金曜日, 4月 19, 2024
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つくば国際ペット専門学校 -検索結果

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「勇気を持って次の大きな目標へ」170人巣立つ つくば国際ペット専門学校

つくば国際ペット専門学校(同市沼田、東郷治久理事長)の卒業式が9日、つくば国際会議場(つくば市竹園)で行われた。170人の卒業生を前に高橋仁校長は「今日みなさんは憧れの職業へのスタートラインに立った。勇気を持って次の大きな目標へと立ち向かってほしい」とエールを送った。 同校は1997年にトリミングスクールとしてスタートし、県内初の動物分野の専門学校として2006年に開校した。現在は「ドッグトリマー」「ドッグトレーナー」「ペットケア総合」「愛玩動物看護師」「動物看護福祉」の5コースと、22年4月に開設した日本初となる通信制コース「通信制ペット学科(3年制)」に約450人が在籍している。生徒1人に1頭の子犬がつく「パートナードッグシステム」や、隣接のグループ企業による犬のテーマパーク「つくばワンワンランド」(同市沼田)で実習を積める-などが特色だ。 挨拶に立った東郷理事長は「(在学中に)実際に動物にふれあいながら動物への愛情と根気を身につけられたと思う。胸を張って社会へ巣立ってほしい」と卒業生に祝辞を述べた。 卒業生代表としてペットケア総合コースの沼田美里さんは答辞で、学校生活を「一瞬のように感じたが、充実していた」と振り返った。「新型コロナの5類移行で、これまで規制されていたイベントが通常通りに行われ、楽しみながら学校生活を送ることができた。入学前の高校生活の大分がコロナ禍によって妨げられ、思うようにいかない生活を送ってきたが、その困難な状況を突破し再び学校という場で学べたことは、未来へ向けて力強く進むことの大切さと、今まで当たり前だと思ってきたことが当たり前ではないことを再確認するきっかけになった。多くの方の支えがあって今日を迎えることができた。私たちに真摯(しんし)に向き合ってくれた方たちに感謝を伝えたい」と力強く語った。 式典では、文部科学省後援によるビジネス能力検定3級と共に、日本国内におけるイヌの品種の認定、血統書の発行とともに、公認トリマー、公認ハンドラー、公認訓練士などの公認資格試験の実施と公認資格発行などを行っている一般社団法人ジャパンケネルクラブの別所訓理事長らから、同法人によるトリマーB、C級、ハンドラーC級、愛犬飼育管理士の合格者へのライセンス授与が行われた。式典の最後には、在学中の思い出を振り返る映像が流され、参加した保護者らからも卒業生に向けて拍手が起こった。

わんわんランド貸し切りで学園祭 28日、つくば国際ペット専門学校

つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田)が、隣接する犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」を1日貸し切りにして28日、学園祭「第14回犬友祭(けんゆうさい)」を開催する。犬の訓練士や美容師、動物看護師などを目指す学生たちがさまざまな企画を用意し、勉強の成果を披露する。愛犬と一緒に障害物競走「アジリティー」に参加したり、わんわんランドの犬と触れ合ったりすることもできる。 ペットケア総合コースは、毎年来園者から好評を博しているドッグレースを企画。同校の学生らが勉強のために毎日共に過ごしている「パートナードッグ」の中から選ばれた約15匹が出場し、3レースを行う。スイートポテトやさつまいもチップスなど愛犬のおやつを手作り体験する企画も開催する。 ドッグトリマーコースは、愛犬用のチョーカー(首飾り)やキーホルダーなどのオリジナルアクセサリーを手作りできる「ワンドメイド」や、さまざまなテーマのフォトスポットを企画。手作りしたアクセサリーを付けて、愛犬と写真を撮ることができる。 愛玩動物看護師コースと動物衛生看護コースは、愛犬の心拍数や呼吸数、体脂肪率を計測し、健康チェックを行う。 ドッグトレーナーコースはパートナードッグと共にドッグダンス、団体訓練、アジリティーの3部構成で息の合ったパフォーマンスを行う。 また1年生や3年生の12チームが模擬店を出店し、グルメコンテスト「OKAWRI」を開催。フォトスタジオのアンシャンテナチュレ(つくば市花室)が協賛し、記念フォト用のブースも出展する。犬友祭初となるバンドのライブコンサートも催される。 学園祭実行委員長でペットケア総合コース2年の沼田美里さんは「人も犬も楽しんでいただけるイベントをつくれるよう全校生徒で頑張ります。皆様のご来園をお待ちしております」と呼び掛ける。 同校は今年4月、ジャパンケネルクラブ主催のトリミング競技大会で優秀養成機関賞を受賞。昨年の犬友祭は、好天の下2000人以上が来場し、愛犬と一緒にイベントを楽しむ親子連れが多く見られた。(田中めぐみ) ◆犬友祭は28日(土)午前10時から午後3時半(入園は午後2時30分まで)、筑波山麓のつくば市沼田579、つくばわんわんランドで。犬友祭時の入園料は大人200円、子ども100円。

