金曜日, 4月 19, 2024
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ラクスマリーナ -検索結果

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土浦港のラクスマリーナ《ご近所スケッチ》9

【コラム・川浪せつ子】桜の開花が近づいてきましたね。一昨年、友人から「土浦の桜川を船で桜見ながらのクルーズに行ってきたよ。すごく良かったから来年行って」と聞いたものの、昨年はうっかり忘れ、桜の季節が過ぎてしまいました。 今年は取材を兼ね、絶対、桜川クルーズ(土浦港のラクスマリーナ=土浦市川口=が運航)に行きたい! その前に、下見に土浦港まで行ってみよう。スケッチ出来たらもうけもん。 初めて土浦港に行ったのは、思い起こせば20年前。元旦の「日の出クルーズ」というのを見つけて。連れ合いと3番目の息子は「そんな寒い時期に、朝早く起きて、日の出なんて! それも船で?」。でも、長男と次男が付き合ってくれました。 船には、結構な人が乗っていましたが、なんせ真冬の湖の上。風もあるし、「寒いのなんの」でした。ですが船内には、暖かい麦茶と甘酒などが用意されていました。空にはお月さま、そして筑波山。初日の出もよく見えました。 そろそろ桜川の桜クルーズ そのときの感動が20年過ぎても心に残っていて、まずは港の船をたくさんスケッチ。その後、日にちを代えて乗船。10月から翌年3月まで、カモメが遊覧船に群がってくる時期でした。 今回、3月なのに水辺の絵?と思いましたが、やはりこの時期ということが重要かな。このコラムが出るころ、まだカモメもいるそうです。船からパンの耳を投げる餌付け。襲ってくるようなことはないですが、「鳥」という映画を思い出しました。 桜川の桜クルーズも、そろそろ申込みしないとね。クルーズ船から見る桜も楽しいですが、桜並木の下を船が行き交う風情を絵にしたいと思います。(イラストレーター)

土浦港のラクスマリーナ《ご近所スケッチ》9

【コラム・川浪せつ子】桜の開花が近づいてきましたね。一昨年、友人から「土浦の桜川を船で桜見ながらのクルーズに行ってきたよ。すごく良かったから来年行って」と聞いたものの、昨年はうっかり忘れ、桜の季節が過ぎてしまいました。 今年は取材を兼ね、絶対、桜川クルーズ(土浦港のラクスマリーナ=土浦市川口=が運航)に行きたい! その前に、下見に土浦港まで行ってみよう。スケッチ出来たらもうけもん。 初めて土浦港に行ったのは、思い起こせば20年前。元旦の「日の出クルーズ」というのを見つけて。連れ合いと3番目の息子は「そんな寒い時期に、朝早く起きて、日の出なんて! それも船で?」。でも、長男と次男が付き合ってくれました。 船には、結構な人が乗っていましたが、なんせ真冬の湖の上。風もあるし、「寒いのなんの」でした。ですが船内には、暖かい麦茶と甘酒などが用意されていました。空にはお月さま、そして筑波山。初日の出もよく見えました。 そろそろ桜川の桜クルーズ そのときの感動が20年過ぎても心に残っていて、まずは港の船をたくさんスケッチ。その後、日にちを代えて乗船。10月から翌年3月まで、カモメが遊覧船に群がってくる時期でした。 今回、3月なのに水辺の絵?と思いましたが、やはりこの時期ということが重要かな。このコラムが出るころ、まだカモメもいるそうです。船からパンの耳を投げる餌付け。襲ってくるようなことはないですが、「鳥」という映画を思い出しました。 桜川の桜クルーズも、そろそろ申込みしないとね。クルーズ船から見る桜も楽しいですが、桜並木の下を船が行き交う風情を絵にしたいと思います。(イラストレーター)

水辺のまち土浦をカヌーで遠足 来春始動へ ラクスマリーナ

【鈴木宏子】水辺のまち土浦で、市内を流れる川をカヌーで巡り、自然体験や観光に生かそうという新たな試みが始まっている。コロナ禍、野外で、親子や小グループでも楽しめる旅行商品づくりでもある。 霞ケ浦で遊覧船を運行するラクスマリーナ(同市川口、社長・栗原正夫土浦市副市長)が企画した「カヌー遠足」で、来春の商品化を目指している。 ガイドが付き添い、遠足気分でカヌーを楽しんでもらおうという企画だ。市街地を流れ、両岸に約200本の桜並木が続く桜の名所、新川を水面から巡る「新川遠足」や、夏にはハスの花が一面に広がる日本一のハス田を巡る「霞ケ浦レンコン田遠足」などが企画されている。 企画は、県の筑波山・霞ケ浦広域エリア観光連携促進事業「アウトドア層向け新商品企画開発」の開発部門で入賞し、11月から来年2月まで計5回のモニターツアーが実施される。 モニターツアーで子供たちが新川巡り 初のモニターツアーは11月に実施され、つくば市研究学園の総合型地域スポーツクラブ、NPO法人Next one(ネクスト・ワン、井上真理子代表)の小学1年から5年生約20人が、新川のカヌー遠足に参加した。初めてカヌーに乗るという参加者もいた。 午前10時、霞ケ浦・土浦港のラクスマリーナを出発、霞ケ浦から新川河口に入り、常磐線の鉄橋など計9カ所の橋をくぐって、桜並木が途切れる真鍋橋上流まで上り、Uターンする往復4キロを巡る約2時間のコースだ。真鍋橋では、川岸に立地するコンビニに上陸してトイレ休憩。子供たちはコンビニ店で一人200円ずつ渡され、それぞれ好きなおやつを買うなど遠足気分を盛り上げる演出もあった。 参加したつくば市の小学3年、女子児童は「いろいろな景色が見えて面白かった」、同市、同3年の男子児童は「流れが強いところがあって岸にぶつかりそうになったけど楽しかった」などと話していた。 同NPOアシスタントマネジャーの河田萌さん(28)は「子供たちは自分たちの力で進んで、仲間と協力しながら乗り越えることを体験できたと思う」と語った。 ツアーのガイドには、土浦港で年4回実施されているカヌーやヨット体験イベント「誰でも楽しもう霞ケ浦」を支えるボランティアらが参加し、子供たちの安全を見守った。「誰でも楽しもう」は2005年から開催され、障害者も高齢者も子供も、だれでも霞ケ浦を楽しんでもらおうという催しだ。ツアーにガイドスタッフとして参加した筑波大出身で埼玉県春日部市の会社員、木村穂高さん(53)は「子供たちは、ぐらぐらする水面や非日常を楽しんでくれたと思う」と話す。 カヌー遠足を企画したラクスマリーナ取締役の秋元昭臣さんは、自転車愛好者がつくば霞ケ浦りんりんロードを自由に行き来して楽しんでいるように、水面ではカヌーが行き来し、誰でも気軽に楽しめるようになることを目指したいとし、「霞ケ浦には56本の流入河川がある。皆が水に親しむようになれば、川もよりきれいになるのでは」と話す。 ◆カヌー遠足は「新川遠足」が片道1.3キロ、往復90分で参加費は大人4500円、子供(小学4年生以上)2500円、「霞ケ浦レンコン田遠足」は片道650メートル、往復90分で、参加費は大人3500円、子供2000円。料金はいずれも税込み。詳しくは電話029-822-2437(ラクスマリーナ)。

