《学生インタビュー》25 セグウェイで下校児童を見守り 姿勢正すようになった

セグウェイに乗って児童の下校を見守る高梨さん(左)=つくば市吾妻

筑波学院大学(つくば市吾妻)は、学生たちが地域に出て社会貢献活動をする「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」に取り組んでいる。同大経営情報学部ビジネスデザイン学科2年の高梨太佑さんは、同大「セグウェイプロジェクト」のリーダーとして搭乗型モビリティーロボット「セグウェイ」に乗り、市立吾妻小学校児童の下校見守り活動を行っている。

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科2年
高梨太佑さん

筑波学院大学にあるセグウェイの横に立つ高梨さん

―どのような活動をしているのですか?

下校時に小学校周辺をセグウェイに乗って見回り、小学生に注意を呼び掛けたり、声を掛けたりしています。10月から12月20日までの活動で、週に3回(水・木・金)行っていますが、私は木曜と金曜の2回を担当しています。

つくば市は2011年からモビリティーロボット実験特区になっているので、活動を通したセグウェイの安全性についても市に報告しています。

―OCPの中で、この活動を選んだ理由は?

私は1年生のときから地域のイベントや大学のオープンキャンパスなどで、セグウェイに乗っていました。1年間活動してみて、セグウェイの面白さを皆にもわかってもらいたいと思ったのがきっかけです。セグウェイがもっと一般に広まるのではと期待しています。将来、通学にも使えるといいなと思いますね。

―児童を見守る活動をやってみていかがですか?

本当に元気な子が多くて楽しいです。元気な分、周りが見えてないときがあるので、見守りは必要で重要だと思いました。

セグウェイでの見守りの利点は、まず目立つことです。珍しい乗り物ですし、特に小さな子からは注目も浴びます。注目を浴びる存在から声を掛けられることは、小さな子にとってかなり効果的だと思います。不審者も近寄りにくいと思います。

―子どもたちの反応はどうですか?

「気を付けてね」「自転車が来るよ!」など注意すると、ちゃんと聞いてくれます。顔なじみの子もできて楽しいです。中には「セグウェイだ!」といって手を振ってくれる子もいます。「待てー」と言って追いかけて来る子もいますよ。「触りたい!」という子もいます。

「セグウェイに乗ってみたい」と興味を持ってくれる子も結構いるんです。ただ乗ることができるのは16歳以上なので「大きくなったら乗ってね」と話しています。

―見守り活動を通して自分自身にも変化があったそうですね。

はい、セグウェイに乗っていると、人の注目を浴びます。そのため自分の姿勢や振る舞いに注意をするようになりました。姿勢の矯正が自然にできるようになったと思います。

実はセグウェイのこういった効果は、すでに米国のディズニーパークでも実績があるんです。以前は態度があまり良くない従業員もいたそうです。しかしそういった従業員をセグウェイに乗せるようになったら、人の注目を浴びることですごくきちんとするようになったとか。お客さんにも喜ばれるようになったそうです。「きちんとするようになる」、これは自分でも実感しました。

―セグウェイはバランスをとるのが難しそうですが誰でも乗れるものですか?

慣れてしまえばだれでも乗れますよ。坂道も登れます。乗れるまでの練習の難しさは自転車とほぼ同じ、またはもう少し簡単ですね。乗るときにはヘルメットを必ずかぶるなど注意事項を守るのは必要です。大学からつくば駅前広場まで実験特区ですから、セグウェイに乗って行けますよ。

―大学ではどのようなことを学んでいますか?

情報デザイン科でプログラミングを学んでいます。大学に来たら、時々英語の授業には出ますが、あとはひたすらプログラミングのことを勉強しています。午前中はパソコンに向かっています。

―将来の夢は?

プログラマーです。高校の時からずっとプログラマーになりたいと思っていました。ゲームを開発したりパソコンを使う仕事なら自分の能力を発揮できると思います。広い分野でプログラミングを学んで対応できるようになりたいと思います。

(聞き手:伊藤悦子)

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