「愛情と根気育み動物のプロに」 つくば国際ペット専門学校で入学式

国内有数の動物分野の専門学校、つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、東郷治久理事長)の入学式が8日、つくば国際会議場で催された。東郷理事長は「動物のプロになるために必要なものは愛情と根気。皆さんが動物と日々触れ合っていく中で必ず育まれる。動物ペット業界を支え、けん引していく人材育成を目標に、皆さんの夢をかなえるために教職員一同尽力します」と祝辞を述べた。 ドックトリマー、愛玩動物看護師・動物衛生看護、ドッグトレーナー、ペットケア総合の4つのコースがあるペットビジネス学科に全国各地から205人が入学した。マスク着用は個人の判断となったことを受けて、教職員はマスクをしないで式典に臨んだ。マスクを着用しない新入生の姿も見られた。 高橋仁校長は「皆さんはこの3年間、新型コロナに翻弄(ほんろう)され、我慢を強いられてきた。我慢の時間が終わりを告げようとし、自分の意思で日常を送ることができる世の中になる。これからは受け身ではなく自分から進んで学ぶ姿勢を意識し、自分が成長しているという実感をもって、新しい挑戦へのモチベーションとしてください」と式辞を述べた。 続いて在校生代表を代表してドッグトリマーコースの池田くるみさんが歓迎の言葉を述べ「学校にはたくさんの特色があり、恵まれた環境。自分の可能性が広がっていくことを実感している。一緒に学び、一緒に思い出をたくさんつくっていきましょう」と話した。 これを受けて新入生を代表し愛玩動物看護師コースの市田梨乃さんが「大好きな動物と関わる仕事に就くために抱いた夢への第一歩を踏み出すことができたのは、たくさんの方々の支えがあったから。動物が好きだからという気持ちだけではできない職業であることを肝に銘じ、互いを認め合い、支え合い、悔いの残らぬよう勉学に努め努力していきます」と決意を述べた。 式典では併せて、4月1日に東京ビッグサイトで行われたジャパンケネルクラブ主催のトリミング競技大会で、トリマーコースの佐々木麻衣さんが最優秀技術賞、吉田奈央さんが優秀技術賞を受賞し、同校が優秀養成機関賞を受賞したことが報告され、同クラブトリマー試験委員の高尾諭さんから東郷理事長に賞状とトロフィーが授与された。 同校は1997年に犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」(同市沼田)の一角でトリミングスクールとしてスタートし、2006年に県内初の動物分野専門学校として開校した。グループ会社のつくばわんわんランドと連携することで全国的にも珍しい、生徒一人が2年間を通して一頭の犬と生活を共にしながら犬を育てるパートナードッグ制度を実施している。施設は、出産を担当するブルーディングハウス「コスモス」、老犬老猫ホーム「ひまわり」、ペット霊園の「わんわんランドメモリアルパーク」などがそろっており、昨年は新校舎「動物医療センター」が完成した。22年度からは動物の専門学校として全国初の通信制ペット学科がスタートした。

マスクを外し涙も つくば国際ペット専門学校卒業式

つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、高橋仁校長)の卒業式が11日、つくば国際会議場(同市竹園)で行われた。ドッグトリマー、ドッグトレーナー、愛玩動物看護師・動物衛生看護、ペットケア総合の4つのコースで学んだ124人が卒業の日を迎えた。3年制の愛玩動物看護師コースの7人は同コースの1期生で、同コース初の卒業生となった。式ではマスクを外すことを基本とする一方、強制ではなく、半分ほどの卒業生がマスクを外して臨んだ。 東郷治久理事長は、昨年11月に学校の敷地内にオープンした動物医療センターに触れ、「このような素晴らしい実習施設などの現場で培った様々なスキル、制限された中で臨機応変に対応しながら過ごした時間はみなさんの今後の自信につながっていくことと思う」とはなむけの言葉を贈った。 卒業生を代表してドッグトレーナーコースの重黒木綾可(じゅうくろき・あやか)さんが答辞。学校の文化祭「犬友祭」や研修旅行で試行錯誤しながら学んだことを振り返り、「私たちは知識や技術を学び、尊敬できる先生方が様々なことを教えてくれた。仲間、パートナードッグとの出会いは、全てかけがえのない財産であり、これからも心の支えになるものだと思います」と述べた。 式典では卒業生一人ひとりに高橋学長から卒業証書が手渡されたほか、トリマー1級、ペットケアマネージャー1級などの資格試験合格者にライセンスが授与された。式の後には、教職員らがロックバンド、スピッツの楽曲「チェリー」のメロディーに乗せて生徒らへのはなむけの言葉を歌い、卒業生らや保護者らが涙をぬぐっていた。 ドッグトレーナーコースの卒業生、厚木侑花さんと岡本愛李さんは共にマスクを外して式に臨んだ。厚木さんは「友達とマスクを外そうと決めてきた」と話し、岡本さんは「ドッグトレーナーコースなので夏はマスクが暑くて大変だった。卒業できてうれしい」と笑顔を見せた。

国家資格「愛玩動物看護師」育成へ学習環境整う つくば国際ペット専門学校に動物医療センター

つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、東郷治久理事長、学生数約400人)に動物医療センターが29日、完成した。来年から始まる新たな国家資格「愛玩動物看護師」を育成する実習施設で、隣接する犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」や、老犬老猫ホームひまわり、同校の学生1人に1匹手渡されるパートナードックなど計約1000匹の健康管理を一手に担う。 グループ法人が運営するつくばわんわんランド内に建設された。センターは木造2階建て、延床面積434平方メートル。1階に検査室、処置室、手術室、レントゲン室、入院室を備え、2階は大教室になる。スタッフは獣医師4人と動物看護師7人。 愛玩動物看護師は今年5月施行の愛玩動物看護師法に基づき新たにつくられた国家資格で、来年2月に初の国家試験が実施される。これまで民間資格だけだったが、業務の幅が広がり、新たに採血、投薬、マイクロチップ挿入などが医師の指導の下でできるようになる。受験資格を得るには大学または専門学校などで3年以上勉強することが必要。 新たな国家資格創設を見据え、同校では2年前に3年制の愛玩動物看護師コースを新設した。学生はこれまで、既存の校舎内にある付属動物病院「つくば獣医診療センター」で実習してきた。今回完成した動物医療センターは、既存のセンターの2倍近い広さがあるという。 今後、新センターにレントゲン装置や超音波診断装置などの機材や設備を運び入れた後、新センターでの実習を開始する。 29日は同校を運営するつくば文化学園や、グループ企業のサンスイグループ関係者ら約50人が参加して竣工式が催された。東郷理事長は「コロナで(グループ企業の)レストランやホテルが苦戦し、だんだん戻ってきているとはいえ依然としてコロナ前の半分にも達していない。そうした中、ペット事業部がグループをリードし、日本一のペット総合企業を目指して、新しい形態を切り開いた。わんわんランドは新しいテーマパークとして来場者数を伸ばし、ペット専門学校は日本で5本の指に入る。日本初の通信制学科も開設した。ブリーディングや葬祭もある。(ペットの)ゆりかごから墓場まで、一つのところに全部そろうのは日本で初めて。このような形態は他にない」などと強調した。

