(土浦市職員) <注> 本コラムは「周長」日本一の湖、霞ケ浦と筑波山周辺の様々な魅力を伝えるものです。 これまで紹介した場所はこちら

いばらきフラワーパーク 《日本一の湖のほとりにある街の話》10

【コラム・若田部哲】茨城県の花「バラ」をメーンとするテーマパークとして、長年地域に愛されてきた「茨城県フラワーパーク」。同園は2021年4月、「見る」から「感じる」をコンセプトに、「いばらきフラワーパーク」としてリニューアルオープンしました。 園の設計・運営を手掛けるのは、都内を中心に洗練されたお花を提供する「青山フラワーマーケット」を運営する「株式会社パーク・コーポレーション」。今回は同園広報の潮田さんに、リニューアル後の見どころをご紹介いただきました。 まず挙げられたのが「地域とのつながり」。エントランスに大胆に積み上げられた大きな石は、地元の石職人が切り出した筑波石の石積みです。さらに最初に出迎えてくれるバラは、園の所在地「八郷」にちなみ、フランス語で「八」をあらわす「ユイット」、「郷」を意味する「カンパーニュ」に日本語の「結い」という言葉を組み合わせた、同園のための新品種「ユイット・カンパーニュ」。 レストランでは茨城県・八郷の食材をふんだんに用いたメニューが楽しめるなど、バラを中心とするコンセプトを引き継ぎつつ、地域文化を洗練した形で散りばめたものとなっています。 そして、種々の工夫により体で「感じる」フラワーパークが広がっています。中心となるバラ園は、360度バラの香りに包まれる「バラのトンネル」にはじまり、「バラテラス」や「色別バラ」といった目を楽しませるエリアのほか、「香りのバラ」として様々な香りを楽しめるエリアなど900品種も。 見るだけでなくバラを用いたスイーツなど、味覚でも楽しめるうえ、バラなど季節の植物の蒸留体験といった体験プログラムなど、まさに五感で感じられるコンテンツが展開されています。 八郷の風土を丸ごと楽しめる施設 もちろん、バラだけでなく四季を通じて折々の花々が楽しめるようになっており、4月の今は関東でも有数、100万本のシャガの群落が咲き誇ります。白いかれんな花が、森の中の小道を埋める清々しい美しさは格別。その他の季節も、季節ごとの美しい花やイルミネーションが園内を飾ります。 そして、「100の体験」アクティビティとして、「バラ摘み体験」「季節のボタニカルリースづくり」「季節の花々のポストカードづくり」「パークヨガ」など、花とロケーションを生かし、季節にあわせた様々なアクティビティが用意されています。こうした取り組みにより、リニューアル前と比較してお客様の滞在時間が大きく伸びたそうです。 さらに、リニューアルに合わせ整備された宿泊施設「花やさと山」では、コテージやグランピングなどで気軽に自然と触れ合うことが可能。日中に花を楽しんだら、夜は都会では味わえない満天の星空に出会えます。また、宿泊者だけの特別な体験として、花が最も美しい開園前の早朝の園内を散策することができる、スペシャルな特典も! 22人ものガーデナーが丹精込めて育てる折々の季節の花々と、八郷の風土を丸ごと楽しめる同施設。爽やかな散策が楽しいこれからの季節に、ぜひ足をお運びください。一回では味わいつくせない、四季折々の美しさを体感するために、年間パスポートの購入がおススメです!(土浦市職員) <注> 本コラムは「周長」日本一の湖、霞ケ浦と筑波山周辺の様々な魅力を伝えるものです。 これまで紹介した場所はこちら

