【コラム・霞ケ浦市民協会】毎回、世界湖沼会議開催の話題で盛り上がっているこのコラム欄ですが、今回は少し違う視点で霞ケ浦を語ろうと思います。湖の側では最も人口が多い土浦周辺の住民に霞ケ浦のイメージを聞くと、「あまり良くない」「近づきたくない」と言う方が多いと感じます。

水質がとても悪かった30〜40年前。私も体験しましたが、夏になると湖面が毒々しい緑色のアオコに埋め尽くされ、鼻が曲がる様な臭いが土浦駅あたりまで漂ってきました。これが原因になって「霞ケ浦=近付くなど考えられない、とても汚い」というイメージが植えつけられてしまったようです。

しかし、今の霞ケ浦はそのころとは見違えるほど水質が改善し、美しい風景を取り戻しています。でも、かつて湖水浴場が賑わっていたころ(写真で見るだけで私には記憶が無いのですが…)のように、地域の方々が観光地として楽しむ様子はあまり見られません。

ところが、都内や関西の方々に聞いてみると、霞ケ浦のイメージは悪くないのです。これは「宝の持ち腐れ」だとかねてから思っていました。そして、湖畔を舞台にした遠方の方々が集まれるイベントがあれば、きっと観光地として見直されるとの想いが私にはあります。

そこで、根っからの音楽好きの私が取り組んでいるのが『霞ケ浦KOHANロック』です。初回は、一般社団法人霞ケ浦市民協会が主催する「泳げる霞ケ浦市民フェスティバル」(毎年7月の第3月曜日=海の日に霞ケ浦総合公園で開催)の20周年記念事業として実現させました。

その後も、市民協会、フェスティバル実行委員会の皆さんの支援、地域のミュージシャンや音楽ファンの方々の協力、毎回楽しみに来てくださる方々からの応援をいただき、昨年3回目を開催することができました。

毎年少しずつ輪を広げ、霞ケ浦が日本中、世界中から注目されるスポットになることを目指しています。霞ケ浦が多くの方々から注目されることで、環境問題への意識が高まり、さらなる水質の向上、そして泳げる霞ケ浦へつながると考えています。

今年4回目の『霞ケ浦KOHANロック』を温かく見守っていただければと思います。(山田径子・霞ケ浦市民協会理事/KOHANロック実行委員長)