笑顔になるカヌー体験 土浦ラクスマリーナ、土日限定の予約プラン

【田中めぐみ】緊急事態宣言の全面解除を受け、子どもたちに少しでも笑顔になってほしい―と土浦港にあるラクスマリーナ(土浦市川口)がカヌー体験プランの提供を始めた。受付の換気やパーテーション、手指の消毒など感染対策を徹底し、5月から11月までの毎週土曜日と日曜日に実施する。 体験時間は漕ぎ方の練習を含めて1回45分。密集を避けるために1回につき3家族までの完全予約制となる。料金は子ども500円、大人800円(保険料、税込み)。足湯やシャワーもあり無料で利用できる。 ラクスマリーナでは2005年から年に4回「誰でも楽しもう霞ケ浦」(セイラビリティー土浦主催)という乗船体験イベントを開催してきた。障害の有無や年齢にかかわらず霞ケ浦に親しんでもらうことを目的としており、参加者はカヌーやカッターボートなどさまざまな種類の船に試乗できる。親子連れを中心に人気を集め、昨年5月の同イベントには約270人が参加。今年5月にも61回目の開催が予定されていたが、新型コロナの影響で中止せざるを得なくなった。7月、10月に予定されている同イベントも開催できるか見通しがたたないため、代わりとして少人数制のカヌー体験プランを企画したという。 同社の秋元昭臣専務は「子どもたちに少しでも元気になってほしい。カヌーに乗ることで霞ケ浦に興味を持つきっかけになれば。自分たちが飲んでいる水の水源でもあるのだから」と話す。 カヌー体験だけでは物足りない人に、追加料金500円でエンジン付きゴムボートに試乗できるオプションも準備。また、お弁当を持参すれば、体験の前後に施設内の芝生やテーブルを利用してピクニック気分も味わえるという。施設利用料が別途必要となるが、バーベキューやキャンプをしたり、レンタサイクルでりんりんロードを巡ったりするのもお勧めだという。 体験は毎週土曜日・日曜日の午前10時~10時45分、午前11時~11時45分、午後1時~1時45分、午後2時~2時45分の4回実施。それぞれ先着3組まで。 予約・問い合わせはラクスマリーナ(電話029-822-2437)メール:info@lacusmarina.com

苦境に打つ手も限られ 大型連休前の土浦・ラクスマリーナ

【崎山勝功】新型コロナウイルスの影響が厳しさを増している観光業界。遊覧船やキャンプ場などを運営するラクスマリーナ(土浦市川口)も例外ではなく、感染防止のため各施設を運休・閉鎖して、本来ならば書き入れ時の大型連休を迎えようとしている。苦境を乗りこえるための手立てを模索しているが、打てる手は限られている。 癒しにテイクアウトの温泉水 同社は霞ケ浦を遊覧する遊覧船「ホワイトアイリス号」を運航しているが、ウイルス感染が拡大して以降「利用者はほとんどいない」(坪田哲也船長)と厳しい状況だ。所有する船舶計13隻の維持費は、保険料も含めて年間数百万円以上に上るという。 遊覧船では「三密(密集、密閉、密接)」を避けるために、客席の間隔を空けたり、随時アルコール消毒を実施したりなどの対策を講じてきた。 しかし連休期間中のイベントは相次いて中止が決まり、観光需要は激減。毎年5月下旬に開かれる「潮来あやめ祭り」も中止となり、土浦ー潮来間を結ぶ「あやめ祭りクルーズ」も欠航した。「お客は欲しいけど感染拡大が怖い」(担当者)と、苦悩を垣間見せる。 事業として唯一動いているのは、自宅で温泉を楽しめるよう温泉水を汲みだして持ち帰れる「温泉スタンド」だけ。地下700メートルの岩盤層から湧き出る天然温泉がテイクアウトできる。「ステイホーム週間」の巣ごもり生活からの利用拡大に期待をかけている。 弱アルカリ、ナトリウム・カルシウ塩化物泉で、神経痛や筋肉痛、慢性婦人病、疲労回復などに効能あるそうだ。利用は20リットル100円(税込み)、持ち帰り容器の用意が必要だが、同社事務所でも温泉専用ポリ容器(税込み900円)を販売している。 「コロナに勝つ!」缶バッジ そんな同社では、「コロナに勝つ!頑張ろう!」と呼び掛ける缶バッジを製作し、約200個を土浦市観光課などを通じ関係各団体に配布した。マスコットキャラクター「まりりんちゃん」が両手を上げてコロナ対策を呼び掛ける直径約6センチの缶バッジ。 市販はしておらず、同社では病院職員など現場で働くエッセンシャルワーカーを念頭に「缶バッジを通じて感謝の気持ちを表すきっかけになれば」としている。 問い合わせ先はラクスマリーナ(電話029-822-2437)