《令和楽学ラボ》4 茨城県立の石岡特別支援学校が開校

【コラム・川上美智子】知的障害のある児童生徒を対象とする特別支援学校(小学部・中学部・高等部)が4月に石岡市下青柳に新設され、11月21日、開校式が挙行されました。この学校は、県内23番目の公立の特別支援学校となり、定員オーバー状態であった県立つくば支援学校の児童生徒ら111名が転入し、新入学の児童生徒と合わせ154名でスタートしました。 小美玉市、石岡市、つくば市(旧筑波町)が通学区域とされ、今までつくば市まで通学を余儀なくされていた子どもたちにとり、とても便利になりました。92名の教職員が配置され、手厚い指導が行われます。 旧八郷南中学校を増改築した校舎は、県産材をふんだんに使い、清々しい木の香りが漂い、明るく広々としています。校舎の窓からは雄大な筑波山や県フラワーパークが眺められ、恵まれた環境の中で子どもたちが伸び伸びと学んでいる姿を見ることができました。児童生徒の素敵な造形作品もたくさん飾られていて、それぞれの個性や才能が感じられました。 自立と社会参加に必要な技能や態度を育成 小学部の「基礎的な力を身に付ける」、中学部の「基本的な力を深め、広げる」を踏まえ、高等部では「卒業後へつながる力を身に付ける」を目標に、自ら考えて行動できる力と、働くことや公共のために役立つことをする心を育て、自立と社会参加に必要な技能や態度を育成していくとしています。 タブレット端末などのICT(情報通信技術)の積極的活用、園芸や木工などの作業学習、歩く会、地域との協働など、「楽しい学び」がしっかり盛り込まれています。 この学びが、児童生徒一人ひとりの自立に結びつき幸せな人生を送れるようにと願い、温かく迎えてくださった教職員や子どもたちに感謝して、晴れやかな気持ちで校舎を後にしました。健常な子どもも、障害のある子どもも、才能を伸ばし、健やかに育つ環境を一つひとつ整備していくことの大切さを再確認させられた学校訪問でした。(茨城キリスト教大学名誉教授) ➡川上美智子さんの過去のコラムはこちら

《ご飯は世界を救う》16  フラワーパークのレストラン・ローズ

【コラム・川浪せつ子】石岡市にある「花と緑の楽園」がテーマの茨城県フラワーパーク。県の花がバラということもあり、バラをはじめ四季を通してお花が美しいです。 10年ほど前、こちらに河津桜(かわづざくら)があると知り、スケッチに行きました。ちょうど2月末の花粉症真っただ中。1時間ほどしたら、目がかゆくなってきて。小山の中腹から、この「レストラン・ローズ」まで、やっとのことでたどりつきました。 寒い時期でもあり、こちらでいただいたバラのジャムが添えてある、暖かい紅茶の美味しかったこと。そのときはお茶だけでしたが、それ以降はバラのアイスクリーム、そしてランチをするようになりました。 今回は久々におうかがい。「いもブタ定食」というのがあり注文。茨城県は豚の産地でもあるのですよね。この定食の豚は、サツマイモを食べさせているそうです。「生姜焼き」みたいなお味かと思ったら、やや甘めの味付け。それが「こんなに豚って、美味しかったのね~!」。うれしいサプライズでした。 「孤独のグルメ」「深夜食堂」 お話は変わります。 NEWSつくばの連載、今回で16回目。いつも低価格のランチばっかりで、わたしのお財布と胃袋事情が暴露!? そんな風に思っていました。でもやっぱり、庶民派B級グルメ路線で行こうと思います。 そのように開き直ったきっかけは、「孤独のグルメ」(※1)と「深夜食堂」(※2)という人気のマンガからTV、そして映画になったものを見たからです。 どちらも、ありきたりな、てらいのないご飯がテーマなのですよね。例えば「お母さんのカレーライス」「卵焼きとだし巻き卵」「削り節かけご飯」。そんなものが日々生きていく楽しさや、生きていくエネルギーになっている。まさに「ご飯は世界を救う」というこのタイトルそのもの。 ご飯があれば、世界の人々は、きっとみんな幸せ。笑顔でいれる。心まで救える。そう信じて、これからも描いていきたいと思います。(イラストレーター) ※1 原作・久住昌之 、作画・谷口ジローによる漫画 2012年からテレビ東京系でドラマシリーズ ※2 安倍夜郎による漫画 2009年からTBS系でドラマシリーズ、映画は15年1月31日公開、映画「続・食堂」は16年11月5日公開 ➡川浪せつ子さんの過去のコラムはこちら

