【鈴木萬里子】筑波学院大学(つくば市吾妻)で5日夕方「七夕祭り」が開かれた。クラブやサークルなどが体育館1、2階に射的、パズル、駄菓子すくいなど9つのブースを出した。6つ以上のブースを回ると豪華賞品が当たるスタンプラリーも催された。

学生団体「学友会」(寺門達輝会長)と、15団体で構成するクラブ・サークル連合会(田村拓也会長)が主催した。前年度末に行われた学生生活アンケートで「学生のイベントが少ない」という声が出たことから、「まだ無い夏の学生イベントを作ろう」と学生4人が企画し、4月中旬から各クラブやサークルに参加募集をするなど準備を進めてきた。

映像研究同好会のキャラクター「みかんマン」を、7分間の映像の中でいくつ見つけられるかを競うユニークなブースもあった。

3日来日し、同大で約1週間、短期研修をしている台湾・中華大学の学生も七夕祭りに参加した。射的に挑戦した鄭心慈さんは「台湾の夜市でも射的はあるが、今回初めてやった。とても面白かった」と話し、最高得点300点の的を撃ち落として笑顔だった。

祭りが最高潮に達した頃、同大で学生食堂を運営するフランス料理店「グルマン」(内田十九二オーナー)から唐揚げとピザ100人分の差し入れがあり、学生らはたくさんあった皿をすぐに平らげた。

スタンプラリー抽選会ではディズニーペアチケット、腹筋ベルト、ロボット掃除機、多機能アロマ、扇風機などの豪華な景品が出され、会場は大盛り上がりだった。

参加者の投票で決まる一番楽しめた団体にはジャグリングサークル Farce(ファルス)が選ばれた。

イベントの中心となって活動した学友会の寺門会長は「準備が大変だったので、実現出来て良かった」と振り返り、連合会の田村会長は「メンバーの4人はほかにもいろいろな役を抱えているのに、この企画にも熱心に参加してくれた」と、仲間への感謝を述べた。

学生食堂「グルマン」差し入れの唐揚げとピザを味わう学生=同