【霞ケ浦を遊ぶ】憧れのヨットに乗る ラクスマリーナでイベントに参加㊦

【田中めぐみ】霞ケ浦の入り口、土浦港にあるラクスマリーナ(同市川口)で年4回開催されている「誰でも楽しもう霞ケ浦」(セイラビリティー土浦など主催)は、カヌーやヨットに乗って、障害者も初心者も大人も子供もだれでも霞ケ浦を満喫しようというイベントだ。日頃、霞ケ浦でヨットの練習をしたりクルーズなどを楽しんでいる市民や、障害者カヌー協会に関わるボランティアが、参加者にこぎ方を教えたり、安全を見守るなどしてイベントを支えている。 全国に先駆けてマリーナのバリアフリー化を進めてきたラクスマリーナ(当時は京成マリーナ)が、初心者でも操縦できる転覆しないヨット「アクセスディンギー」を導入し、体験乗船会を開いたのがきっかけ。2005年から始まり、今年で14年目になる。口コミで評判が広まり、土浦やつくば市のほか、毎回、首都圏からもたくさんの参加者が集まる。今年度第1回目の5月5日は約270人の参加者に混じって霞ケ浦を体験した。 ガイドは中学1年の海洋少年団 カヌーから降りて、次はアクセスディンギーという小型のヨットに乗ることにした。霞ケ浦の沖を走っているヨットを眺め、前から1度乗ってみたいと憧れていた。 これはスタッフが操縦してくれる。桟橋の乗り場でしばらく待っていると、現れたスタッフは何と少年。青少年育成団体「霞ケ浦海洋少年団」に所属する中学1年生の市原遼人さんだ。ボランティアスタッフとして参加したという。一緒にカヌーに乗ったつくば市の中学1年、志賀明彦さんも「えっ僕と同じ中1?すごい」と驚いている。市原さんのアクセスディンギーに乗り込んだ。 主に春から夏のシーズン、霞ケ浦でいろいろな種類のヨットに乗っているという市原さん。「アクセスディンギーは絶対に転覆しないので安全ですよ。操縦も簡単です」と堂々のガイドぶりだ。一番好きな船だという。うみの少年に頼もしさを感じる。 おかげで安心して景色を楽しむことができた。ヨットは風を受けてゆっくりと進み、穏やかで気持ちいい。 15分ほど乗って降りたら一度お昼休憩。午前中は熱中していてあまり気にならなかったが、この日は快晴、じりじりと焼かれるような日差しで、帽子を忘れてきてしまったことを悔やみながら日焼け止めを塗り直した。 午後はドラゴンボートに乗ることに。20人で掛け声を合わせてこぐ木製の船だ。桟橋に行くと小さな子どもも数人待っている。前に並んだ子に聞くと5歳。「ドラゴンという名前がかっこいいので乗ることにした」という。小さな子どもでも大丈夫なのだろうか。少し不安を感じながらも船に乗る。船の底が低いので桟橋からだと段差がある。1人ずつ櫂(かい)を渡され、前には3人ボランティアスタッフが乗り込んだ。 櫂の使い方を習い、ゆっくりと少しずつ沖に出る。みんなやり方が分からず恐る恐るだ。 沖まで出ると「いいですか、万が一、誰かが落ちても絶対に助けに行かないでください。落ちることはほとんどないですが、万が一ということがありますので言っておきます。子どもさんが落ちてもすぐにスタッフが助けに行きますから親御さんは助けに行かないでください。バランスが崩れて転覆してしまったらどうにもなりませんので」とスタッフからの注意。 そうか、転覆もあるのかと緊張が走る。「ではみんなで少し練習してスピードを出してみましょう。ハイのところで漕ぎますよ。イチ、ハイ、ニ、ハイ、サン、ハイ…」 ドン、ドン…と太鼓の音に合わせて掛け声をあげ、みんなで息を合わせてこぐ。少しずつ少しずつスピードが上がっていく。気持ちいい。5歳の子どもも「ハイ」「ハイ」と言いながら一生懸命前の人のまねをしてこいでいる。老若男女、家族も他人も一体となってまっすぐ前進する感じ、なるほど、これはまたカヌーとは違った楽しさだ。 最後にカッターボートというアクセスディンギーに似た帆船に乗り、そこで時間切れとなってしまった。モーターボートやSUPにも乗りたかったが残念。次回のお楽しみということにしておこう。 体験乗船の問い合わせは電話029-822-2437(ラクスマリーナ) ➡【霞ケ浦を遊ぶ】ラクスマリーナでイベントに参加㊤はこちら

【霞ケ浦を遊ぶ】気分爽快!カヌー体験 ラクスマリーナでイベントに参加㊤

【田中めぐみ】私が産まれ育ったのは四国の海辺に近い田園地帯だ。自転車で20分も行けば浜に着く。小さいころは夏になるとよく川や海に連れて行ってもらい泳いで遊んだ。冷たい川の深いところまで冒険してみる楽しさやスリル、海水浴場で波打ち際に見たかわいい小魚たちを今も忘れることができない。中学、高校に入ってからは泳ぎに行くことはなくなったが、悩みがあるとよく自転車で海に行った。堤防に座って海を眺めているといつの間にか心は晴れていた。 茨城に移り住んでからも霞ケ浦や桜川を見ると心が躍る。凪(な)いだ霞ケ浦を眺めているだけで穏やかな気持ちになる。これほど豊かな自然があるのに、霞ケ浦や周辺の川で遊ばないのだろうか。周りに聞いてみたが遊んだことがあるという人はほとんどいない。霞ケ浦で遊んでみたいと5月5日、霞ケ浦の入り口、土浦港にあるラクスマリーナ(土浦市川口)で開催されたイベント「誰でも楽しもう霞ケ浦『子どもの日大会』」(セイラビリティー土浦など主催)に参加した。 さまざまな船に試乗 このイベントではカヌー、モーターボート、ドラゴンボート、和船のほか、小型ヨットのアクセスディンギー、ボードの上に乗って進むSUP(=サップ、スタンドアップパドルボート)など、さまざまな船に試乗できる。 すごい!すべての種類に乗ってみたいー。はやる気持ちを抑えてまずはカヌーの予約の列に並ぶ。 予約を取ったら安全のためライフジャケットを着て講習を受ける。ボランティアスタッフがパドル(櫂=かい)の持ち方を教えてくれる。2人乗りのカヌーを選んだ。後ろにはつくば市から参加した中学1年の志賀明彦さんが乗ることに。 いよいよ出発! 最初は2人でばたばたして桟橋の下に潜り込みそうになったが、スタッフに押してもらってなんとか沖に。それも面白くて2人でげらげら笑う。教えてもらった通りにこいでいるとだんだんコツが分かってきた。左に曲がりたい時は右をこぐと簡単に方向転換できる。すぐに操縦に慣れ「これは楽しいね」「最高だね」とどんどん沖に。怖くなるかと思ったがそんな心配は杞憂に終わり、すっかり病みつきになってしまった。 1回の試乗は15分。1度カヌーから降りて、すぐに「もう1回行こう」と意見は一致。予約を取り直し、次は1人用に乗った。最高の気分だ。岸から遠いところにも行って、戻ってを繰り返す。 突然「カヌーの人、どいてくださーい」とスタッフの声がかかる。遊覧船ホワイトアイリス号が出航するようだ。巻き込まれては大変と大慌てで移動するのもなかなかのスリル。ブレーキやバックの操縦も覚えた。中には勢いよく転覆する人もいる。頭までびっしょり。でも笑顔だ。夢中になってこぎ過ぎて腕がだるくなってきた。これは筋肉痛になる予感がする。 「誰でも楽しもう霞ケ浦」は年4回開催されている。今年度のこれからのイベントは7月14日(日)、10月13日(日)、1月12日(日)に開催予定だという。障害者も初心者も大人も子供も、年齢も性別も障害も関係なく、誰でも参加できる。参加費は保険料込みで大人1000円、小人500円。 イベント以外でもいつでもレンタルボートが楽しめる。カヌーの場合、1人乗り、2人乗りいずれも2時間3080円)。問い合わせは電話029-822-2437(ラクスマリーナ) (続く)