【10連休直前行楽ガイド】前編 いざ花開く令和へ インスタ映え競う園地

平成から令和へ、ことしだけの改元連休。即位の日の5月1日をはさみ、27日から来月6日までお休みが10日間続く。お仕事の方には申し訳ないけど、お出かけ気分が盛り上がってくる。土浦・つくば地区から日帰りできる情報ガイド、前編は花咲きそろう行楽スポットからお届けする。異常気象に悩まされた昨年から一変、今年は各園とも「季節感通りに」花の季節を迎えられそうといい、インスタ映えするスポットを用意して10連休準備に余念がない。(入園料、アクセスなどは各園のサイトで確認を) 国営ひたち海浜公園(ひたちなか市馬渡) 今や県内きっての国際観光地になった国営ひたち海浜公園。「みはらしの丘」ではネモフィラが見ごろを迎えており、約3.5ヘクタールに約450万本の直径3センチほどの青い花をびっしり咲かす。昨年は開花が早く、ゴールデンウイークには花季が終わってしまったが、今年は例年並みの開花状況に戻った。23日に満開宣言したものの、ピークは1週間から10日ほど続き、連休いっぱい楽しめるという。 10連休には開園時間を午前7時30分に繰り上げる。5月5日には公園の風景を知り尽くしたフォトパートナーが、一緒に園内を歩き回って撮影の構図やおすすめポイントなどをガイドするフラワーフォトレッスンが行われる。要予約。(電話029-265-9001ひたち公園管理センター) ➡https://hitachikaihin.jp/ 茨城県フラワーパーク(石岡市下青柳) 5月12日までのフラワーフェスティバルは、シャガ、シャクヤク、ツツジ、ボタンなどが見頃を迎える季節に合わせ開催している花の祭典。約30万平方メートルの広大な園内には色とりどりの花々が咲き誇り、シャクヤクやボタンなど大輪の花は見応えも十分。アヤメに似た花をつけるシャガが開き始めており、5月上旬にかけて約100万株が敷地内を埋め尽くす。 温室では6日までベゴニア・ダリア展を開催中。花壇にはヤマブキ、ボタンに加え、モミジまで花をつけている。自慢の「バラまつり」は5月15日から開催となり、6月23日まで無休で開園するということだ。 ➡http://www.flowerpark.or.jp/ つくば牡丹園(つくば市若栗) 平成元年(1989)に開園の牡丹園は31回目のシーズンに突入、30日までの「牡丹まつり」、1日から15日の「シャクヤクまつり」で来場者を迎える。ボタン、シャクヤク合わせて800種、6万株にもなる園地は世界最大級とアピールする規模だ。 ボタンの開花は平成元年の開園時にはゴールデンウイークにぴったりだったのが、温暖化の影響か、早々に花をつけてしてしまい対策に苦慮してきた。それが元年の巡り合わせ、今季は遅からず早からず順当に花をつけている。30年間ずっと無農薬・酵素農法にこだわった栽培法を続けており、作出したシャクヤクの新品種を「令和」と命名、今季5月10日前後に開花の見通し(関浩一園長)になった。白と淡いピンクが交ざった色合いで、細くとがった花びらが特長だそう。 ➡https://jp.peonygardentokyo.com/ 笠間つつじ公園(笠間市笠間) 第48回を迎える「笠間つつじまつり」を開催中。26日から入場料有料となり5月6日まで。笠間市街地東部の小高い丘をぐるりとめぐる登坂園路が設けられ、頂上部を中心に各種のツツジが約8500株。24日の開花状況は「4分咲き」といい、連休中には見ごろを迎えそうだ。 麓から山頂まで徒歩で20分から30分ほどのルート。「これまでは上から下にツツジを見下ろす展望ばかりだったが、インスタ映えを意識して見上げるようなポイントを設けた」(市観光協会)そう。29日から5月5日まで「陶炎祭」開催中の笠間市街地とを結ぶシャトルバスも運行される。 ➡http://jimanni.jp/pages/kasama_tsutsuji/ 【構成・相澤冬樹】