3年ぶり「わんわんランド」で学園祭 つくば国際ペット専門学校

つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田)が29日、隣接する犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」を1日貸し切りにして、学園祭「第13回犬友祭(けんゆうさい)」を開催した。新型コロナの影響で2019年以来3年ぶりの開催となり、晴天の下、多くの来場者でにぎわった。 犬の訓練士や美容師、動物看護師などを目指す学生たちは、クイズ大会やドッグレース、トリミングコンテストなどのイベントを企画し、これまで学んだ成果を披露した。愛犬も入場が可能で、愛犬と一緒にイベントを楽しむ親子連れが多く見られた。 ペットケア総合コースで学ぶ学生たちはドッグレースを企画。勉強のために毎日一緒に過ごしている「パートナードッグ」の中から10匹を選んで2レースを行った。同コース2年の仲林優希さん(19)と白岩優衣さん(19)によると、速く走れそうな犬、レースの途中で遊んでしまわない犬を選んで出場させたという。犬同士の相性を考慮して組み合わせるのに試行錯誤し、「犬友祭」直前になって組み合わせが決まったと苦労を語った。同校では昨年から、飼い主がいないなどの理由で一時的に保護されている保護犬を「パートナードッグ」に採用している。レースに出場した10匹のうち2匹も保護犬で、仲林さんと白岩さんは保護犬にかかわる仕事に興味を持っているという。 ドッグトリマーコースで学ぶ学生たちは、毛をカットする前と後の犬の写真を並べ、同じ犬を選んでもらうビフォーアフタークイズや、トリミングの実演などを行った。クイズに参加した来場者は写真を何度も見比べ、悩みながら答えを紙に記入していた。同コース2年の神永優翔さん(19)は、「トリミングする時には犬にけがをさせるといけないので気をつけている。学校ではわんわんランドにいる犬たちをカットさせてもらっているので練習がたくさんできる」と話した。 ひたちなか市から家族8人で訪れたという三村武夫さん(83)は「きょうだいの孫が学校に通っていて、トリミングを勉強している。自分も犬が好きで来た。にぎわいに驚いた」と感想を語った。(田中めぐみ)

「大好きな動物に関わる仕事への第一歩」 つくば国際ペット専門学校入学式

つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、高橋仁校長)の入学式が9日、つくば国際会議場(同市竹園)で行われた。入学したのは2年制のドッグトリマーコース、ドッグトレーナーコース、ペットケアコース、動物看護福祉コースと、3年制の愛玩動物看護士コースの218人。ペット業界で働く夢を持つ新入生たちがスーツに身を包み、式典に臨んだ。 髙橋仁校長は、生徒一人が一頭の犬を担当し、24時間一緒に過ごしながら勉強する同校独自の「パートナードッグシステム」について触れ、「常に動物たちと触れ合い、感じ、考えることのできる最高の環境で学生生活を存分に楽しんでください」と話した。また、「人生の決定に時間をかけてほしい。焦る必要はなく、時間をかけて自分の成長に合わせて決めていけばよい。専門学校での2年間、3年間は自分の成長や変化を楽しみ、将来を考える時間にしてほしい。幼いころからの夢や希望を大切にしながら挑戦してほしい」と式辞を述べた。 東郷治久理事長は「動物に関する技能は教科書を読むだけでは決して身につかない。実際に動物たちに触れて感じて初めて本物の知識になる」と述べた。また、同校がトリマー養成機関として認定を受けたことや、全国初となる通信制学科をスタートさせたことを話した。コロナ禍についても振り返り、「今年度もさまざまな制約や想定外の事態を余儀なくされるかもしれない。そのような中でも皆さんの夢を叶えるために教職員一同尽力していく」と祝いの言葉を送った。 新入生代表の長濱采加(ながはま・あやか)さんは、「幼いころから大好きだった動物にかかわる仕事に就くための第一歩をたくさんの人に支えられ踏み出せたこと、この感謝の気持ちをしっかりとかみしめ日々精進していきたい。新型コロナの影響により、今までとは違う環境の中でとまどいや不安はあるが、私たちがそれぞれ思い描く夢の実現に向け、これから始まる学校生活を通して動物について学び、仲間と共に支え合い成長し、様々な経験を生かしてたくさんの方々の役に立てるよう努めていきたい」と入学の決意を述べた。 昨年12月からはペット専門学校として日本初となる3年生の通信制学科「通信制ペット学科」が開設された。また、今年度から一般社団法人ジャパンケネルクラブ(東京都千代田区)が認定する「公認トリマーB級」試験の受験資格を得られるトリマー養成機関として認定された。茨城県では同校のみだという。(田中めぐみ)

