《留学生インタビュー》2 子どもたち100人が100キロを歩く旅 日本語学びつつ支援

つくば路100キロ徒歩の旅のようす

学生が学外で活動して社会貢献する社会参加型教育プログラム(オフ・キャンパス・プログラム)で、中国遼寧省瀋陽市出身の張婧博(チョウセイハク)さんは「つくば路100キロ徒歩の旅」に運営スタッフとして参加。県内の小学4~6年生が夏休みに5日間で100キロを歩き抜く体験型学習事業を共にした。主催は「第1回常総100キロ徒歩の旅」を実施した常総青年会議所(現茨城南青年会議所)のOBなどを中心に構成する運営協議会で、行政や教育委員会からの後援、地域の企業、団体からの協賛で運営、昨年までに12回を重ねている。

OCP活動をきっかけに日本語が上達したという張婧博さん

経営情報学部ビジネスデザイン学科4年
張婧博さん

―「つくば路100キロ徒歩の旅」の学生スタッフに挑戦しようとしたきっかけは?

もともと旅行や散歩が好きでした。スタッフ募集のチラシを見たときに、学生スタッフや社会人、そして子どもたちと5日間を共に過ごすので、より日本文化が理解できるのではないかと思ったからです。

―具体的な活動は?

マネジメント室の後方支援として休憩地の運営を行いました。100人もいるので公園のトイレは使えません。子どもが到着する前に、先回りして簡易トイレを設置、終えたら片付けをしました。弁当、飲み物の配布では、事前にアレルギーの有無を確認して準備していましたが、間違えて配布しないようにと、そこは集中して的確に行いました。また、本番の前には危険な場所を確認するためにコースを確認したり、車を止めるための駐車場の申請をしたりしました

―活動の中で印象に残っていることはありますか?

子どもたちがお互いに励まし合いながら歩く姿にとても感動しました。私たち学生スタッフが大変な時に気にかけてくれる子どもたちもいました。日本語があまり上手ではなかったのですが、社会人スタッフが側で丁寧に教えてくれたので、日本語上達のきっかけにもなりました。

―活動していて学んだことを教えてください。

学生スタッフの仕事は役割分担がしっかりしているので、自分のチームの中で協力し合いながら仕事を行うことの大切さを学びました。また、時間を守るなど社会人としてのマナーも学ぶことができました。かつての私のように日本語がわからなくて苦労している外国人も多いと思うので、今後はそういった方々に優しく手を差し伸べられたらなと思っています。

―自然な日本語を身に付ける上でいい経験になったようですね。将来はどう考えていますか?

通訳や日本語教師、国際協力に関する仕事がしたいと思っています。そのために大学院に進学して学びを深めていきたいです。今年もつくば路100キロ徒歩の旅(第13回)のスタッフを務めます。

―つくばに来て3年、住み心地はいかがですか?

中国で4年制大学を卒業後、1年就職しました。そして祖母が住んでいるつくばに来て、留学生向けの筑波学院大国際別科に入りました。つくばは緑豊かで空気がきれいですね。最近は日本の神社を巡るのが好きで、筑波山神社や千葉県の大戸神社に行きました。歴史を感じたりお守りを買ったり楽しんでいます。
(聞き手・岡本穂高)

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