13日は県民の日 県施設などがお得に

【鈴木宏子】11月13日は県民の日=メモ。県内の小中高校が休みになり、県関連施設の入場が無料になったり割引が実施される県民にお得な日だ。県ホームページなどからお得になる各施設を紹介する。 【つくば市】 ▽筑波実験植物園=入園者先着200人に植物園オリジナルのクリアファイルをプレゼント。入園料は大人310円、高校生以下無料。天久保4-1-1 電話029-851-5159 ▽つくばわんわんランド=県民を対象に入園料を割引。大人1500円→200円、小人700円→100円。※免許証や保険証などの提示が必要。沼田579 電話029-866-1001 【土浦市】 ▽市立博物館=入館料無料(通常は一般105円、小中学生50円)。幕末の町人学者、沼尻墨僊が描いた「鑿井図(さくせいず)」を中心にしたテーマ展「井戸のある暮らしー人々の生活をうるおす」を開催中。中央1-15-18  電話029-824-2928 ▽上高津貝塚ふるさと歴史の広場=入館料無料(通常は一般105円、小中学生50円)。「縄文海進」という環境の激変に適応した縄文人の暮らしを紹介する企画展「霞ケ浦の誕生と貝塚ー縄文海進期の人々の暮らし」を開催中。上高津1843 電話029-826-7111 県南 【石岡市】 ▽県フラワーパーク=入場料割引。大人740円→370円、小中学生370円→190円。冬のイルミネーションが今年は100万球にスケールアップして15日から点灯するのを前に、13日午後5時30分~6時30分にイルミネーション試験点灯が無料で見られる。下青柳200 電話0299-42-4111 【かみがうら市】 ▽かすみがうら市歴史博物館=入場無料(通常は一般210円)。お城をイメージした4階建ての城郭型博物館。坂1029-1 電話029-896-0017 【阿見町】 ▽予科練平和記念館=入館料無料(通常は一般500円)。予科練などの資料を保存・展示。廻戸5-1 電話029-891-3344 【稲敷市】 ▽こもれび森のイバライド=入園料無料※(通常は大人1000円、小人600円。駐車料金、遊具利用料などは有料)上君山2060-1 電話029-892-3911 県北 【北茨城市】 ▽県天心記念五浦美術館=入場無料(通常は一般720円)。日本画家、児玉希望の回顧展を開催中。大津町椿2083 電話0293-46-5311 【日立市】 ▽かみね動物園=入園料無料(通常は大人510円、小人100円)。県内唯一の動物園。チンパンジーやサルなどの行動展示などに力を入れている。宮田町5-2-22 電話0294-22-5586 ▽奥日立きららの里=入場料のみ無料※(通常は大人320円、小中学生100円)。全長1188㍍と日本一長いすべり台「わくわくスライダー」(大人1回520円、小中学生320円)がある。入四間町863-1 電話0294-24-2424 【大子町】 袋田の滝=トンネル入場無料(通常は大人300円)。秋は色とりどりの紅葉が滝を彩る。袋田3-19 電話0295-72-4036 【常陸太田市】 ▽竜神大吊橋=渡橋料無料(通常は大人310円、小中学生210円)。渓谷は赤や黄色に色づき、11月末まで「竜神狭紅葉まつり」が開催中。日本一高いバンジージャンプも有名。天下野町2133-6 電話0294-87-0375 【那珂市】 ▽県植物園=入場無料(通常、植物園は一般300円)。「秋まつり」を開催。先着200人に花の苗プレゼント、朝どり産みたて卵のつかみどり、子ども植物教室や森の工作(参加費200円)などのイベントを開催。戸4589 電話029-295-2150 県央 【ひたちなか市】 ▽国営ひたち海浜公園プレジャーガーデン=遊園地の乗りもの1日フリーパスを割引。3200円→2500円。阿字ヶ浦町552-18 電話029-265-8185 【水戸市】 ▽偕楽園好文亭=入場無料(通常は大人200円)。先着50人に花の種プレゼント。秋は園内のもみじ谷が日没から午後9時までライトアップ。見川1ー1251 電話029-244-5454 ▽弘道館=入館料無料(通常は大人200円)。三の丸1-6-29 電話029-231-4725 ▽県近代美術館=入館料無料(通常は企画展含め一般1190円)。