月曜日, 2月 6, 2023
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つくば市中心地区に屋外アート現わる 国内外16人が滞在し制作

【相澤冬樹】国内外の芸術家がつくばに滞在し、作品を制作・展示する「つくば国際アーティスト・イン・レジデンス2019―第7回国際つくば現代美術『周縁の美学展』」が4日、幕を開けた。つくば市とNPO法人つくばアートセンター(篠原光子代表)主催で、17日まで。同市吾妻の中央公園をはじめとするセンター地区の屋外空間を会場に展開される。 7回目を迎えた今年は、米国、フランス、インドなど10カ国から16人のアーティストが参加。現代アートの空間造形の手法である「インスタレーション」による公開制作が10月26日から行われてきた。つくばセンタービル広場には舟のように木の枝が組み合わされた展示が並ぶなどした。最終的に、展示会場はさくら民家園、中央図書館中庭、つくばカピオ別棟、つくば美術館屋外展示場などに広がった。 4日はオープニングイベントが行われ、市民ギャラリーで開催の開会式にはアーティスト全員が集まって、それぞれ展示に臨む意欲を語った。つくばの中心市街地は「古びたところもあって、インスピレーションを刺激する」という作家もいた。 開会式直後、いきなり中央公園からつくば駅方面へ街歩きのパフォーマンスが始まる展開で、遊びに来ていた家族連れは「何事か起こったのか」ときょとんとした表情。日没を待って、市民ギャラリーをキャンバスに投影するプロジェクションマッピングも行われた。 同展は一部ワークショップを除き無料。会期中、9日、10日、16日には小学生と保護者を対象にしたアートガイド(市民ギャラリー集合で約1時間、要予約)が、最終日17日には午後4時30分からさくら民家園集合でナイトアートツアーが、それぞれ行われる。問い合わせは、つくばアートセンター(hearth.art981@gmail.com) ➡つくばアートセンターの過去記事はこちら

障害ある子もない子もアート身近に 24日つくばでダンスと音楽ライブ

【大志万容子】障害のある子もない子も共にアートを体感することを目的に、「アートはボーダレス!」と題したダンスと音楽のセッションライブが24日午後1時から、つくば市吾妻のつくばセンター広場で開かれる。 同市を拠点に芸術を通して市民の交流活動を行うNPO法人つくばアートセンター(篠原光子代表)が主催。舞踏カンパニー「山海塾」の舞踏家・松岡大さんや土浦市の画家・小林ゆきさん、音楽集団「サンドラム」らプロのアーティストが講師となり、つくばカピオで16日から開いている親子ワークショップの成果を発表する。入場無料。 ライブでは、子どもたちが竹やダンボールで作った楽器をアーティストと共に演奏したり、即興でダンスをしたりする。 篠原代表は「子どもたちが障害のあるなしにかかわらず、アートを敷居の高いものではなく身近なものとして感じてほしいと企画した。ライブでは、観客も手を叩いたり、体でリズムをとったりしながら一緒に楽しんでほしい」と話している。 3つのワークショップ 参加者を募集中 ▷コンテンポラリーダンスワークショップ=23、24日午前10時~正午、つくばカピオリハーサル室。参加費2000円 ▷楽器作りワークショップ=24日10時~午後4時。つくばカピオホールリハーサル室。参加費700円 ▷映像体験ワークショップ=7月28、29日午前10時~午後4時、つくば市民ギャラリー。参加費1000円 申し込み・問い合わせはいずれもつくばアートセンター:メール:hearth.art981@gmail.com、HP:https://www.tsukuba-art-center.com/