障害者カヌーの普及・強化拠点に 土浦港ラクスマリーナ

【鈴木宏子】霞ケ浦・土浦港のヨットハーバー、ラクスマリーナ(同市川口)が新たに、障害者カヌー競技の普及・強化拠点になる。2020年の東京パラリンピックに向け選出を育成している競技団体「日本障害者カヌー協会」(東京都港区、吉田義朗会長)が22日、同マリーナに拠点となる艇庫(ていこ)を初めて開設する。 今後、東京大会出場を目指す選手の練習拠点となるほか、競技用カヌーを使った体験会などが開催され、障害者カヌーの普及や選手の発掘、指導者育成の拠点になるという。 艇庫は競技用カヌーなどを保管する倉庫で、面積35㎡のユニットハウス。全長5mを超えるカヤック競技用と7m超のヴァー競技用の計2隻などが保管される予定だ。車いすでも利用できる多目的トイレなども艇庫内に新設される。 パラリンピックカヌー競技は2016年のリオデジャネイロ大会で初めて、左右を交互に漕いで進むカヤックが正式種目となった。20年の東京大会では片側を漕ぐヴァ―が新たに正式種目に加わる。競技用カヌーは現在まだ国内に10数隻しかなく、そのうち2隻が同マリーナに保管され、活用されるという。 選手の練習拠点としては、都内に住む2018年のカヤック日本代表、小山真選手(36)が今後、ラクスマリーナを拠点に練習する予定だという。 体験会は同協会が主催し、広く参加者を募って競技用カヌーの実物を見てもらったり、実際に乗ってもらったりする。競技用カヌーをだれでも体験できる国内で唯一の場所になるという。体験会を通して未来の選手を発掘したい考えだ。地域の障害者スポーツ指導員とも連携したいとしている。 同協会によると、車いすでの利用が難しいマリーナが多い中、同マリーナには多目的トイレがあり、桟橋まで車いすで行けるなど環境が整っていること、土浦駅から近いことなどから選ばれたという。同マリーナは2005年から、障害者も、健常者も、初心者も、だれでも水上スポーツを楽しめるイベント「誰でも楽しもう霞ケ浦」を開催し、水上スポーツのバリアフリー化のノウハウを蓄積してきたことが背景にある。 同協会事務局の上岡央子さんは「障害者カヌーの競技人口はまだまだ少ないので、豊かな自然を楽しみながら、初めて人にもカヌーを体験してもらい、障害者カヌーを知ってもらいたい」と話している。 ◆体験会「パラマウントチャレンジカヌーin霞ケ浦」は5月6日午前9時30分~午後3時まで、土浦市川口2-13-6、ラクスマリーナで開催。午前中はパドルの漕ぎ方の練習、午後は湖上でミニ運動会やリレー競技などを体験する。参加費2500円。問い合わせは℡03-6229-5440(日本障害者カヌー協会)。

霞ケ浦で夏の訪れ 観光帆引き船が運航開始 土浦

霞ケ浦の夏の風物詩、観光帆引き船の運航が21日、土浦沖で始まった。土浦帆曳船保存会の操業により、七福神丸と水郷丸Ⅱが真っ白い帆を立て、霞ケ浦に浮かんだ。見学客は土浦港のラクスマリーナ(土浦市川口)から遊覧船ホワイトアイリス号に乗り、帆が上がる様子を間近で見学した。 帆引き船は1880年、霞ケ浦町(現かすみがうら市)の折本良平により考案され、当時はシラウオやワカサギ漁のために使用されていた。1960年代後半以降は、エンジンを積んだトロール船の普及により姿を消したが、71年に観光帆引き船として復活した。2018年3月には「霞ケ浦の帆引き網漁の技術」が国の無形民俗文化財に選定されている。 高さ9メートル、幅16メートルの帆は、風の強さに応じて進む仕組みだ。この日は若干の強風で、帆が広がるのに時間がかかった。見学客は「がんばれ」「諦めるな」と帆引き船にエールを送り、帆が上がる一部始終を見届けた。 昨年、ホワイトアイリス号は26回運航し、1200人近くが見学した。同市観光協会の爲我井(ためがい)智主任は「土浦市は時期的にも、いち早く観光帆引き船を楽しむことができる。夏の青空と、グリーンの霞ケ浦に浮かぶ真っ白い帆のコントラストに注目してほしい」と語る。 那珂市から来た女性は、昨年に引き続き見学船に乗船した。「人の力だけで帆を動かすのはとても大変そう」と話し「雄大な自然を楽しめるこの風景は地元では見られない。見に来たかいがあった」とした。(上田侑子) ◆土浦市の観光帆引き船は7月21日(金)〜10月15日(日)までの毎週土・日曜日、祝日に操業する。午後1時30分に土浦港から出航するホワイトアイリス号に乗って見学できる。10月1日(日)は、同市のほかに帆引き船を保有しているかすみがうら市、行方市による3市合同操業が開催される。かすみがうら市観光協会が主催し霞ケ浦帆引き船フォトコンテストも開催される予定。料金や見学方法などの問合せは土浦市観光協会(029-824-2810)へ。

1000円で3000円分の満喫を 土浦市観光協会のサイクルクーポン

レンタサイクルに乗って土浦市内を散策し、食事をしたり土産品を購入してもらおうと、同市観光協会は9月1日から、1000円で3000円分が利用できる電子クーポン「つちうらぐるっとサイクルクーポン」を発行している。来年2月末まで利用できる。 これまでサイクリングに縁遠かった人にも、自転車を借りて市内を散策してもらおうと、200%のプレミアムを付ける。総額1500万円分、1人3回まで、延べ5000人が利用できる。 同市内のレンタサイクル店5店で自転車をレンタルした人が対象で、レンタル料の残額を、市観光協会会員の店で飲食したり土産物を購入したりできる。利用できる店は徐々に増やしていく。 クーポンを利用できるレンタサイクル店は、土浦まちかど蔵大徳、ラクスマリーナ、ル・サイク土浦店、ギガテックモータース、K.T auto mortors hobbyの5店。レンタル料は自転車の種類や店舗などによって1日当たり大人1000円以上、子供500円以上(いずれも消費税込み)など、異なる。 利用方法は電子決済サービス「commoney(コモニー)」をあらかじめダウンロードし、レンタサイクル店で同サイクルクーポンを購入することを伝える。店頭で渡されるスクラッチカードを削り、クーポン付与のQRコードをスマホで読み取り、1000円を電子決済で支払えば3000円分の電子クーポンが付与される。 市観光協会の浅川善信さんは「プレミアム率200%なので、クーポンを利用してサイクリングを楽しんでいただければ」と利用を呼び掛ける。 レンタサイクル店5店は土浦まちかど蔵大徳 中央1-3-16 電話029-824-2810ラクスマリーナ 川口2-13-6 電話029-822-2437ル・サイク土浦店 有明町1-30 土浦駅ビル プレイアトレ1階 電話029-846-3192ギガテックモータース 滝田1-20-7 電話029-896-5083K.T auto mortor hobby レンタルガレージ店 湖北1-8 電話029-828-4611 クーポンが利用できる店は(9月20日時点)K.T auto mortor hobby レンタルガレージ店 湖北1-8 電話029-828-4611喫茶 蔵 中央1-3-16 電話029-824-2810小松屋 佃煮とうなぎ 港町5-3 電話029-821-0373宿ごはん一粒 湖北1-1-8 電話029-824-3411レストラン 中台 桜町2-12-3 電話029-822-1068ラクスマリーナ 川口2-13-6 電話029-822-2437観光情報物産センターきらら館 大和町9-1 電話029-824-6110土浦まちかど蔵大徳 中央1-3-16 電話029-824-2810高月堂 桜町1-6-15 電話029-823-36111ル・サイク土浦店 有明町1-30 土浦駅ビル プレイアトレ1階 電話029-846-3192