同館開館30周年記念特別展「ポーラ美術館コレクションーモネ、ルノワールからピカソまで」など開催中。千波町東久保666-1 電話029-243-5111 ▽県立歴史館=入館料無料(通常、特別展開催中は一般600円)。学習支援展示「ちょっと昔のくらし」を開催中。紅葉したイチョウ並木のライトアップや、コンサート、ワークショップなどを実施。緑町2-1-15 電話029-225-4425 ▽徳川ミュージアム=県内小中学生のみ入館料無料※。通常は2室開催で大人1100円、子ども800円)。常設展「明治150年記念 水戸徳川家の名宝展」、企画展「刀KATANA」を開催中。見川1-1215-1 電話029-241-2721 ▽水戸市立博物館=入館料無料(通常は一般200円)。明治維新150年記念事業「みと歴史探訪ー明治・大正期の水戸を行く」開催中。 大町3-3-20 電話029-226-6521 ▽県庁三の丸庁舎(旧県庁舎)=屋上(塔屋)などを特別公開。三の丸1-5-38 電話029-301-2375(県管財課) 【大洗町】 ▽アクアワールド県大洗水族館=入館料を割引(大人1850円→930円、小中学生930円→460円、幼児310円→無料)。磯浜町8252-3 電話029(267)5151 【笠間市】 ▽県陶芸美術館=入館料無料(通常は一般720円)。「欲しいがみつかる・うつわ展-笠間と益子」を開催中。お菓子と抹茶を楽しむお茶会(先着80人、500円)など開催。笠間工芸の丘では手ひねり体験の割引(3240円→1620円)もある。笠間2345 電話0296-70-0011 鹿行 【神栖市】 ▽港公園展望塔=入場無料(通常は大人200円)。高さ52㍍。鹿島灘や鹿島臨海工業地帯の大パノラマが見渡せる。東深芝10 電話0299-92-5155 県西 【坂東市】 ▽ミュージアムパーク県自然博物館=入場無料(通常は大人740円、高校・大学生450円、小中学生140円) 企画展「くだもの展」を開催中。大崎700 電話0297-38-2000 中華そば無料 ▽幸楽苑ホールディングスは県内全44店で「茨城県民の日感謝祭!」を開催。先着100人限定で、極上中華そばを1杯無料で提供する。101人目以降、同中華そばを注文した全員に、次回使える極上中華そば1杯無料券(使用期限は14~30日)をプレゼント。 県外施設もお得に 県外の民間施設でも割引などが実施される。 【福島県】 ▽スパリゾートハワイアンズ(いわき市)=入館料割引。大人3500円→2800円、小学生2200円→1760円、幼児1600円→1280円。入場券購入で発行される「県民パスポート」提示で特典、施設内ビュッフェレストラン「パーム」10%引き、ウォータースライダー3種共通1日券2300円→1300円※。30日まで。電話0570-550-550(ナビダイヤル) 【栃木県】 ▽那須ハイランドパーク(那須町)=ファンタジーパスセット(入園+乗り放題パス)中学生以上5300円→4400円、小人3700円→2900円※。30日まで。電話0287-78-1150 【千葉県】 ▽成田ゆめ牧場(成田市)=小学生以下入場無料、家族3世代での来場で全員無料(通常は大人1400円、小人700円)※。電話0476-96-1001 ▽鴨川シーワールド(鴨川市)=入館料割引。高校生以上2800円→2000円、小人1400円→1000円(小人はスタンプラリーノート付き)※。30日まで。電話04-7093-4803 ▽マザー牧場(冨津市)=入園料割引。中学生以上1500円→1300円、小人800円→無料※。18日まで。電話0439-37-3211 【東京都】 ▽サンリオピューロランド(東京都多摩市)=窓口でいばらきKids Clubカードを提示して大人券を窓口価格で購入すると、購入した大人券の枚数分の小人券が無料になる※。25日まで。電話042(339)1111 ▽よみうりランド(東京都稲城市)=入場無料、ワンデーパスを一律3300円で販売(県民と同伴者4人まで)※。電話044(966)1111 ※は免許証や保険証など県民であることを提示することが必要。 メモ 【茨城県民の日】1871(明治4)年11月13日、廃藩置県により茨城県が誕生したことにちなんで、1968(昭和43)年に県条例で定められた。