筑波山麓オールロケ 「ここにいる」21日上映会 つくば

【大志万容子】筑波山麓を舞台に、同地域でオールロケを行った短編映画「ここにいる」の上映会が21日、つくば市の大穂交流センター視聴覚室で開かれる。入場無料。 映画は、牧場を営む父親と反発する中学生の親子の物語。筑波おろしが吹きすさぶ中、懸命に働く少年の一日の出来事を通して、子どもの頃に誰もが感じる、切なく、ちょっと不思議な世界が描かれる。 俳優の草薙仁さんが監督を務めた。一昨年7月、つくば市小田の古民家で映像教室を開いたことをきっかけに、筑波山麓の風景に心を引かれ、同地域を舞台にした映画の脚本を書いたという。暮らしの実在感がほしいと、登場する子どもたち6人はすべて、市内在住の中学生らをオーディションで選び、昨年2月、羊牧場「ももじろう牧場」や小田地区の店舗などでロケを行った。 筑波山麓で現代アートの野外展覧会を毎年開催している市民グループ「つくばアートセンター」(篠原光子代表)が撮影に協力し、今回、上映会を主催する。篠原代表(55)は「登場人物の思いを『そういうことあったよね』と自分に重ねてもらえれば。そして自然豊かなつくばの生活が素敵なものだと気づいてもらえれば」と話している。 ◆映画は37分。午後3時から。定員70人。予約はメールで受け付ける。hearth.art981@gmail.com。

山麓に滞在し筑波山の自然を作品に 10カ国14人のアーティスト ふれあいの里で野外展示 26日まで

国内外のアーティストが筑波山麓で制作した作品を展示する「つくば国際アーティスト・イン・レジデンス」が、筑波ふれあいの里(つくば市臼井)で開催中だ。5回目を迎えた今年は、フランス、スペイン、韓国など10カ国14名のアーティストによる個性豊かな作品が野外展示されている。最終日の26日には舞踏家の田仲ハルさんによる舞踏パフォーマンスも開かれる。 つくば市などで文化振興活動に取り組む「つくばアートセンター」が主催。10月下旬に来日したアーティストがつくば市小田の古民家に滞在しながら、筑波山麓の自然やそこで見聞きしたものから受けたインスピレーションを元に制作した作品を展示している。また市内の放課後等デイサービス「アライズたいよう」と「たいようの子」、障害者支援施設「ORION」の3団体がアーティストと合作した作品もある。 筑波山で拾った錆びついたトタン板を木立のようにした作品からは、静かな森の風景が浮かび上がるよう。また川に向けた竹筒からせせらぎの音を聞けるようにした一点や、輪切りにした竹を組み上げて立方体の草庵(そうあん)にしたものなど、個性あふれる作品が目を引きつける。 同展キュレーターの池澤孝さんは「(来場者には)自然とアートの関係性に気づいてほしい」と述べ、つくばアートセンター代表の篠原光子さん(54)は、「これだけ素晴らしいアーティストがいることを一人でも多くの人に知ってほしい。そして芸術が特別なものではなく、生活の中に色や形が自然にある環境をつくっていきたい」と話している。(大志万容子) ◆同展は26日まで。入場無料。最終日のクロージングパフォーマンス「 ― 羊飼いの歌 ― 」は、午後2時から筑波ふれあいの里で。

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つくば市の2大懸案 県が提示した解決策《吾妻カガミ》150

【コラム・坂本栄】つくば市の2つの問題に茨城県が解決案を示しています。市内の公立高不足問題では「県立高に頼らずに市立高をつくったら」と。県営洞峰公園問題では「県の改修案に反対なら公園を無償で譲る。市の考え方で維持管理したら」と。いずれも本コラムが提案したアイデアです。施策立案の参考になったのでしょうか? 市立高をつくるなら県も手伝う 公立高不足問題では、118「つくば学園都市は公立高過疎地」(2021年10月18日掲載)で、「…『市設・県営』はどうでしょう。ハード(校舎)は市が造り、ソフト(授業)は県が動かすという折衷案です。おカネの面では県立or市立よりも両者の負担が軽く、教育効果は県立と同じになります」と提案しました。 6町村が合併して生まれ、中央をTXが通る研究学園都市には、新興市特有の凸凹がいくつか生じています。県立高配置はその一つです。場所が周辺地域に偏り、TX沿線には、高レベルの県立高はあるものの、平均的な学生が通える県立高がありません。そこで、親たちは沿線地域に新しい県立高がほしいと県に求め、市も県に働きかけています。 ところが、県は少子化・人口減という全体の傾向を踏まえ、高校新設には消極的です。つくば市=人口増加市の学生は、▽周辺の人口減少市の高校に通ってもらう(広域圏での過不足調整)▽既存高の学級増で対応する(現施設内でのやりくり)―この2つが県の基本対処方針の柱です。 県に見えている景色(歴史ある旧市の人口減)とつくば市に現出している景色(新興市の人口増)が違う。これが県と市の対立の原因です。しかし、「県立高をつくるのは県の仕事」という市の主張に、上の2本柱だけでは説得力がないと思ったのか、県は「こちらも手伝うから市立高をつくったら」と言い出しました。本コラム案と考え方は同じです。