ナマズを桜川の名物料理にして駆除しよう 《夢実行人》12

【コラム・秋元昭臣】「移入され肉食害魚(緊急対策外来種)となったアメリカナマズを地元の名物料理に変え駆除する」。ナマズの害を被っている桜川漁業協同組合の鈴木清次会長のアイデアです。そこで今夏、土浦で料理教室を開いている吉田礼子先生、霞ケ浦湖畔でモーターボート販売会社を経営している伊藤一樹社長らと一緒に、同漁協事務所(つくば市松塚)を訪れ、ナマズ料理を味わってきました。 まずアメリカナマズを解体。吉田先生が骨に付いた肉をこそぎ落とし、タンカイ(淡水域にすむ中型の貝)の甘辛煮、ごり(淡水産のハゼ類)のつくだ煮、川えびの揚げ物と一緒に、「揚げボール」「唐揚げ」「かば焼き」などにしていただきました。揚げたては「サクサク」「ほっこり」で、桜の木陰で川風に吹かれながらの昼食会になりました。 ナマズは海外ではよく食べられますが、日本では一般的ではありません。家庭でさばくのが難しく、お店にもあまり並んでおりません。天然物は入手するのが難しく、霞ケ浦周辺で売っているのは、山野水産(かすみがうら市)、観光物産店「こいこい」(行方市)、なまず屋(行方市)ぐらいでしょうか。 確かに外見はグロテスクです。しかし、ビタミンB1、Eなどが豊富で、疲労回復、免疫向上、動脈硬化予防、老化防止によいそうですから、もったいない話です。それに、広く流通するようになれば、漁業者が迷惑している害魚=ナマズを減らすことにつながり、漁協にはプラスです。普及させるため、吉田先生は調理方法を考えるそうです。 川に大切さを知る「川の日」を! ナマズ料理を試食しながら、桜川漁連の鈴木会長は、延長60キロの桜川のことについても話してくれました。 以前は、水かさが増したときなど、7カ所の堰(せき)を人力で徐々に開放していたそうです。ところが今は、自動で一気に開放され、急激な水位上昇により、護岸が崩落したり、泥が堆積(たいせき)したり、浮遊物が大量発生したり、いろいろ問題が起きています。また漁協は、魚道設置などを関係部署に要望しているそうです。 桜川流域の人に治水・利水に関心を持ってもらうため、川の大切さをアピールする「川の日」を設けるよう鈴木会長は提案しています。また、伊藤社長は「川を守るには釣り人のマナーが大切だ」と発言、河川保護の話でも盛り上がりました。 試食中、桜川での川遊びを終えた幼児から声を掛けられ、子供を連れて遊びに来られる川を残すのも我々の責務と感じた次第です。(元ラクスマリーナ専務)

ナマズを桜川の名物料理にして駆除しよう 《夢実行人》12

【コラム・秋元昭臣】「移入され肉食害魚(緊急対策外来種)となったアメリカナマズを地元の名物料理に変え駆除する」。ナマズの害を被っている桜川漁業協同組合の鈴木清次会長のアイデアです。そこで今夏、土浦で料理教室を開いている吉田礼子先生、霞ケ浦湖畔でモーターボート販売会社を経営している伊藤一樹社長らと一緒に、同漁協事務所(つくば市松塚)を訪れ、ナマズ料理を味わってきました。 まずアメリカナマズを解体。吉田先生が骨に付いた肉をこそぎ落とし、タンカイ(淡水域にすむ中型の貝)の甘辛煮、ごり(淡水産のハゼ類)のつくだ煮、川えびの揚げ物と一緒に、「揚げボール」「唐揚げ」「かば焼き」などにしていただきました。揚げたては「サクサク」「ほっこり」で、桜の木陰で川風に吹かれながらの昼食会になりました。 ナマズは海外ではよく食べられますが、日本では一般的ではありません。家庭でさばくのが難しく、お店にもあまり並んでおりません。天然物は入手するのが難しく、霞ケ浦周辺で売っているのは、山野水産(かすみがうら市)、観光物産店「こいこい」(行方市)、なまず屋(行方市)ぐらいでしょうか。 確かに外見はグロテスクです。しかし、ビタミンB1、Eなどが豊富で、疲労回復、免疫向上、動脈硬化予防、老化防止によいそうですから、もったいない話です。それに、広く流通するようになれば、漁業者が迷惑している害魚=ナマズを減らすことにつながり、漁協にはプラスです。普及させるため、吉田先生は調理方法を考えるそうです。 川に大切さを知る「川の日」を! ナマズ料理を試食しながら、桜川漁連の鈴木会長は、延長60キロの桜川のことについても話してくれました。 以前は、水かさが増したときなど、7カ所の堰(せき)を人力で徐々に開放していたそうです。ところが今は、自動で一気に開放され、急激な水位上昇により、護岸が崩落したり、泥が堆積(たいせき)したり、浮遊物が大量発生したり、いろいろ問題が起きています。また漁協は、魚道設置などを関係部署に要望しているそうです。 桜川流域の人に治水・利水に関心を持ってもらうため、川の大切さをアピールする「川の日」を設けるよう鈴木会長は提案しています。また、伊藤社長は「川を守るには釣り人のマナーが大切だ」と発言、河川保護の話でも盛り上がりました。 試食中、桜川での川遊びを終えた幼児から声を掛けられ、子供を連れて遊びに来られる川を残すのも我々の責務と感じた次第です。(元ラクスマリーナ専務)

