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【土浦市長会見】移住フェアに出向き「自らPR」
2019年12月2日
【鈴木宏子】土浦市、安藤真理子市長の定例会見が2日、同市役所で開かれた。市内への転入者を増やそうと、25日、東京駅前で開催予定の「土浦市移住フェア」について、「セールスの先頭に立つ」という公約に従って自ら会場に出向くことを明らかにした。市長が同フェアに出向くのは初めて。 同移住フェアは「意外と近い!?つちうら」をテーマに2018年度から都内で開いている。今年度は1回目を25日、東京駅前の東京シティアイ(千代田区丸の内)で、2回目を来年2月11日、移住・交流情報ガーデン(中央区京橋)で開催し、移住情報の提供や相談受け付け、地元特産品の販売、自転車道「つくば霞ケ浦りんりんロード」のPRなどを実施する。 安藤市長は1回目の25日に会場に出向き、夕方、市フィルムコミッション立ち上げの支援を受けた元オフィス北野ラインプロデューサーの小宮慎二さんと土浦の魅力について対談し、土浦をPRする。会見で安藤市長は「土浦は交通の利便性が高いなどの魅力がある。都市間競争に勝ち抜くためにもいろいろなターゲットにPRしていきたい」などと意気込みを語った。 12月議会に34件を提案 10日開会の12月議会については、市立桜川保育所(同市田中)を来年4月に民営化する案、老人デイサービスセンター「つわぶき」(同市中都町)を来年3月末で廃止する案、現在建て替え工事が進められ来年2月から利用できる神立駅西口自転車駐車場の利用料金など34件を提案する。いずれも前市長からの継続案件で、安藤市長独自の議案などはこれからになる。 市立保育所については、桜川保育所の民営化により10園のうち計4園が民営化される。すべての市立保育所を民営化の対象とするとした中川清前市長の方針に対し、安藤市長は市長選で「市立保育所を守ってという市民の声に応える」ことを公約に掲げた。具体的に何カ所を残すかについては「関係部署と話をして今後検討したい」と述べるにとどめた。 デイサービスセンターと併設され、入浴施設や集会室などがある老人福祉センター「つわぶき」の管理運営については、来年4月からの指定管理者を公募したところ応募者がなかったことから、以前に指定管理者だった市社会福祉協議会を来年4月から5年間、指定管理者に指定する案を提案する。 補正予算案では、昨年10月から有料化した家庭ごみ処理について、指定ごみ袋の販売数が想定を上回り増えていることから、歳入として約1億1200万円を増額計上し、歳出として販売店への手数料(9%)約1100万円を計上する。有料化前に指定袋が不足した販売店があったなどから、各販売店でストックが整ったことが要因とみられるという。 さらにごみ処理について、市清掃センター(同市中村西根)焼却炉の延命化を図る基幹的設備改良工事が2018年度末で完了したことから、合併前の旧新治村地区のごみを処理している新治地方広域事務組合(土浦、石岡、かすみがうら市の3市で構成)を来年3月末で脱退し、来年4月から新治地区のごみも市清掃センターで処理する議案などを提案する。 12月議会の会期は10日から24日まで。 ➡土浦市長会見の過去記事はこちら
【土浦市長会見】26日、土浦花火競技大会 新設のイス席は応募倍率8.9倍
2019年10月7日
【鈴木宏子】土浦市、中川清市長の定例会見が7日同市役所で開かれた。26日開催の「第88回土浦全国花火競技大会」を前に、今年新たに販売したイス席1000席(1席3000円)の応募状況について、8.9倍の倍率だったことが明らかにされた。 イス席は桟敷席(約3000升)の下流側に設置する。昨年けが人が出て大会が途中で中止になったことを受けて、桟敷席は、昨年購入した人が優先的に購入できるようにしていた。 昨年の事故を教訓にした安全対策については、昨年の事故が、強い風と風向き、花火打ち上げ筒の傾きが複合的に作用したことが原因だったことから、今年は新たな安全基準を設けて打ち上げ場所に風速計を設置し、打ち上げ中断と中止の基準を明確化する。筒の傾き対策については、昨年まで当日に市職員が目視で検査していたのを、今年から筒に水平器を当てて傾きがないか検査する。