《ご飯は世界を救う》14 街の食堂・庶民の味方「大阪王将」


【コラム・川浪せつ子】皆様ご存知の「大阪王将」。似ているのが「餃子の王将」。どこが違うかご存知でしょうか。元は同じお店で、2つに分かれたそうです。つくば市には20年ほど前「大阪王将」が、数年前に「餃子の王将」が徒歩5分ぐらいの所にできました。

現在、どちらも結構なお客様が入っていらっしゃいます。今回「大阪王将」を描いたのは、私にはなじみが深いので…。

今でこそ、女性が結婚してからも働くのは普通になりましたが、私の世代ではあまり多くはありませんでした。3人の男の子育て、家事、仕事。私にはサポートしてくれる人はいなかったので、疲れ果てご飯をつくれないとき(連れ合いも激務)、「晩ご飯に安くご飯(お米)が食べられる場所」は貴重でした。近場に食堂があったのでよくお世話になりました。

ですが、数年前に高齢化で閉店。ほかにも大好きなご飯屋さんが時代とともに次々なくなっていくのは本当に寂しいです。

この「大阪王将」さんも、高齢化と人手不足を感じます。ホール(給仕)の方が私よりかなり上。でも動きがものすごくスピーディーなので驚きです。働き続けるということの重要性、偉大さを、拝見していて感じます。今回連れ合いと2人で食して、1400円でした。街の食堂、庶民の味方、頑張って欲しいです。

栄花林さん、「当分休みます」の掲示

話は違うのですが、今年3月21日掲載した「栄花林」(中華料理)さん。お店に行ったら入口に「当分休みます」。

その後、知り合いから、連休中に店主さんが亡くなられたと聞きました。その方がたまたま私の絵を見つけてくれて、絵をコピーしたものを店主さんの奥様(ホール担当)に持っていってくれました。とても喜んで下さったそうです。

この話を聞いて、絵を描いていて本当によかったと思いました。つたない絵であっても、人に喜んでもらうことができる。これこそ、私が一番望んでいることだからです。秋に、息子さんがお店を引き継ぐ計画もあるそうです。そしたらまた描かせていただきますね。(イラストレーター)

➡川浪せつ子さんの過去のコラムはこちら