「カスイチ」ショートコースを走った 《夢実行人》11

【コラム・秋元昭臣】最近、「カスイチ」(霞ケ浦一周サイクリングコース、130キロ)のショートコース(霞ケ浦大橋で横断、90キロ)を左廻りで走ってきました。午前6時、JR土浦駅に近い霞ケ浦・土浦港区域にある「りんりんポート土浦」(サイクリスト向けの駐車場や自転車メンテナンス場が整備されている)を出発。 余談ですが、JR常磐線の土浦駅ビルには、サイクリスト向けショップのほか、自転車持ち込みOKの喫茶店やホテルがあります。また、駅東口(霞ケ浦口)の「サイクルステーション」には、自転車組み立て用の場所も用意されています。 走路上に描かれた矢羽根に誘導され、間もなく「霞ケ浦総合公園」に。この公園には温浴施設、淡水魚博物館、霞ケ浦を一望できる風車などがあり、ここからの出発もOK。阿見坂下信号を左折。施設を迂回して湖岸道路に入ると、「予科練平和記念館」。少し先の「旧鹿島海軍航空隊大山スロープ」はウインドサーフィンのメッカです。 江戸崎入り江の「古渡橋コンビニ」を通過して、次の休憩所は浮島。昔は、遠浅の水泳場にバンガローが並び、霞ケ浦の遊覧船「さつき丸」で遊びに来る子どもたちでにぎわいました。今は、春に開かれる「チューリップ祭り」が人気。 「自転車も乗れる」遊覧船・アイリス号 稲敷大橋を越えて左折。一般道を横断して潮来大橋を渡ると、JR鹿島線潮来駅に。近くにある「潮来観光協会」では、レンタルしてきた自転車の乗り捨てもOK。日曜日、駅前では、地場の野菜や果物を販売する朝市が開かれます。 潮来駅から川沿いに戻り、「北斎遊学館」を通過。北利根橋をくぐり、10キロほど走ると、「麻生温泉白帆の湯」。近くの「天王崎交流センター」には売店や喫茶室も。湖岸の養魚場からは、コイ、フナ、ウナギ、ナマズ、金魚などが出荷されます。 霞ケ浦大橋手前の「霞ケ浦ふれあいランド」には地元・行方市の土産品も。大橋で湖を横断すると、間もなく「歩崎公園」。一画には「かすみがうら交流センター」があり、近くには「水族館」や「歴史博物館」も。多目的浮桟橋からは「自転車も乗れる」遊覧船・アイリス号が発着します。 土浦に向かうコースの右方高台にあるのは「茨城県霞ケ浦環境科学センター」。終点目前の新港橋を渡り、「りんりんポート土浦」に戻りました。(元ラクスマリーナ専務)

「カスイチ」ショートコースを走った 《夢実行人》11

【コラム・秋元昭臣】最近、「カスイチ」(霞ケ浦一周サイクリングコース、130キロ)のショートコース(霞ケ浦大橋で横断、90キロ)を左廻りで走ってきました。午前6時、JR土浦駅に近い霞ケ浦・土浦港区域にある「りんりんポート土浦」(サイクリスト向けの駐車場や自転車メンテナンス場が整備されている)を出発。 余談ですが、JR常磐線の土浦駅ビルには、サイクリスト向けショップのほか、自転車持ち込みOKの喫茶店やホテルがあります。また、駅東口(霞ケ浦口)の「サイクルステーション」には、自転車組み立て用の場所も用意されています。 走路上に描かれた矢羽根に誘導され、間もなく「霞ケ浦総合公園」に。この公園には温浴施設、淡水魚博物館、霞ケ浦を一望できる風車などがあり、ここからの出発もOK。阿見坂下信号を左折。施設を迂回して湖岸道路に入ると、「予科練平和記念館」。少し先の「旧鹿島海軍航空隊大山スロープ」はウインドサーフィンのメッカです。 江戸崎入り江の「古渡橋コンビニ」を通過して、次の休憩所は浮島。昔は、遠浅の水泳場にバンガローが並び、霞ケ浦の遊覧船「さつき丸」で遊びに来る子どもたちでにぎわいました。今は、春に開かれる「チューリップ祭り」が人気。 「自転車も乗れる」遊覧船・アイリス号 稲敷大橋を越えて左折。一般道を横断して潮来大橋を渡ると、JR鹿島線潮来駅に。近くにある「潮来観光協会」では、レンタルしてきた自転車の乗り捨てもOK。日曜日、駅前では、地場の野菜や果物を販売する朝市が開かれます。 潮来駅から川沿いに戻り、「北斎遊学館」を通過。北利根橋をくぐり、10キロほど走ると、「麻生温泉白帆の湯」。近くの「天王崎交流センター」には売店や喫茶室も。湖岸の養魚場からは、コイ、フナ、ウナギ、ナマズ、金魚などが出荷されます。 霞ケ浦大橋手前の「霞ケ浦ふれあいランド」には地元・行方市の土産品も。大橋で湖を横断すると、間もなく「歩崎公園」。一画には「かすみがうら交流センター」があり、近くには「水族館」や「歴史博物館」も。多目的浮桟橋からは「自転車も乗れる」遊覧船・アイリス号が発着します。 土浦に向かうコースの右方高台にあるのは「茨城県霞ケ浦環境科学センター」。終点目前の新港橋を渡り、「りんりんポート土浦」に戻りました。(元ラクスマリーナ専務)

琵琶湖一周「ビワイチ」を走ってきた 《夢実行人》10

【コラム・秋元昭臣】5月下旬、ビワイチ(琵琶湖一周サイクリング)走って、改めて自然のままの「カスイチ」(霞ケ浦一周サイクリング)に良さを感じました。「ビワイチ」は一般道であり、自動車に追われながら走りますが、「カスイチ」は全走路のほぼ半分が専用道路になっていて、車を気にしないで走れるからです。 また、「ビワイチ」は一般道路との交差点が多く、徐行しないで走る車が結構あり、とても危険を感じました。京都市内では、歩道の中に幅の広い自転車レーンがあり、ビックリしたものです。 車道脇にブルーラインがあるのは「ビワイチ」も「カスイチ」も同じですが、大きな矢羽根印が「ビワイチ」にはありませんでした。交差点では誘導ラインが切れてしまうので、曲がる場合、表示を見落としてしまうと、戻って出直すことに。これは「カスイチ」も同じですが…。 「ビワイチ」では、スマホのガイドは使わず、路面標識だけで走りました。案内地図には到着時間など記入もでき、休憩時に走行作戦を立てました。宿泊は、長浜と京都の2ケ所で、バイク野郎の宿「ライダーハウス」を利用。利用者は若者が多く、1畳1人で雑魚寝。宿泊料が安いのにはビックリ。 琵琶湖いろいろ:霞ヶ浦との比較 ▽古代湖(世界に20しかない大昔の湖)で深い。海跡湖の霞ケ浦は浅い。水面は霞ケ浦の3倍の670平方キロ。平均の深さは霞ケ浦と同じ4メートルだが、北湖には最大深さ104メートルのところも。近年はヘドロ堆積が見られるそう。 ▽「ビワイチ」の長さは200キロ。「カスイチ」+「つくばりんりんロード」=180キロ。「りんりん」も足せば、いい勝負。 ▽透明度は悪くても2~8メートル。昔は霞ケ浦も10メートルぐらいあったが、今は0.6~2.5メートル。COD(水の汚れの指標、小さい方がきれい)は2.4mg/L。これは泳げたころの霞ケ浦の3分の1。琵琶湖にはかなわない。 ▽京都・大阪・兵庫の水がめになっており、貯留量は270億立方メートルと、霞ケ浦の30倍。流入河川数は450本(霞ケ浦は56本)。鈴鹿、伊吹、野坂、比良山地からきれいな水が流れ込む。港の数は、大型港4、その他港65。霞ケ浦は150以上あるが、大型港は2つだけ。 ▽観光船運航会社は、「大津汽船」をトップに4社。霞ケ浦は「ラクスマリーナ」「常陽観光」の2社。こちらも琵琶湖が上。 ▽湖岸には砂浜が多く、水泳場やキャンプ場が多い。湖内の2島=竹生島(神様の島で人は住めない)と沖島へは、定期船が運航されている。(元ラクスマリーナ専務)

