《学生インタビュー》6  セグウェイがまちと私の距離縮めた

OCP活動で上がり症が和らぎ、卒業後は接客業も視野にいれる豊田モナミさん

筑波学院大学3年の豊田モナミさんは、つくば市をキャンパスにした同大の社会力育成プログラム「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」で市政策イノベーション部科学技術振興課が主催するセグウェイプロジェクトに参加した。セグウェイとは立ち乗り式電動2輪スクーターのこと。児童見守り活動やインストラクターとして試乗会で操作方法を指導した。「地域社会に溶け込んで貢献できる活動」と振り返り、「ながらスマホ」の危険性を呼びかける。

経営情報学部ビジネスデザイン学科3年
豊田 モナミさん
栃木県立真岡女子高校出身

 

―近未来を感じさせるセグウェイプロジェクトに参加されました。なにか理由があったのでしょうか?

私は人一倍内弁慶で、1年生の時に学年全体を前に朗読しましたが、頭から湯気が出るほど緊張して膝はガクガク、声は震えました。そんな私に何ができるか迷っていたら、地域コミュニケーション担当の先生に「ここがお薦めよ」と背中を押されて決めました。

―楽しかったことや苦心されたことはありますか?

主な活動は近隣の市立小学校と連携し、セグウェイに乗って児童の下校を見守るパトロールでした。クリスマスが近くなってヘルメットにサンタ帽を付けて行ったら「サンタさんだー」と子どもたちが近寄ってきました。あの時の笑顔は今でも忘れられません。

「まつりつくば」会場や牛久大仏、JICA(国際協力機構)筑波で行われたセグウェイ試乗会で、安全に走行できるようサポートするのも活動の一環でした。セグウェイはアクセルやブレーキがなく、重心移動で動きをコントロールします。体を前に倒すと進み、真っ直ぐにすると止まりますが、進むより止まる方が難しい。余分な力が抜けて直感的に運転できるまで、丁寧に指導することで搭乗者と親交を深めることができました。

JICA筑波での試乗会は来日している研修員が対象で英語で指導しました。市職員のアドバイスを受けて「安全な乗り物」であることを伝えるために、身ぶり手ぶりを交えて笑顔で乗り切りました。その一方で、研修員の英語が聴きとれずにパニック状態になりましたが、楽しそうにセグウェイに乗る研修員の皆さんの様子にホッとしました。

JICA筑波=つくば市高野台=で研修員にセグウェイの乗り方を指導する豊田さん(左から2人目)

―活動を通じて気づいたことはありますか?

通行中の市民に挨拶しながらの小学校区の見守りは、児童の交通安全と防犯に役立ち、地域社会に溶け込んで貢献できる活動だと感じました。また運転中や歩行中の「ながらスマホ」が多い事に気づきました。自戒しつつ、「ながらスマホ」が児童や高齢者にとって危険な行為だと呼びかけていきたいと思います。

―活動する前と後で何か変わりましたか?

前よりは人前で緊張しなくなったことです。言葉のキャッチボールまではいきませんが目標だったコミュニケーション能力の向上につながりました。背中を押されて運営に関わりましたが、人への苦手意識が吹っ切れた今は活動できたことに感謝しています。

(インタビュアー:橋立 多美)