交通対策は駅西口前を車両通行禁止にするなど駅を中心に警備を強化し交通規制を実施する。 同大会は26日午後6時から8時30分まで同市佐野子、学園大橋付近の桜川畔で競技が実施される。19都道府県の55業者が参加して、スターマインの部22台、10号玉の部45発、創造花火の部22組を打ち上げ、内閣総理大臣賞を懸けて3部門で競技が行われる。大会提供のワイドスターマイン「土浦花火づくし」は県内6社の特色を生かした花火を使用し横幅約500メートルの広さで9カ所から6分間にわたり約2100発を打ち上げる。エンディングは7号玉を88発打ち上げフィナーレを飾る。計約2万発を打ち上げ、75万人が訪れると予想されている。 交通機関は、JR常磐線の臨時列車が26日、上り・下り各3本、計6本が増便されるほか、本来停車しない特急列車上り・下り各1本が土浦駅に臨時停車する。土浦駅東口から会場までは臨時のシャトルバス(片道大人250円、小人130円)が運行する。臨時駐車場は21カ所に約4500台分(有料駐車場は1台1000円など)用意する。 土浦の花火をより楽しんでもらおうと、同日午後1時30分からと2時30分からの2回、土浦駅前の県県南生涯学習センター多目的ホール(ウララビル5階)で、「花火セミナーin土浦」が開かれ、花火鑑賞士が花火鑑賞のポイントなどを説明する。入場無料、事前申込不要。 ➡土浦全国花火競技大会の過去記事はこちら 市民会館は来年5月24日オープン、命名権募集 ほかに、現在大規模改修工事が実施されている土浦市民会館(同市東真鍋町)は来年5月24日オープンする予定で、ネーミングライツ(命名権)スポンサーを11月1日から募集する。命名の期間は来年4月1日から3年以上、命名権料の基準額は年400万円。リニューアルオープン後のホールや会議室の利用受け付けは11月27日から開始する。 ➡土浦市民会館の過去記事はこちら 日本最古のメノウ勾玉工房、19日から企画展 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(同市上高津)では19日から企画展「常陸の玉作り」を開催する。同市には日本最古のメノウ製勾玉(まがたま)工房跡、八幡脇遺跡(同市おおつ野)と、烏山遺跡(同市烏山)があり、いずれも玉類製作における未完成品や破片、砥石などが発見された。企画展では市内2遺跡のほか、県内を中心に関東の玉作遺跡から出土した資料と前期古墳から出土した玉類など90種類約600点を展示する。 併せて同展では、同市上坂田で発見された国指定重要文化財「武者塚古墳出土品」が保存修復を終えたことから、出土品の石室や古代人の髪形「みずら」、銀製の飾大刀などを同時公開する。 ➡土浦市長会見の過去記事はこちら
【土浦市長会見】利用料値上げへ 大規模改修後の市民会館
2019年9月3日
【鈴木宏子】土浦市、中川清市長の定例会見が2日、同市役所で開かれた。3日開会の9月議会に提案する土浦市民会館大規模改修後の利用料金について、大ホールは約15%値上げ、小ホールは約30%値上げるするなど利用料を値上げする市民会館条例改正案を提案することを明らかにした。 市文化生涯学習課によると施設の維持管理費から利用料を算定しているという。会議室なども値上げとなる。市民会館は昨年12月から来年3月まで約22億円かけて耐震工事やエレベーター設置工事、座席の交換など初の大規模改修工事が実施されている。リニューアルオープンは来年5月末の予定。改修前の稼働率は4割前後という。 3日開会の9月議会にはほかに、10月からの消費税値上げに伴う手数料条例の改正案、国の幼児教育・保育の無償化に伴う市の関係条例改正案、11月5日からの国の住民票・個人番号カードに旧姓の併記が可能になる住民基本台帳法施行令の改正に伴う市印鑑条例改正案、2018年度一般会計決算など31件が提案された。 保育料の無償化に伴って、昼食のおかずやおやつ代などの副食費が無償化の対象外になる問題に関しては、減免の対象を年収360万円未満相当世帯などとすることで負担額が現在より上回る世帯が出ないようにする。印鑑登録は、夫婦別姓を使用している人などが、印鑑証明でも旧姓の併記ができるようになる。