コロナ禍も「共に成長し合えた」 つくば国際ペット専門学校で卒業式

つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、高橋仁校長)の2021年度卒業式が12日、つくば国際会議場(同市竹園)大ホールで催され、ドッグトリマー、ドッグトレーナー、動物看護福祉、ペットケア総合の4つのコースで学んだ141人が卒業した。 新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年度に入学し、コロナ禍が収まらない中、卒業の日を迎えた。 高橋学長は「入学式が中止、緊急事態宣言の中、休講、自宅待機で始まり、皆さんが顔を合わせたのが6月。制約を強いられた学校生活だった」と振り返り、「2年間、先が見通せない日々の中で、自分だけでなく家族や友人を思いやりながら研さんを積んだ。卒業してからも夢に向かって歩んでください」と式辞を述べた。 東郷治久理事長は「入学当初から新型コロナの拡大により想定外の不自由を余儀なくされたが、現場で培った様々なスキルは今後の力になり自信につながっていく。今やペットは家族同然。飼い主の心に寄り添い、今まで学んだことを今後に生かしてください」とはなむけの言葉を贈った。 卒業生を代表してペットケア総合コースの秋葉若奈さんが「見えないウイルスの恐怖と隣り合わせだったが、1日1日を有意義に過ごすことができた。新型コロナの影響で思い描いていた学生生活とは少し異なることもあったが、日々を全力で楽しみ、皆と共に成長し合えた」と感謝の答辞を述べた。 式典では高橋学長から一人ひとりに卒業証書が手渡されたほか、資格試験合格者に、全日本愛犬技術者指導協会の松島美夫代表理事からトリマー1級、ペットケアマネージャー1級などのライセンスが授与された。 同校は全国トップクラスのペット専門学校。4月からはペット専門学校として全国初の通信制学科「通信制ペット学科」がスタートする。

全国初「通信制ペット学科」開設 つくば国際ペット専門学校 来年4月

全国トップクラスのペット系専門学校「つくば国際ペット専門学校」(つくば市沼田、高橋仁校長)に来年4月、通信制学科「通信制ペット学科」が開設される。ペット専門学校の卒業資格が得られる通信制学科が開設されるのは、全国で初めてという。 eラーニング(オンライン授業)とスクーリング(対面授業や実習)で3年間、ドッグトレーニング、トリミング、動物看護、繁殖などを学び、専門学校卒業と同じ専門資格の取得を目指す。 eラーニングは、年間で21科目を各45時間ずつ計945時間をオンラインで学ぶ。スクーリングは年間約20日間(120時間)専門学校に来て、授業を受けたり、教育提携施設である隣接の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」で実習などする。 卒業までに愛玩動物飼養管理士1級、トリマー2級、ホームドッグトレーナー2級、小動物衛生看護士2級、ペットケアマネージャー2級などの資格を取ることができる。 入学対象は高校卒業見込み者や既卒者。社会人でも働きながら学ぶことができる。 同校では社会人対象の通信講座を12年前から実施してきたこと、コロナ禍の昨年はオンライン授業をいち早く取り入れ実績を挙げてきたことなどが評価され、通信制学科の開設が認可された。 同校はサンスイグループのつくば文化学園(東郷治久理事長)が運営する専門学校で、1997年に開校した。ドッグトリマーコース(2年制)、ドッグトレーナーコース(2年制)、動物看護福祉コース(2年制)、愛玩動物看護師コース(3年制)、ペットケア総合コース(2年制)の5コースがあり、通信制ペット学科は6コース目となる。県内のほか全国各地から300人を超える学生が学び、ペット業界に多くの人材を輩出している。90種500匹の犬猫がいる「つくばわんわんランド」での実習のほか、在学中の2年間、1人が1匹の子犬を育てる「パートナードッグ」制度など、他校にはないカリキュラムが注目されている。 ◆詳しくはつくば国際ペット専門学校のホームページへ

コロナ禍乗り越え143人卒業 つくば国際ペット専門学校

【鈴木宏子】つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、高橋仁・学校長)の2020年度卒業式が13日、同市竹園、つくば国際会議場大ホールで催され、犬の訓練士や動物看護師、トリマーなどを目指して、4つのコースで2年間学んだ143人が卒業した。 高橋校長は「今年度は新型コロナの影響で大変な1年となり、さまざまな我慢や不自由な生活を経験したが、家族や仲間を思いやる大切さを再認識したはず。自分の責任を果たし、他人を認め、人を思いやり、尊重する気持ちを忘れないでほしい」と式辞を述べた。 続いて、同校を運営するつくば文化学園の東郷治久理事長は「皆さんは平成最後の入学生。令和に変わり、1年間はコロナ禍の渦中で、約1カ月の休校や様々な学校行事の延期、縮小を余儀なくされた。卒業式までも実施すべきか、中止すべきか迷い悩んだ」と話し、「コロナ禍で動物たちに癒されたこともあったと思う。日々動物に触れ、感じ、学んだこと、さらに真のプロフェッショナルになるのに必要な愛情、根気を胸に、羽ばたいてほしい」などと話した。 卒業生を代表してペットケア総合コースの荻野真美さんが答辞を述べ「2年生になり、見えないウイルスに生活を一変させられたが、この学校で学んだ知識や技術、先生方、仲間たちやパートナードッグは一生の宝となり心の支えになる。卒業したことを誇りに思い、これからは立派な社会人として精進していくことを約束します」などと述べた。 同校は、全国トップクラスの動物系専門学校で、動物の美容師を目指す「ドッグトリマー」、訓練士を目指す「ドッグトレーナー」、動物病院の看護師を目指す「動物看護福祉」、動物分野で総合的に活躍する人材を目指す「ペットケア総合」の4つのコースがあり、県内のほか全国各地から300人を超える学生が学ぶ。卒業生は全国各地のペットショップ、動物病院、ペット関連企業で活躍し、ペット業界を支える教育機関として注目されている。 例年、卒業式は、同国際会議場の多目的ホールで開催していたが、今年はソーシャルディスタンスが確保できるよう、会場を大ホールに移した。式典には父母らも参加した。式典では、全日本愛犬技術者指導協会の松島美夫理事らから、トリマーや小動物衛生看護士、ペットケアマネージャー、ホームドッグトレーナーなどの資格が卒業生にそれぞれ授与された。