合言葉は「限界突破」 茨城アストロプラネッツ2023新体制

プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの茨城アストロプラネッツは5日、笠間市福田の球団事務所体育館で、2023シーズンの新体制発表イベントを行った。伊藤悠一新監督や新入団選手らが抱負などを語った。 「個性を高めてチーム力つける」 アストロプラネッツの今季スローガンは「限界突破」。伊藤監督は「個人個人が爆発的レベルアップを目指す。全員が次のステージを目指して個性を高めていけば、結果としてチームも強くなっていく」と話し、「他のチームとは目標設定が真逆。個人の育成が第一で、そのプロセスの中でチームを勝利に導く。これが決して矛盾ではないことを、地方から社会へ示していきたい」と解説した。 球団方針説明では、今季就任の河西智之副社長が登壇。独立リーグの「革命児」として、①グランドチャンピオンシップ優勝②NPBドラフト最多指名数③最多入場者数ーの3つの日本一を目標に掲げた。さらに、海外との連携強化としてタイプロジェクトの推進や台湾プロ野球との交流戦などを構想。2024年度からチーム数が拡大する見通しの日本プロ野球(NPB)2軍リーグ戦にも、参入を目指す意向を明かした。 目標は「甲斐キャノン」超え 日渡騰輝選手

国も地方も政治劣化が止まらない 《地方創生を考える》27

【コラム・中尾隆友】日銀の異次元緩和が始まってもうすぐ10年になる。異次元緩和の最大の問題は、いくら政府が借金を増やしても日銀が国債を引き受けてくれるので、放漫財政が常態化してしまうということだ。 政府債務は恐ろしく膨らんだ 実際に、一般会計の総額は10年連続で過去最高を更新し、近年は補正予算の規模が数十兆円に膨らむ事態となっている。 その結果、過去10年間で政府債務は恐ろしく膨張した。税収で返す必要がある普通国債の発行残高は、2023年度末に1068兆円になる見通しだ。政府債務はGDPの2.5倍超にまで拡大し、持続的な金利上昇に脆弱(ぜいじゃく)な財政になってしまったといえるだろう。 日本の成長率は大幅に低下した

筑波大学開学50周年イヤー 室伏広治さん開幕告げる

筑波大学(つくば市天王台、永田恭介学長)の開学50周年イヤーが4日、金メダリストの講演で幕を開けた。記念事業シンポジウム「芸術×体育で未来を拓く」が同日、つくば国際会議場(同市竹園)で開催され、これを皮きりに10月1日の記念式典まで各種イベントが展開される。 講演する室伏さん=同 シンポジウムで講演したのは、2004年アテネオリンピックのハンマー投げで金メダルの室伏広治さん(48)。日本記録保持者で日本選手権20連覇を遂げ、16年に引退、2年前からスポーツ庁長官に就任した。4日は「スポーツで未来を創る」のテーマで基調講演を行った。 室伏長官指揮下の同庁が昨年まとめた第3期スポーツ基本計画(2022-26年度)では、少子高齢化や地域間格差の広がりの中で、学校教育を中心にしたスポーツ振興からの脱却を意図した。性別や年齢、障害、経済事情などの違いによって、取り組みに差が生じない社会を実現し、機運を醸成するとしている。「健康増進の意味からも自治体や企業へ横展開していく地域の取り組みが重要になり、つくばでぜひ率先してほしい」とアピールした。 父親(重信さん)にはハンマー投げに進むこと、練習に励むことを一度も強制されたことがないと言い、それが充実した競技生活につながった。アスリートには幅広いスポーツ体験を積むこと、指導者には勝利至上主義からの転換を求めるなどした。 筑波大学は、国内初の官立高等教育機関として1872(明治5)年、創立された師範学校を礎としており、今年、創基151年となり開学50周年と合わせて記念事業を展開する。1872年は学制公布の年であることに触れた室伏さんは「当時、夏目漱石は日本の哲学は周囲にあるもの全て動かすべからず、心の修養を積んだ挙げ句の消極の極みに達する哲理と書いている。動的な西洋のスポーツ観とは違った見方があった」と紹介、未来を創るヒントがこの辺にありそうだと説いた。