社会貢献活動で地域とつながった 筑波学院大生が成果報告

OCP活動の成果を報告する学生

【伊藤悦子】筑波学院大学(つくば市吾妻)の学生たちが、地域に出て地元企業やNPO、自治体などで社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」の2019年度報告会が27日、同大で催された。OCPは2005年の開学以来、今年で15年目となる。

24組54人の学生たちは、それぞれが取り組んだ活動や成果、苦労したことなどをスライドや画像、動画を使って報告した。

「子ども食堂竹園土曜広場」(つくば市竹園)で活動を行ったベトナム人留学生で2年のブイ・テイ・トゥイさんらは、言葉の問題で最初はコミュニケーションがなかなかうまくとれず苦労したが、ベトナム料理を振る舞い、あまり知られていないベトナム文化をスライドで紹介することができたと報告した。

ブラジル人学校「インスチトゥトエドゥカーレ」(つくば市大貫)で、ブラジル人の子供たちに日本語を教えた2年の青木晶さんらは「子供たちは最初日本語が分からなかったが、絵やジェスチャーを入れて分かりやすくしたり、ゲームを取り入れて楽しく教えるなどの工夫をした。だんだん上達してうれしそうだった。日本語指導教員は少なく、少しでも貢献できたのでは」と成果を話した。

これに対し学生を受け入れた同学校は「報告をとてもうれしく聞いた。生徒たちが笑顔で楽しんで勉強してくれた。生徒たちの心に残る日本語の授業になったと思う。来年も引き続き来てほしい」と感謝の気持ちを伝えた。

3年生のOCP活動は選択科目で、白紙の状態から自ら企画し活動する。茨城県の観光フリーペーパー作りに1人で取り組んだ菅野萌々子さんは、得意のイラストを生かして県内の名所をキャラクター化することを思い付いた。「茨城県に関心を持ってもらうためには分かりやすいだけではだめ、独りよがりになってはいけない」などを考えながら作成したと振り返った。

OCP奨励賞は、アートタウンつくば大道芸フェスティバル実行委員会のビデオ制作に取り組んだ活動と、サイクリングの企画を通じて茨城の魅力をアピールするつくばインターナショナルサイクリングに取り組んだ2組に授与された。

望月学長より表彰される奨励賞の2チーム5人の学生たち=同大

総括をした古家晴美教授は「地域とのつながりをアピールしたところが多かった。2年にわたって活動したチームもあった。1年間だけでなく続けることが大切」などと話した。

望月義人学長は「学生たちは貴重な体験をした。OCP活動は『つくば市をキャンパスに』と言っているが、活動地域は広がっている。あらゆるところをキャンパスにしてほしい。OCPを受けて入れてくれている皆さん、アドバイザーの皆さん、引き続きお願いします」とあいさつした。

学生を受け入れて通算10年となる「アジア友情の会」に望月学長から、10年の感謝状が贈呈された。

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