栃木県立農業高校と連携協定 つくば国際ペット専門学校

【鈴木宏子】県内最大の動物専門学校「つくば国際ペット専門学校」(つくば市沼田、東郷治久理事長)が10日、栃木県立栃木農業高校(栃木市、巻島陽一校長)と連携協定を締結した。 同農業高校は昨年4月、学科編成を変更し、動物科学科内に、従来の牛豚など畜産を学ぶ生産動物コースに加えて、犬などのペットについて学ぶ社会動物コースを新設した。学科改編後初の2019年度入試では動物科学科の出願倍率が4.00倍と栃木県内で最高となった。 社会動物コースの新設を前に、同専門学校は18年5月から、犬を伴って教員と生徒が同農業高校に出向き出張講義をしたり、中学生対象の学校見学会でデモンストレーションなどを実施した。さらに19年6月から3カ月間、犬などペットについて教える高校教員を育成するため専門学校に内地留学してもらい、専門学校の教員助手として授業に参加してもらったり、隣接の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」で犬の世話を体験してもらうなど連携の実績を積み上げてきた。 連携協定調印式は同農業高校で催され、同専門学校の高橋仁校長は「当校が培ってきたノウハウを生徒さんたちにお伝えし、勉強する中でさらに興味を持っていただき、自分の進路や目指す職業として考えていただければ一層お役に立てる」などと話した。同農業高校の巻島校長は「生徒たちが巣立っていく時は道の先にあっていただいて、いろいろな場面で交流できれば一番。社会動物などの技術、知識もまだ足りない部分があるので、いろいろな部分でご指導いただき生徒の教育ができれば」などとあいさつした。 協定締結を受けて、同専門学校は引き続き同農業高校で出張講義をしたり、高校生の職場体験を受け入れるなど交流や連携を深める。昨年、愛玩動物看護師法が成立し動物病院などで働く動物看護師が3年以内に国家資格になることから、動物看護師を目指す同専門学校の生徒が牛豚などと接したいときは、同農業高校が資源を提供などする。 ➡つくば国際ペット専門学校の過去記事はこちら

1日借り切り「わんわんランド」で学園祭 つくば国際ペット専門学校

【鈴木宏子】つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、生徒数275人)の学園祭「第11回犬友祭(けんゆうさい)」が28日、隣接の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」を1日借り切って催された。 犬の訓練士や美容師、動物看護師などを目指す学生たちが、クイズ大会やドッグレース大会など手作りのイベントを開いて、これまで学んだ成果を披露した。約1540人が来場し、犬との触れ合いを楽しんだ。愛犬を連れて参加した家族連れなども目立った。 クイズ大会は、災害時の犬のしつけ方をテーマに、犬の訓練士などを目指すドッグトレーナーコース2年の横須賀奏水さん(19)、宮脇菜奈さん(19)ら7人が実施した。災害時に迷子になるペットが多い中、迷子にならず飼い主と一緒に避難できるようになるための日頃のしつけ方を13問のクイズにし、参加者に〇×で答えてもらった。実際のしつけ方法などを撮影したビデオも同時に上映した。 宮脇さんは「地震が来たら、持ち運びできるゲージに入るようしつけたり、ゲージを怖がらないよう日頃からしつけてほしい」などと話していた。 愛犬のビーグル犬を連れて夫婦でクイズ大会に参加したつくば市の会社員、小武内猛さん(59)は「災害時のしつけを知ることができ参考になった」と感想を話した。 ドッグレースには、入学直後から毎日一緒に過ごしている伴侶犬「パートナードッグ」=6月2日付け=16頭が、学生と一緒に出場し、3レースが展開された。ペットケア総合コース2年の和気彩乃さん(20)と入岡佑花理さん(19)によると、犬同士の相性などを考慮して、各レースの出場犬を決めるなど工夫したという。

新入生に伴侶犬 2年間共に過ごし成長 つくば国際ペット専門学校

【崎山勝功】犬のトレーナー(指導員)など、ペットに携わる職種を目指し専門学校「つくば国際ペット専門学校」(つくば市沼田)で学ぶ1年生152人に1日、2年間の学生生活を一緒に過ごす犬「パートナードッグ」が手渡された。 生後約6カ月から1年未満の子犬で、学生が1人1頭を飼育し、学校での授業を始め、放課後や学生寮、自宅で一緒に生活する。学生本人が希望すれば、卒業後も一緒に暮らすことができる。 1日、同校で「パートナードッグ」の任命式が行われ、教師や2年生からそれぞれ1頭ずつが1年生に手渡された。高橋仁校長は「今日の任命式を節目に、今日からはパートナードッグと一緒に命の重さ、日々育てていくことの大切さを感じて、いろんな体験をしてください」と話した。 同校では2006年の開校以来、パートナードッグ制度を採用している。「動物を取り扱うプロとして、飼い主の気持ちや犬の気持ちが分かる」「教科書だけでは学べない生きた勉強ができる」など、実際に飼育することで得られる体験を通して、技術を習得するのがねらい。 動物看護師を目指す動物看護福祉コース1年の高橋舞衣さん(19)=埼玉県岩槻市出身=は生後約6カ月の黒色のパグを手渡された。「1人暮らしなので、自分以外の子(子犬)が来るという責任を負う。この学校で生まれた子なのでそれを含めてかわいい」と笑顔を見せた。将来は「動物と飼い主との懸け橋になれるような看護師になりたい」と語った。 1歳のビーグル犬を手にしたドッグトレーナーコース1年の相良鞠衣さん(19)=常陸太田市出身=は「この子と一緒に2年間頑張っていく。元から元気のいい犬種なので、元気を活かしたしつけをしたい。どんな犬種でもしつけのできるトレーナーになりたい」と話した。