琵琶湖一周「ビワイチ」を走ってきた 《夢実行人》10

【コラム・秋元昭臣】5月下旬、ビワイチ(琵琶湖一周サイクリング)走って、改めて自然のままの「カスイチ」(霞ケ浦一周サイクリング)に良さを感じました。「ビワイチ」は一般道であり、自動車に追われながら走りますが、「カスイチ」は全走路のほぼ半分が専用道路になっていて、車を気にしないで走れるからです。 また、「ビワイチ」は一般道路との交差点が多く、徐行しないで走る車が結構あり、とても危険を感じました。京都市内では、歩道の中に幅の広い自転車レーンがあり、ビックリしたものです。 車道脇にブルーラインがあるのは「ビワイチ」も「カスイチ」も同じですが、大きな矢羽根印が「ビワイチ」にはありませんでした。交差点では誘導ラインが切れてしまうので、曲がる場合、表示を見落としてしまうと、戻って出直すことに。これは「カスイチ」も同じですが…。 「ビワイチ」では、スマホのガイドは使わず、路面標識だけで走りました。案内地図には到着時間など記入もでき、休憩時に走行作戦を立てました。宿泊は、長浜と京都の2ケ所で、バイク野郎の宿「ライダーハウス」を利用。利用者は若者が多く、1畳1人で雑魚寝。宿泊料が安いのにはビックリ。 琵琶湖いろいろ:霞ヶ浦との比較 ▽古代湖(世界に20しかない大昔の湖)で深い。海跡湖の霞ケ浦は浅い。水面は霞ケ浦の3倍の670平方キロ。平均の深さは霞ケ浦と同じ4メートルだが、北湖には最大深さ104メートルのところも。近年はヘドロ堆積が見られるそう。 ▽「ビワイチ」の長さは200キロ。「カスイチ」+「つくばりんりんロード」=180キロ。「りんりん」も足せば、いい勝負。 ▽透明度は悪くても2~8メートル。昔は霞ケ浦も10メートルぐらいあったが、今は0.6~2.5メートル。COD(水の汚れの指標、小さい方がきれい)は2.4mg/L。これは泳げたころの霞ケ浦の3分の1。琵琶湖にはかなわない。 ▽京都・大阪・兵庫の水がめになっており、貯留量は270億立方メートルと、霞ケ浦の30倍。流入河川数は450本(霞ケ浦は56本)。鈴鹿、伊吹、野坂、比良山地からきれいな水が流れ込む。港の数は、大型港4、その他港65。霞ケ浦は150以上あるが、大型港は2つだけ。 ▽観光船運航会社は、「大津汽船」をトップに4社。霞ケ浦は「ラクスマリーナ」「常陽観光」の2社。こちらも琵琶湖が上。 ▽湖岸には砂浜が多く、水泳場やキャンプ場が多い。湖内の2島=竹生島(神様の島で人は住めない)と沖島へは、定期船が運航されている。(元ラクスマリーナ専務)

水上のバリアフリーを実践 霞ケ浦でパラカヌー体験会

障害のある人に水上スポーツへの関心を高めてもらいたい-と障害者カヌーの体験イベント「パラカヌー体験会」が、12日、霞ケ浦畔のラクスマリーナ(土浦市川口)で開かれた。体験会は「パラカヌーサポーター講習会」と合わせて2日間行うもので、日本障害者カヌー協会が昨年度から始めた。今年度は東京都や佐賀県、県内のかすみがうら市など全国5カ所での開催を予定しているという。 体験会には8人が参加し、15人のスタッフのサポートで思い思いにパラカヌーを楽しんだ。県障害者カヌー協会代表でパラカヌー選手の朝日省一さんがパドルの使い方などを教えた。参加者らはサポートスタッフの手伝いでカヌーに乗り込み、順番に出艇。初体験の参加者もすぐに慣れ、1時間ほどパドルの操縦を楽しんだ。 ラクスマリーナは障害者が使いやすい多目的トイレはじめ、スロープの通路などの設備が整うパラスポーツのバリアフリー拠点となっている。 都内から友人と一緒に参加した女性は「1人で乗って自分で漕いで、どこでも自由に行けるのが楽しかった。バランス感覚が身に付くと思う。2人乗りも違った楽しさがあり、朝日さんが後ろに乗ってくれて2人乗りした時は、いろいろとレクチャーしてくれて練習になった」という。 インストラクターを務めた朝日さんは「家に閉じこもって外に出ない障害者がまだまだ多い。表に出てパラカヌーというスポーツがあると知ってもらえたら。自分もパラカヌーの選手になるまでは霞ケ浦でカヌーができる場所があるということを知らなかった。ここでカヌーに乗れるということを知ってほしい」と話す。 サポートスタッフとして参加したつくば国際大学4年の加藤綾花さんは、理学療法士を目指している。「昨日講習を受けてサポートスタッフとして登録し、今日初めて参加している。講習でも練習したが、今日実際にサポートした方が難しく感じた。理学療法学科で学んでいるが、コロナ禍で実技の勉強がほとんどできなかった。この体験会で勉強し、学んだスキルを就職した時に活かしたいと思っている」 日本障害者カヌー協会は、水の上に出ようと「Let‘s out on the water!!」を掲げる。とにかく日常生活と違うことにチャレンジしようがテーマ。事務局長の上岡央子さんは「まずは水の上に出て水上の世界を知ってもらいたい」と話した。さらに、遊びながらSDGs(持続可能な開発目標)にも関心を持ってほしい、として環境への取り組みも忘れない。集まった参加者らはカヌー講習の前に、ビニール袋と清掃用トングを持って湖岸のゴミ拾いにも汗を流した。(田中めぐみ)