一般会計補正予算案では、上大津地区小学校の統廃合に関する課題整理や比較検討の資料作成委託費約190万円などを提案する。 博物館で土浦花火の歴史展 2日の会見ではほかに、10月26日の第88回土浦全国花火競技大会を前に、9月14日から11月10日まで市立博物館で「秋の夜空を彩る花火ー土浦全国花火競技大会の歴史」と題したテーマ展を開催すること、9月21日に市消防本部で「市消防フェスティバル2019」を開催し500食限定の消防まかないカレーを販売などすること、11月に移転開館2周年を迎える市立図書館で10月5、6日、「図書館フェス」を開催することなどの案内があった。 ➡土浦市長会見の過去記事はこちら
【土浦市長会見】認知症の見守りを強化 花火桟敷席9月3日から一般販売
2019年8月5日
【鈴木宏子】土浦市、中川清市長の定例会見が5日、同市役所で開かれた。認知症高齢者の見守り体制を強化するため8月から新たに、市ふれあいSOSネットワーク事業をスタートさせたことを明らかにした。ほかに、10月26日開催の第88回土浦全国花火競技大会の桟敷席について、一般向けの販売を9月3日から開始する。 認知症高齢者の見守りは、行政と警察のほか、近所の人などが認知症高齢者の情報を共有する「みまもりお願いシート」の活用と、認知症高齢者の日常を見守る「みまもりサポーター」の登録の二つが強化策の柱になる。 「シート」は、外出したまま自宅に戻れず行方不明になってしまう認知症高齢者の早期発見につなげようという取り組みだ。希望する家族を対象に、所定の用紙に、高齢者の写真を貼り、体型などの特徴、本人がよく行く場所、緊急連絡先などを書いてもらう。シートの情報は、行政と警察が共有するほか、家族自らが、高齢者本人がよく行く近所の店やケアマネジャー、民生委員などに手渡してもらう。万が一、行方不明になったとき早期発見につなげると同時に、見守りの輪を地域に広げることで、地域全体の見守り意識を高めていこうという試みだ。高齢者には併せて「見守りキーホルダー」を配布し、外出時に常に身に着けてもらい、いざというとき本人特定ができるようにする。 「サポーター」は、市が2007年度から取り組んでいる認知症サポーター養成講座を受講し、さらに同フォローアップ研修会を修了した計94人に、市みまもりサポーターとして登録してもらい、行方不明者が出た際に情報を提供して早期発見などにつなげる。 認知症高齢者は現在、要介護認定を受け在宅で生活している人が市内に約3300人いる。昨年は土浦署管内(土浦、かすみがうら両市)で30人の高齢者の行方不明者が発生した。 中川市長は「認知症を発症する高齢者は年々増えており認知症対策は喫緊の課題。ボランティアや民間企業も含めた情報伝達体制を構築し、認知症の方が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる地域づくりを行いたい」と話した。 花火 新たにイス席1000席用意 土浦全国花火競技大会は昨年、けが人が出て、大会が途中で中止になった=18年11月20日付、19年4月16日付=ことを受けて、今年は、昨年桟敷席を購入した人が優先的に購入できるようにした。 これまで、昨年購入した人に計2909升を優先的に販売したところ、約8割が売れたことから、残りの全マス(6人用、税込み2万2000円)と半マス(3人用、1万1000円)を販売する。さらに今年から新たに桟敷席の下流側に「イス席」を1000席(3000円)を用意し販売する。 全マス(6人用)の残りは602升で、9月3日午前9時から霞ケ浦文化体育館(大岩田)窓口で販売する。午前7時から、並んだ人に抽選番号を配布し抽選とする。 半マス(3人用)の残りは100升で、いす席1000席と併せて、9月10日正午から17日午後11時までインターネットなどで申し込みを受け付ける。イス席のみ電話でも申し込みを受け付け、1人6席まで購入できる。 ◆桟敷席とイス席販売に関する問い合わせは市商工観光課内の同実行委員会事務局(電話029-826-1111) ➡土浦市長の過去の会見はこちら
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