筑波山のホテルを米投資会社に譲渡 サンスイグループ

料亭「つくば山水亭」などを経営するサンスイグループ(本部・つくば市小野崎、東郷治久代表)は、筑波山神社前に保有する「つくばグランドホテル」(同市筑波)を米国の投資ファンド「フォートレス・インベストメント」に譲渡する。9月末までサンスイグループが運営した後、同ファンドに経営権が移る。系列のホテル会社が冬場に改修工事を行い、来春、新ホテルとしてオープンする。 東郷代表によると、ホテルの従業員約40人は事業を継承する新ホテルに移る。コロナ禍などによる宿泊客減、観光地・筑波山の魅力不足などから、サンスイグループはホテル事業からの撤退を検討していた。東郷代表の以前の勤務先である三菱商事の紹介があり、今回のホテル売却が実現した。譲渡額は「相手との約束もあり言えないが、ホテルの借入金を相殺できる金額」という。 新運営会社は「マイステイズ」社 フォートレスは運用資産458億ドル(約6兆5500億円、2022年末会社概要)の大型ファンド。その100%子会社「マイステイズ・ホテル・マネジメント」(本社・東京都港区六本木)は旅館やホテルを買収し、日本国内で144棟、2万888室(同)の宿泊施設を運営している。名称は「マイステイズホテル…」「亀の井ホテル…」(…部は地名)が多く、再オープンするホテルもこれに準じた名称になる。 筑波山神社門前には、筑波山江戸屋、筑波山ホテル青木屋、つくばグランドホテルが軒を並べている。グランドホテルが撤退した場合、宿泊施設が減ることが心配されていたが、ファンド系マイステイズの進出により、3つの旅館・ホテル体制は維持される。 祖父と父の代の事業はなくなった サンスイグループは、ホテルレストラン事業部(グランドホテルのほか、ホテル日航つくば内の和食レストランなど)、ペット事業部(筑波山麓のつくばわんわんランド、同園そばの老犬介護ホームなど)、教育事業部(つくば国際ペット専門学校、山水亭そばの日本語学校など)で構成されている。売り上げ比率は各部門ごとに3分の1程度。 東郷代表は「ホテルからの撤退でホテルレストランのシェアは減るが、5年前に設立した日本語学校への入学者が増えており、今後、この部門が期待できる。今、この日本語学校の増設工事を進めている」と語る。 つくばグランドホテルは、元々、祖父が買い取った「旅館・筑波山水荘」が前身。父の代にホテルに建て替えた。東郷家(祖父は米穀商→鉄道経営、父は映画館チェーン経営、3代目はパチンコ店経営→現事業部門構成)の家訓は「一つの業種にこだわるな。一つよい時に違うことをやっておけ」。東郷代表は「これで祖父と父の代の事業は何もなくなった」と笑う。(岩田大志)

ウクライナ避難民支援募金を大使館に寄付 日本つくば国際語学院

学校法人つくば文化学院(東郷治久理事長)が運営する日本語学校「日本つくば国際語学院」(同市松代)が、4月からつくば市内で呼び掛けていたウクライナ避難民支援募金(4月13日付)が9月末までに計24万5000円集まり、10月26日、東京都港区の駐日ウクライナ大使館に寄付した。 募金箱はグループ企業のサンスイグループ(東郷理事長)が運営する市内計8カ所に設置した。当初6月末までの予定だったが延長し、9月末まで寄付を募った。 8カ所は同校のほか、つくばグランドホテル(同市筑波)▽つくばわんわんランド(同市沼田)▽つくば国際ペット専門学校(同市沼田)▽つくば山水亭(同市松代)▽つくば山水亭別亭(同市吾妻、ホテル日航つくば2階)▽KEY’S CAFE(キーズカフェ)ララガーデンつくば店(同市小野崎、10月16日閉店)▽ミスタードーナッツ イーアスつくばショップ(同市研究学園)。特にKEY’S CAFEとつくば国際ペット専門学校に設置した募金箱には多くの寄付が集まったという。 今回の募金活動は「ウクライナ避難民の支援はまず日本語学校から手を挙げてやるべきではないか」という東郷理事長の言葉がきっかけとなった。寄付金を受け取ったウクライナ大使館の担当者からは感謝の言葉が述べられたという。 同校の森山英熙本部長は「みなさんに関心を持って寄付をしていただき、本当に感謝しています。寄付金が避難民の方々のお役に少しでも立てれば」と話し、「これからもウクライナ避難民で日本語を学びたいという人がいたら積極的に受け入れていきたい」と語る。 10月から同校には、ウクライナ避難民でつくば在住の20代男性1人と60代女性1人が聴講生として入学し、意欲的に日本語を学んでいるという。 同校は、4月入学と10月入学が選択でき、新型コロナに関する水際対策緩和を受け、先月10月にはウクライナ避難民を含め13カ国からの留学生50人が入学した。ほかに、市内近郊に住む外国人の家族など20人も聴講生として受け入れた。現在、新入生と在校生20人を合わせて28カ国90人の生徒が在籍している。(田中めぐみ)

