筑波学院大学(つくば市吾妻)で12日、卒業式があり、経営情報学部経営情報学科の87人と国際別科の留学生24人の計111人が同大を巣立った。大島慎子学長は「新しい時代を切り拓くエネルギーと使命感をもち、一回りも二回りも大きく成長してください」などと祝福の言葉を送った。

大島学長は「皆さんの日常は選択の連続。正しい選択には状況判断力が必要で、判断力を磨くには多様な経験が必要。常に好奇心と向上心をもって周囲を観察し、多くの人と交流し活動してほしい」と語り、「皆さんは、本学であふれる情報を選び、優先順位を付け、知識を応用する力を付けたので、自信をもって前に進んでください」などと激励した。

さらに現代のグローバル化時代に求められている人材について触れ「自分と異なる社会的背景を持つ世界の人々の優れた面を学び、率直に意見を交換してください。誰が正しいではなく、何が正しいかと考え、何が正義かという視点で判断してください」などと話した。

卒業生を代表して答辞を述べた飯島直幸さんは、学園祭実行委員会での体験や、地域の企業やNPOで働いた経験を振り返り「いつでも、どんなときでも、仲間と共に在ったかけがえのない時間だった。大学で学んだことを胸に社会人としての第一歩を踏み出したい」などと述べた。

式典の後、卒業アルバムの撮影や卒業祝賀パーティが行われ、卒業生らは別れを惜しんだ。