地域の宝物味わって 筑波学院大で図書館カフェ

おいしいミュージアム運営スタッフの鏡田八汐さん(左)、津久井茜さん(中)、西村瑠夏さん。手前は茶葉入りのミュージアムグッズ=つくば市吾妻

【橋立多美】つくば市吾妻の筑波学院大学附属図書館1階で図書館カフェ「おいしいミュージアム」が開かれている。

同大は、昨年度から地域の社会資源の事業展開を提案する、地域デザイン学芸員を養成するプログラムを実施している。「おいしいミュージアム」は、同プログラムを受講している学生や社会人が地域文化の収集を行う一方、県内のおいしい宝物を探して付加価値化する学びの成果をプレゼンテーションする場で、定期的に図書館で開催されている。

昨年の夏と秋に続き3回目の春の営業で「さくらとめぶきの恵みをいただく」と位置づけ、牛久で育まれた日本茶を主役にしたカフェを展開している。ペデストリアンデッキに面する窓際の14席でお茶が楽しめ、中央のテーブルには「食べる」をテーマにセレクトした本約50冊が並べられている。食材や器の著書、絵本など図書館カフェならではの選書構成になっている。

運営スタッフは、地域デザイン学芸員を志望する同大経営情報学部ビジネスデザイン学科4年の3人。白ブラウスと黒のエプロン姿で接客し、おしゃれなカフェの演出に一役買っている。

来館者にお茶をサービスする鏡田八汐さん=同

牛久女化の茶園で栽培・加工された煎茶、ほうじ茶、和紅茶(各300円)、ラテ(400円)、行方市産の大粒イチゴを用いたイチゴのムース(300円)をシンプルな笠間焼の茶器で提供している。運営スタッフの西村瑠夏さんは「おいしくて健康にも良い日本の緑茶はニューヨークやパリなどで人気が高まっています。お薦めは香りが強すぎずコクと甘みを楽しめる和紅茶」と話す。

受講生たちが開発したミュージアムグッズも展示販売されている。牛久女化には命を助けられた白キツネが、助けた男に嫁いで恩返しするという物語が伝わる女化稲荷神社があることから、「きつねのよめいり」と名付けて5種類の茶葉をパッケージデザインしたもの。「キッチンが華やぐし贈物にも最適。生活シーンで活用してほしい」と西村さん。

ミュージアムの一角には、社会人の地域デザイン学芸員4人による「私が探した地域の宝物」と題したパネルがある。地域に息づく物語や人々が創出するにぎわい、旅の思い出などが展示されている。

◆「おいしいミュージアム」の会期は5月31日(金)まで。月、火、木、金曜は午後1時~同4時、土曜は午前10時から午後2時。日、水曜は休館。4月28日~5月6日は連休。7日以降は筑波学院大学のホームページ(https://www.tsukuba-g.ac.jp/)で確認ください。

食に関する本がセレクトされたコーナー。後方は地域デザイン学芸員によるパネル展示=同

筑波学院大学附属図書館=つくば市吾妻