もふもふ セントバーナード子犬5匹 つくばわんわんランドに

日本最大級の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」(つくば市沼田、東郷治久社長)にこのほど、超大型犬セントバーナードの子犬5匹がやってきた。ゴールデンウイーク中の30日から5月7日までの6日間、期間限定で、触れ合いイベントを開催する。 同園の酒井真希人さんは「子犬の時期はあっという間に過ぎてすぐに大きくなってしまうので、今のかわいい姿を多くの人にご覧いただき、癒されてください」と話している。 生後2カ月の雌3匹と雄2匹で、栃木県生まれ。現在の体重は約11キロ、体長約60センチで、成長すると体重80キロほどになる。 普段は子犬展示館近くの屋内で生活している。隣接する屋外の芝生スペースに出ると、すぐに来園者の人だかりができる。26日、友人3人で来園したつくば市内の女性は「もう、かわいいだけ」「癒される」「抱っこされてパンダみたい」と話し、スマートフォンで写真や動画の撮影をしていた。 将来は園内にセントバーナード専用犬舎と放飼場を新設し、成犬10~15頭と触れ合える場所をつくる予定だという。 昨年、同園では、4歳のセントバーナードももたろうが死んだ。アイドル犬でもあったことから花を供えに来たファンもいた。スタッフも大きなショックを受け、その時からセントバーナードのふれあい施設をつくることが目標になったという。 同園は約90種500匹の犬や猫と触れ合える施設で筑波山の麓にある、コロナ禍の2020年のゴールデンウイークは緊急事態宣言により休園、翌21年は東京都などで緊急事態宣言が発令され来園者が落ち込んだ。外出自粛などの規制がないゴールデンウイークを迎えるのは3年ぶり。 https://www.youtube.com/watch?v=WInkOu7Qcog 動画はつくばわんわんランド提供 ◆セントバーナードの子犬と触れ合うことができる日時は、4月30日(土)、5月1日(日)、3日(火・祝)、4日(水・祝)、5日(木・祝)、7日(土)。時間はいずれも午後0時15分からと2時45分からの1日2回、各30分間、場所は園内のダックン広場。触る際は手を消毒することが必要。子犬の体調などにより内容が変更または中止になることもある。 ◆GW特別イベントとしてほかに、つくば国際ペット専門学校現役講師陣によるしつけ方教室、お手入れ教室、ドッグスポーツアジリティー実演のほか、小型犬こいのぼりレースショー、大型犬バトルボール、わんわんレースショーなどが催される。開園時間は午前10時~午後5時。入園料は中学生以上1500円、小学生以下700円など。問い合わせは電話029-866-1001(同園)。

校舎に応援メッセージ ウクライナ支援へ募金呼び掛け 日本つくば国際語学院

学校法人つくば文化学園(東郷治久理事長)が運営する日本語学校「日本つくば国際語学院」(つくば市松代)が、校舎の壁面にウクライナ国旗と応援メッセージを掲げ、避難民への募金を呼び掛けるなど支援活動に取り組んでいる。 今月6日、土浦学園線に面する校舎壁面に、英語と日本語で「STAND WITH UKRAINE」「私たちはウクライナを応援します」というメッセージと、青と黄色のウクライナ国旗を掲げた。 同校の受付にも応援メッセージを掲げ、手作りの募金箱を設置している。募金は6月末まで受け付け、日本語学校を管轄する法務省東京出入国管理局を通してウクライナ避難民に届ける。 応援メッセージと募金箱は、グループ企業のサンスイグループ(東郷理事長)が運営するつくば市内の計8カ所に設置し、6月末まで募金を受け付ける。8カ所は同校のほか、「つくばグランドホテル」(同市筑波)、「つくばわんわんランド」(同市沼田)、「つくば国際ペット専門学校」(同市沼田)、「つくば山水亭」(同市松代)とホテル日航つくば2階の「つくば山水亭別亭」(同市吾妻)、商業施設ララガーデンつくば1階の「KEY’S CAFE(キーズカフェ)」(同市小野崎)、イーアスつくば1階の「ミスタードーナッツ イーアスつくばショップ」(同市研究学園)。 さらに、つくば市内在住のウクライナ人留学生が日本つくば国際語学院を訪ねてきた場合、相談の上、金銭支援をしたいと同校の森山英熙本部長は話す。「ウクライナの留学生は母国からの仕送りが止まってしまっていると思うので支援ができれば」と語る。つくば市によると市内在住のウクライナ人は現在29人という。 同校は2018年4月に開校、これまで3期にわたり25カ国80人の卒業生を送り出してきた。コロナ禍の現在は、留学生のほか、つくば市近郊に滞在する外国人家族を含め25カ国の48人が日本語を学んでいる。 今回の支援活動は「ウクライナのために何かできることはないだろうか」という東郷理事長の言葉がきっかけとなり、まずできることとして募金活動をスタートさせた。森山本部長は「心温かいご支援をお願いします」と呼び掛けている。

水害から立ち直るリニューアル 筑波山麓のペット葬祭場で竣工式

犬のテーマパーク、つくばわんわんランド(つくば市沼田)に3日、ペットの葬祭場「わんわんメモリアルパーク」がオープンした。竣工式がこの日行われ、施設を運営するサンスイグループの東郷治久代表ら関係者が出席した。 同施設では2019年10月、台風19号による河川増水により、ペットの葬儀・火葬が可能な霊園「ペットメモリアルパーク紫峰苑」が浸水し、営業を中止していた。今回、施設を一新してのリニューアルオープンとなる。 新しい葬祭場は、火葬塔と納骨堂を併せ持つ。敷地面積約1000平方メートル、建築面積約140平方メートルと水害前の6倍の規模となる。水害の際、約1.5メートルに及ぶ浸水があったことから、火葬場と納骨堂を約500メートル移転し、地盤のかさ上げを行った。 火葬場には、最大60キログラムの大型犬の火葬が可能な火葬炉を新たに導入し、敷地内の合同墓地への埋葬までを含む「合同火葬」、一頭ずつ火葬を行う「個別火葬」、お骨拾いまで一緒に行う「立ち合い火葬」など、予算や希望に沿ったプランを選ぶことができる。また、火葬棟と隣接する納骨堂には、371室を備えた個別納骨棚を新設し、スペースの広さや位置によって3つのタイプから選ぶことができるようになっている。 併設のわんわんランド、つくば国際ペット専門学校を運営するサンスイグループの東郷治久代表は、竣工式後の挨拶で、水害からの再開をうれしく思うとした上で、「日本でも類を見ない、『(ペットにとっての)ゆりかごから墓場まで』をサポートする『ペットの総合企業』として歩みを止めず、質・内容の伴う企業を目指していく」と今後の決意を語った。(柴田大輔) ◆わんわんメモリアルパーク利用料(すべて税込み) 【火葬料金】合同火葬(埋葬料込み)7700円から 個別葬1万1000円から 立ち合い火葬1万4300円から(※体重によって異なる) 【納骨料金】スタンダード1万9800円から プレミアム3万800円から ロイヤル4万1800円から(※スペースや位置によって異なる) 【個別墓地料金】墓地代(小)3万8500円から 墓地代(大)5万5000円から 墓石大(小)5万3900円から 墓石大(大)17万9300円から(※墓地代+墓石代が必要となる) 詳細はこちら(わんわんメモリアルパーク公式ホームページ)電話番号:029-866-1002

