《学生インタビュー》21 パソコンボランティアを体験、相談受け止める姿勢学ぶ

野中まりえさん=つくば市吾妻、筑波学院大学

筑波学院大学
経営情報学部ビジネスデザイン学科3年
野中まりえさん
筑波学院大学(つくば市吾妻)は学生が教室から地域に出て、NPOや企業などと社会貢献活動をするオフ・キャンパス・プログラム(OCP)に取り組んでいる。経営情報学部ビジネスデザイン学科情報デザインコース3年の野中まりえさん(24)は、パソコン操作で困っているつくば市の高齢者や障害者を対象に、無料で操作をサポートしている「つくばパソコンボランティアサークル」で活動した。

―なぜパソコンボランティアサークルに参加したのですか。

私は、父が経営している電子部品販売会社「アイ・ピイ・アイ」(稲敷市)でアルバイトをしているのですが、自社製品の問い合わせを受けたり、使い方の相談を受けたりしています。相談を受ける際の勉強になればと参加しました。

―どんな活動をしましたか。

つくばパソコンボランティアサークルでは毎月2回、第1と第3土曜日に大穂庁舎2階のボランティアセンターでパソコンの相談を受けたり、家からなかなか出られない人向けに自宅を訪問して配線を確認したり、パソコンの使い方を教えたりしています。

初心者の方からの相談に応じるばかりでなく、メモリーを増やすため本人に部品を買ってきてもらって、一緒に組み込んだり、できる範囲で修理のアドバイスをすることもあります。

私は昨年7月初旬から10月までの月2回、大穂庁舎で開かれている定例の相談会に参加しました。「画面がおかしくなってしまった」とか「文字が大きくなって元に戻らない」などの相談に応じたりしました。

ほかに、文章を書いている方から、どういう表現がいいかなどの相談を受けたり、世界遺産をどれだけ知ってるかなど、パソコンとは関係ない世間話もしました。とてもはつらつとされている方が多かったです。

1人では手に負えない相談を受けたときは、スタッフ皆がその人のパソコンの前に集まって、いろいろ言い合ったり知恵を出し合いながら、スタッフ総出で対応することもありました。

―活動を通して学んだことや印象に残ったことはありますか。

相談に来られる方は、ローマ字入力が難しいというパソコン初心者の方から、音楽の編集ソフトを使いたい等、とても使い慣れた方までおり、通常のパソコン教室では見られない幅の広さを感じました。

スタッフの対応も、「パソコンが動かない」とか「メールが送れない」という相談を受けると、技術的なことのほかに、「電源はきちんとつながってますか」とか「メールアドレスの打ち間違いはないですか」といったことも尋ねます。スタッフの方はどんな幅広い相談もさらっと受け止めて動じない、慣れてるなと思いました。

それから、パソコンを破棄する際はリサイクルが義務付けられていて、場合によってはデータのバックアップやメモリーの抜き取りが必要にあります。私の会社ではパソコンはほとんどリースで、使わなくなったら返却するだけだったので、今後パソコンを破棄する時に参考になりました。

つくばパソコンボランティアサークルの相談会で、相談を受ける野中さん(右)=つくば市筑穂、大穂庁舎(つくばパソコンボランティアサークル提供)

―お父さんの会社でアルバイトをしているということですが、どんな仕事をしているのですか。

自社ホームページの作成や、海外のメーカーとメールで電子部品の取り引きをしているのですが、英語でのやりとりなどを担当しています。

―英語が堪能なんですね。

小学校卒業後5年間、イギリスに留学していました。イギリスの小学校を卒業し、中学校の途中で、事情があって帰国しました。イギリスと日本とでは学校の制度が違うので、帰国後、認定試験を受けて日本の中学卒業の認定を得ました。その後、通信制高校に入り高校を卒業しました。卒業後、父の会社で働いているのですが、大学を出た方がいいという母の勧めで筑波学院大学に入りました。

―大学ではいま何を勉強していますか。

パソコンのプログラミングやウェブデザイン、パソコンの文書処理やデータ活用などを勉強しています。資格取得にも力を入れている大学なので勉強は大変ですが頑張りたいと思います。それから今はまだ英検2級なので、卒業するまでに1級をとりたいです。

―将来の目標は何ですか。

父の会社で働き、会社の力になれたらと思います。

(聞き手・鈴木宏子)

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