サイクリング事始め《夢実行人》9

【コラム・秋元昭臣】友人から譲リ受けたママチャリのスポーツタイプは車齢25歳超の貴重品です。ヨット仲間の友人が毎月15回も、「つくば霞ケ浦りんりんロード」の土浦~岩瀬を自転車に乗っていると聞き、私もやる気が出ました。 サイクリングを始めた昨年5月は、土浦~筑波休憩所の片道20キロ。これは土浦~岩瀬の半分です。ある日調子がよかったので、終点の岩瀬まで完走。その後は、筑波、真壁、雨引休憩所で休んで、岩瀬休憩所で折り返しています。 多少風が吹いても、往復80キロを5時間で走れるようになりました。坂道は、上れば下りますが、行きが向かい風だから帰りが追い風とは限りません。自然の気まぐれは「本職」のヨットと同じですから、最近は風を楽しんでいます。 友人の話では「マイペースが一番」とのこと。それがわかるまでの1年間、「尻が痛い」「腕が痛い」「手がしびれる」「肩がこる」「足がパンパン」などを経験。ベテランのアドバイスでサドル高さを調整したり、姿勢やこぎ方を変えて改善しました。 「暴走老人」と言われながら 転倒、パンク、チェーン切れ、タイヤバースト、サドル金物破損などもありましたが、一つ一つ、自転車屋さんの指導を受けました。工具も持つようになり、前後輪が同時パンクしたときは、パンク修理を楽しみながらやりました。 着るものも、夏の暑さは何とかなりましたが、真冬の手指やつま先の冷たさには苦戦。手袋はミントの下に毛糸のもの。靴下は2枚で対応しましたが、15キロ先の小田休憩所でようやく温もりが。首にはネックウォーマー。体は薄くて軽いカッパで、冷えないように。 夏はペットボトル3本飲んでも、汗をかき、WCいらず。しかし冬は、1本でも飲んだ分は出てしまいました。これでわかったことは、体幹の温度調節は下半身でできること。 手の指が暖まるのは最後ですが、そこを温めたり冷やすことは効果があります。夏は水に浸したタオルを首に巻き、軍手には水をかけました。冷たい手で顔を拭うのは快感です。 皆さんには「暴走老人」との言われましたが、「つくば霞ケ浦りんりんロード」が、サイクリング、ランニング、ウォーキング、通勤通学、生活道路などとして役立っていることも実感しました。(元ラクスマリーナ専務)

サイクリング事始め《夢実行人》9

【コラム・秋元昭臣】友人から譲リ受けたママチャリのスポーツタイプは車齢25歳超の貴重品です。ヨット仲間の友人が毎月15回も、「つくば霞ケ浦りんりんロード」の土浦~岩瀬を自転車に乗っていると聞き、私もやる気が出ました。 サイクリングを始めた昨年5月は、土浦~筑波休憩所の片道20キロ。これは土浦~岩瀬の半分です。ある日調子がよかったので、終点の岩瀬まで完走。その後は、筑波、真壁、雨引休憩所で休んで、岩瀬休憩所で折り返しています。 多少風が吹いても、往復80キロを5時間で走れるようになりました。坂道は、上れば下りますが、行きが向かい風だから帰りが追い風とは限りません。自然の気まぐれは「本職」のヨットと同じですから、最近は風を楽しんでいます。 友人の話では「マイペースが一番」とのこと。それがわかるまでの1年間、「尻が痛い」「腕が痛い」「手がしびれる」「肩がこる」「足がパンパン」などを経験。ベテランのアドバイスでサドル高さを調整したり、姿勢やこぎ方を変えて改善しました。 「暴走老人」と言われながら 転倒、パンク、チェーン切れ、タイヤバースト、サドル金物破損などもありましたが、一つ一つ、自転車屋さんの指導を受けました。工具も持つようになり、前後輪が同時パンクしたときは、パンク修理を楽しみながらやりました。 着るものも、夏の暑さは何とかなりましたが、真冬の手指やつま先の冷たさには苦戦。手袋はミントの下に毛糸のもの。靴下は2枚で対応しましたが、15キロ先の小田休憩所でようやく温もりが。首にはネックウォーマー。体は薄くて軽いカッパで、冷えないように。 夏はペットボトル3本飲んでも、汗をかき、WCいらず。しかし冬は、1本でも飲んだ分は出てしまいました。これでわかったことは、体幹の温度調節は下半身でできること。 手の指が暖まるのは最後ですが、そこを温めたり冷やすことは効果があります。夏は水に浸したタオルを首に巻き、軍手には水をかけました。冷たい手で顔を拭うのは快感です。 皆さんには「暴走老人」との言われましたが、「つくば霞ケ浦りんりんロード」が、サイクリング、ランニング、ウォーキング、通勤通学、生活道路などとして役立っていることも実感しました。(元ラクスマリーナ専務)

障害者もヨットやボートで遊べる 《夢実行人》8

【コラム・秋元昭臣】霞ケ浦遊覧船運行やヨット・ボート係留をしている会社「ラクスマリーナ」(旧土浦京成ホテル・京成マリーナの事業を継承)では、年4回の「誰でも楽しもう霞ケ浦」イベントを開催しています。 1997年、同系列の犬吠埼京成ホテル(現犬吠埼ホテル)が客室を増築した際、同ホテルを「バリアフリー」にしようと、車椅子でも利用できるホテルに改装したのがきっかけでした。 その3年後、同ホテルは「天然温泉黒潮の湯」をオープン。当時では珍しいバリアフリー温浴施設を設けたところ、地域の高齢者や観光客が大きく増えました。そして、翌年には全館バリアフリーに改装されました。それが、同系列の土浦京成ホテル・京成マリーナにも及んだわけです。 改装前、車椅子ではマリーナの2階へ上がれませんでしたが、現在では可能です。また、多目的トイレも2カ所設置、国内でも有数のバリアフリーな施設になっています。 でも、ハード面のバリアフリーだけでは、カヌー・ヨット・モーターボートを誰もが楽しむことができません。そこで勉強会を開き、課題解決に取り組みました。その一つが、JR土浦駅からのアクセス改善です。駅員の協力を得て、視覚障害者用の音声・点字案内を設け、介助者なしでもマリーナに来られるようにしました。 年4回の「誰でも楽しいよね」大会 京成マリーナの社員はホテルのバリアフリー研修会にも参加して、介助のノウハウなどを学びました。そして、「誰でも楽しもう霞ケ浦」というキャッチフレーズを掲げ、2005年から年4回、障害者も参加できる「安全祈願・寒風大会」(1月)、「子供の日大会」(5月)、「海の日大会」(7月)、「体育の日大会」(10月)を開催してきました。 昨年まではマリーナが主催していましたが、今年から「B&G土浦海洋クラブ」の主催になり、ラクスマリーナは共催で参加しています。それぞれの大会には「海洋レジャー安全・振興協会」(小型船舶操縦士免許試験機関)も加わり、土浦警察署に警備艇を出してもらい安全を確保しています。 「誰でも楽しもう霞ケ浦」の理念は、「国籍・年齢・性別・障害の有無に関わらず、お互いに助け合い、安全に楽しくマリンスポーツを体験する」です。今年の「寒風大会」、「子供の日大会」は終わりましたが、障害者カヌー「パラマウントカヌー in 茨城」(6月4日)、「海の日大会」(7月10日)、「体育の日大会」(10月9日)はこれからです。(元ラクスマリーナ専務) <問い合わせ先> 電話:029-822-2437 メール:info@lacusmarina.com

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