「わんわんメモリアルパーク」新設へ つくばに県内最大のペット葬祭場

桜川水害から2年を経て着工 犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」(つくば市沼田)敷地内に、ペットの葬祭場「わんわんメモリアルパーク」が新設される。2019年10月の桜川増水で冠水し、火葬炉が使用できなくなっていた。水害から2年経ち着工する。県内最大のペット葬祭場になるという。 20日、わんわんランド南側の予定地で筑波山神社神職による地鎮祭が執り行われ、関係者が工事の安全を祈った。完成は来年3月の予定。 わんわんランドは筑波山の麓を流れる桜川沿いに立地し2019年10月の台風19号による増水で園内のほとんどが冠水した。敷地内にあった葬祭場と霊園「ペットメモリアルパーク紫峰苑」も浸水し、火葬炉が故障して使用できなくなった。その後も新型コロナの影響が続き、葬祭場は営業を中断していた。 新設するペット葬祭場は、火葬場と納骨堂があり、敷地面積約1000平方メートル、建築面積約140平方メートル。火葬場は、大型犬も火葬できる大型の火葬炉を導入する。納骨堂は300基納骨できる個別棚を整備するなど水害前の6倍の規模となる。 水害前、敷地内の紫峰苑にあった火葬場と納骨堂を約500メートル移転して建て替える。予定地はわんわんランドに隣接する南側の駐車場だったところで、地盤を1メートルかさ上げした。 わんわんランドやつくば国際ペット専門学校を運営するサンスイグループ(東郷治久代表)が新設する。一般向けのほか、わんわんランドで活躍した犬や猫も供養するという。720区画ある墓地は移設せずそのまま。 東郷代表は「県内最大、日本でもトップクラスの葬祭場になる」とし「わんわんランドは開園25周年になり、つくば国際ペット専門学校は全国でも5本の指に入る学校になった。(桜川の冠水で)葬祭場がネックだったが、さらに高みを目指し、ペット関連日本一のペット総合企業を目指したい」と話した。

開園25周年 つくばわんわんランド 「人とペットが共存する拠点に」

日本最大級の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」(つくば市沼田、東郷治久社長)が27日、開園25周年を迎える。1996年4月27日、現在の3分の1ほどの面積でスタートした。ペットは家族の一員であるという価値観が浸透すると共に、犬を見せる施設から犬と触れ合う施設へとコンセプトを変化させてきた。現在、約90種約500匹の犬がいる。 寺崎修司園長は「日本のペットに対する意識は、ペット先進国と比べまだまだ遅れているところがあるので、正しい知識をもって人と動物が共存する社会を目指す拠点になれれば」と話す。 25周年を記念して26~28日の3日間、25歳の人と小学生以下の入園料が100円になる特別イベントが開催されるほか、ゴールデンウイーク(GW)中の29日から5月5日まで、グループ法人のつくば国際ペット専門学校講師による犬のお手入れ教室やしつけ教室などが開催される。 園のシンボル 黄色い木造犬は4代目 同園のシンボル、高さ11メートルの木造犬「モックン」は開園の年の7月に初代が完成した。現在の黄色い木造犬は4代目。 翌97年に、グループ法人のつくば国際ペット総合学院(現在のつくば国際ペット専門学校)が開校した。2012年に園内に猫と触れ合える「ねこハウス」がオープンし、14年には老犬になった飼い犬を預かる老犬ホームひまわりができた。これにより計約66ヘクタールの敷地に、ゆりかごからペット霊園まで一貫して備える施設となった。 一方、2019年秋には台風19号により隣接の桜川が増水し、園内ほぼ全域が冠水するなど自然災害の脅威に見舞われた。 台風被害を乗り越えつつあった矢先の翌20年は、コロナ禍により、GWを含む4、5月の1カ月間、休園を余儀なくされた。 台風とコロナの二重の被害を受け、昨年、クラウドファンディングにより支援を呼び掛けを実施した。1235人から計977万3116円の支援が寄せられるなど、全国のファンの応援が集まった。 現在は感染防止対策を徹底して開園しているが、コロナ禍が続き、来園者数はまだ例年の8割ほどにとどまっているという。 ◆開園25周年記念特別イベントとして▽26~28日=今年25歳になる人(1996年生まれ)と、3歳から小学生までの入園料100円▽23日まで募集=同園の昔の写真や思い出の写真と、同園のイラストを募集し、応募作品をGWから年末まで園内で展示する。入選者には同園の無料招待券を各10枚を贈呈する。 ◆GWの特別イベントとして▽4月29~5月5日=つくば国際ペット専門学校講師が、犬のお手入れ教室、しつけ教室、アジリティーを開催する。 ◆園内で唯一の屋内施設である「ねこハウス」は、新型コロナ対策のため、混雑が見込まれる26日から5月5日まで休館する。 詳しくは同園(電話029-866-1001)。

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