《土着通信部》13 一気に見ごろ つくばローズガーデン

【コラム・相沢冬樹】待ちかねたように、県花のバラが一斉に咲き誇る季節となった。12日から営業を開始したつくばローズガーデン(つくば市古来458、藤沢仁子園主)は、ほぼ平年並みの開花状況という。桜前線の到来以降続いていた花々の季節感の前倒しは、大型連休明けの冷え込みでようやく軌道修正された気配だ。 つくば市の第3代市長、藤沢順一さんが退任後始めた民間のバラ園は、ことし開設13年目を迎える。昨年から経営を末娘の仁子さんにバトンタッチしており、元市長は土壌改良や防虫・防除に明け暮れる毎日。「砂糖やイースト菌、ヨーグルトに納豆を混ぜて発酵させる肥料を作っている。有機栽培のバラに極力こだわりたい」と日焼けした表情をほころばせる。 自宅前の約5000㎡の敷地に約700種、2000本のバラを栽培。イングリッシュローズ、オールドローズなど12のエリアで展開しており、周囲にはルピナスやオダマキなど色とりどりの花が咲きそろう。鉢植えなどを販売するプラントショップも併設され、5月27日にはジャズオーケストラの演奏会が予定されている。 入園料は500円(小学生以下・70歳以上は無料)。営業は6月10日ごろまでの予定、近県からバスなどでやってくる来園者もあり、期間中約5000人の来場を見込んでいる。 ご近所ガーデンも続々見ごろ 国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)は14日から、県フラワーパーク(石岡市)は15日から「バラまつり」がスタート。県花バラが一気に見ごろを迎える5月下旬は、ご近所ローズガーデンも妍(けん)を競う頃合いだ。 つくば市松代で2002年に始まった「Open Rose Gardens」が17回目のことし、「Open Gardens 2018~庭とお花と手作りと」にリニューアル。5月26日、27日をメーンに、同市内外10軒の個人宅が庭先を公開して、バラや草花、花談義で訪問客を迎える。 つくば市松代地区の4軒ほか、同市上横場や稲岡、上ノ室、宝陽台、美浦村の6軒が参加している。見学には一口100円の寄付。26日、27日には「ガーデンマーケット」の開催も予定されている。(ブロガー) ▼つくばローズガーデン 電話029-857-2014 http://tsukubarosegarden.com/ ▼その他の会場や日程の詳細は:https://jardin298.exblog.jp/ 問い合わせはメール: jardin298@yahoo.co.jp

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